『オートチェス:オリジン』初の世界大会に日本から出場した“tuttu”選手&“Bomeron”選手にインタビュー!勝負を分けた駒選択の裏側に迫る
2019-11-08 18:00
2019-10-31 18:00 投稿
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Auto Chess:Origin(オートチェス オリジン)
2019年10月25日~27日の3日間、Dragonest Gameが配信中のスマホアプリ『オートチェス:オリジン』による初の世界大会“Auto Chess Invitational 2019”が、中国・上海正大プラザにて開催された。
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全世界のトップ棋士32名が集結した本大会には、アジアサーバーランキング1位の実績により招待枠での出場となったtuttu選手、アジア最終予選にて2位に輝き出場権を得たBomeron選手ら、日本人選手2名も出場。
本稿では、初代世界チャンピオンの称号と賞金総額100万ドルを懸けた激闘の模様を、日本人選手の活躍を中心にお伝えする。
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▲tuttu選手。
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▲Bomeron選手。
大会初日の準々決勝は、全32名の出場選手が8名ごとにグループ分けされ、各グループごとに3試合を戦ったうえでの上位4名が準決勝に進出するというルールで実施された。
日本代表として活躍に期待がかかるtuttu選手とBomeron選手だが、ふたりが配置されたのは同じBグループ。なんと、いきなりの同郷対決となってしまう。
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第1試合ではBomeron選手がウォリアービーストを使って1位、2試合目ではtuttu選手が意表を突いたデーモン構成で1位と両名とも好スタートを切るが、第3試合にて明暗が分かれることに。
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▲tuttu選手は構成のカギとなる駒が引き込めず、惜しくもグループ5位で敗退。一方のBomeron選手は安定した成績で3位入りを果たした。
tuttu選手からタスキを受け取ったBomeron選手は、2日目の準決勝でも好調ぶりを見せつける。
全4試合の初戦ではメイジ構成を目指すプレイヤーが多い中、序盤からしっかりとライフを残しつつメイジ対策を整えて粘りきり、1位でフィニッシュ。
さらに第4試合では理想的なドラゴンメイジ構成を作って連勝を重ねていくと、YeQen選手との一騎打ちを制してふたたび1位に立ち、見事決勝進出を確定させた。
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▲第4試合、“海賊王”や“ドラゴンナイト”といった強力な駒を★3にして52ラウンドにも及ぶ総力戦をものにし、総合2位で最終日へと駒を進めたBomeron選手。
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最終日の決勝戦では全6試合が実施され、各試合ごとの順位に対応して付与されるポイントをもっとも稼いだプレイヤーが優勝となる。
決勝進出を決めたのは、以下の8名。
【決勝進出者(敬称略)】
・JINSOO(韓国)
・Bomeron(日本)
・CHUCK(アメリカ)
・SHREDDED(パキスタン)
・SEIKO(ドイツ)
・KONG(中国)
・ARCH DEVIL(中国)
・LAND(韓国)
決勝初戦は、中盤にSEIKO選手がゴブリン6を完成させたことで大きく試合が動き出す。
ビーストウォリアーで序盤から連勝を重ねていたKONG選手などが対ゴブリン戦に苦戦する一方、Bomeron選手は相性のいいメイジ構成を進めていたことが功を奏して3位まで浮上。
Bomeron選手は“水のスピリット”★3の火力を活かして残りライフ20から驚異の粘りを見せるが、最後は“深海の歩行者”を出してメイジ対策を固めたSEIKO選手に軍配が上がった。
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▲2位のARCH DEVIL選手との直接対決でも難なく勝利するBomeron選手だったが、続くSEIKO選手の軍勢の前に敗退。
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▲第1試合の結果はこちら。
SHREDDED選手、LAND選手らがグレーシャーを使った連敗戦術を進める中、ウォリアー構成で調子よく滑り出したのはCHUCK選手。
同じくBomeron選手も序盤に重なったウォリアーを生かしつつ混成ハンターを目指すが、うまく“ライフルマン”を引けなかったことが響き5位フィニッシュとなった。
終盤ではKONG選手の混成ハンターが圧倒的な火力を見せ、CHUCK選手、JINSOO選手らを相次いで破り1位に躍り出た。
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▲JINSOO選手を相手に、現環境で注目されている混成ハンターの強さを改めて見せつけたKONG選手。
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▲第2試合の結果はこちら。
8名中4名がメイジ構成を選んだことで、それ以外の選手のメイジ対策が注目される展開に。
Bomeron選手は壁役が重ならないきびしい状況の中でも、マリーンシナジーを活かした混成ハンターで粘り強く戦うが、じわりじわりとライフを削られて6位となった。
ここでトップ争いをくり広げたのは、連敗戦術でライフ9割を犠牲にゴールドを稼いだSHREDDED選手と、序盤から余力を十分に残していたJINSOO選手。
一時はSHREDDED選手が押し切るかに思われたが、最終盤にて“嵐のシャーマン”などの強力なユニットを育て切ったJINSOO選手が競り勝った。
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▲熾烈な争いとなるも、SHREDDED選手のナイトの軍勢を迎撃することに成功したJINSOO選手。
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▲第3試合の結果はこちら。
第3試合と似た展開になったが、ここでもJINSOO選手が“熊のドルイド”★3を活かし1位に。またもSHREDDED選手のナイト構成を寄せ付けなかった。
一方、“光刃の騎士”や“煉獄の騎士”、“不死の騎士”をうまく引き当て、グレーシャーナイトと混成ハンターの両方の可能性が見えていたBomeron選手。
しかしBomeron選手はその後不運が続き、“氷河の呪術医”を★3にするなど粘るも残念ながら8位フィニッシュとなった。
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▲再三見せているメイジ構成で、2連勝を果たしたJINSOO選手。
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▲第4試合の結果はこちら。
早い段階で“セイウチボクサー”を★3にしたKONG選手、“裏切りのデーモン”と“デーモンハンター”を★2にしたARCH DEVIL選手の両名が連勝を重ねていき、下位の選手がライフを残し辛い状況となった。
Bomeron選手はゴブリンの火力を活かしてその猛攻を耐えつつ、さらに複数のプレイヤーが使っていた“ライフルマン”を対策すべく“毒竜”を採用したドラゴンメイジで奮戦するも、5位にてフィニッシュ。
終盤にいたっても、ビーストウォリアーを完成させたKONG選手の牙城を崩せる者はおらず、KONG選手が大きなリードを保ったまま1位を獲得した。
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▲ラウンド14時点で完成したKONG選手の“セイウチボクサー”★3が、容赦なく下位選手に襲いかかる。
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▲第5試合の結果はこちら。
Bomeron選手、SHREDDED選手、LAND選手の3名が連敗戦術を取るという、最終戦ならではの意地のぶつかり合いが見ものに。
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Bomeron選手は連敗ディバインメイジからメイジ6へと移行していくが、グレーシャーを育てていたプレイヤーたちに一歩及ばず6位となった。
1位はウィングスハンターを選択したARCH DEVIL選手だったが、ここまで安定して高順位を保っていたJINSOO選手の優勝の芽を摘むまでにはいたらず。
ハンターを主軸に最終戦を5位で終えたJINSOO選手が、総合獲得ポイントでわずかにARCH DEVIL選手を上回り、優勝を確定させた。
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▲優勝は逃したものの、ウィングスハンターで最終戦1位となったARCH DEVIL選手。
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▲第6試合の結果はこちら。
3日間にわたる激闘を終え、栄えある初代世界チャンピオンの座を手にしたのは韓国のJINSOO選手となった。
総合2位のARCH DEVIL選手とはわずか1ポイント差の接戦となったが、初日から見せていた安定感の高さは決勝の舞台でも遺憾なく発揮されていた印象だ。
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▲優勝したJINSOO選手には、賞金45万ドルとトロフィーが贈呈された。
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▲決勝戦の最終結果はこちら。
また、決勝戦でも堂々たる戦いぶりを見せて世界7位となったBomeron選手。惜しくも準々決勝敗退となったものの、マッチ1位に輝くなどしたtuttu選手ら2名の日本人選手の活躍は我々にとって喜ばしいところ。
つぎなる国際大会の開催を切に願いつつ、今後も世界に挑む日本人棋士たちの活躍に期待していきたい。
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▲大会翌日の10月28日には、上記バランス調整や新駒の“神使”、“グリムタッチ”、新ジョブのウィザードなども実装された。ぜひチェックしてみよう。
対応機種 | iOS/Android |
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価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | リアルタイムストラテジー/テーブルゲーム |
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メーカー | Dragonest |
配信日 | 配信中 |
コピーライト | © 成都龙渊网络有限公司 |
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