1. サイトTOP>
  2. 待望の魔法体験!!『ハリー・ポッター:魔法同盟』メディア向け国内デモツアーリポート

待望の魔法体験!!『ハリー・ポッター:魔法同盟』メディア向け国内デモツアーリポート

2019-07-02 12:52 投稿

魔法と拡張現実が魅せる新たな世界へ

『Ingress』や『ポケモンGO』を開発・運営するナイアンティックの“リアルワールドプラットフォーム”を活かした最新位置情報ゲーム『ハリー・ポッター:魔法同盟』の正式サービスが開始された。

この国内リリースに先駆けて、六本木ヒルズ周辺を舞台とした日本語版の体験デモツアーがメディア向けに開催された。本記事ではナイアンティックのプロダクトマネジメント エグゼクティブプロデューサーであるジョン・ヴィフィアン(John Vifian)氏、WB Games San Francisco 副社長兼スタジオヘッドのジョナサン・ナイト(Jonathan Knight)氏による説明と合わせて、実際に触れた感想をライターの深津庵がリポートする。

▼さらに詳細が語られた開発者インタビューはこちら

hpwujpdemotour01

新たなレーベルを立ち上げ構築する魔法ワールド

1997年に第1巻が刊行されて以来、73の言語に翻訳され全世界累計発行部数が5億を突破(2018年12月時点)。それを題材にした映画も大ヒットを記録。この『ハリーポッター』が、拡張現実(AR)を使うモバイルアプリになることが発表されたのは、2017年11月8日のこと。

『Ingress』や『ポケモンGO』で知られるナイアンティックとWB Games San Franciscoと共同開発であることから、シリーズのファンはもちろん、両アプリをプレイするユーザーからも多くの注目を集めた。

当日はまず、ジョン・ヴィフィアン(以下、ジョン)氏からナイアンティックがこれまでにもたらした功績。現実世界を探検することの魅力とユーザーが打ち出した大きな成果が報告された。

hpwujpdemotour02

▲「自社のアプリをプレイするユーザーの歩いた総距離は230億キロメートル以上、リアルワールドソーシャルを通じて1億9千万以上のフレンドがつながり、これまでに開催されたリアルイベントの参加総数は300万人を越えている」と最新のデータを明かすジョン氏。

その後、ジョナサン・ナイト(ジョナサン)氏より『ハリー・ポッター:魔法同盟』の日本語対応版のデータを元に遊び方とその魅力が説明された。

『秘密の部屋』や『謎のプリンス』、『炎のゴブレット』といったシリーズにあるセリフを引用して、いつもそばにある“魔法”とそのチカラを示す“潜在能力”。そして、多くのプレイヤーとの“団結”が重要であるとジョナサン氏は今作の柱を説明。これが単なる『Ingress』や『ポケモンGO』の派生でないことを感じさせるスタートとなった。

hpwujpdemotour03

▲『ハリー・ポッター』の原作者J・K・ローリング氏が生み出した世界をベースに開発する専門のレーベル“ポートキーゲーム”についても説明。ゲーム中に使われているBGMはもちろん、細部に渡るデザインまで品質保証されたものだ、とジョナサン氏は自信を持って語った。

本作の物語は、マグル(人間)の世界に“魔法の形跡が現れる”という危機が発生。これを受けて魔法省が事態収拾のため魔法使い、つまりプレイヤーに“痕跡”の回収を呼びかけるところから始まる。

原作では“魔法ワールドが人間の目に触れてはならない”秘密保持法が1602年に制定。ジョナサン氏はホグワーツの授業をどのくらい聞いていただろうかとメディア陣に問いながら、いままさに恐れていた事態がこの現実世界で起こっていることを明かした。

もちろんこれは架空の出来ごとなのだが、『ハリー・ポッター』を知らない世代でも十分興味を引くアプローチ。ここまで具体的に現実世界とリンクする明確なストーリーを打ち出している点は『Ingress』に近く、コアなファンも夢中になれる奥深い世界を味わえるのだと感じられた。

hpwujpdemotour04

▲「ホグワーツの世界に住む住人ではなく、そこを卒業して現実世界にいるユーザーに招集がかかったというイメージだ」とジョナサン氏。

歩くだけで感じられる魔法の息吹

ここからはジョナサン氏とジョン氏が同行したデモツアーの感想を交えたリポートとして紹介していく。

デモツアーは記者説明会が行われた会場から少し離れた六本木ヒルズを中心に実施。フィールド上には宿屋(エネルギーを回復するための食べ物を調達)や温室(調合するための素材を育て採集)があり、それらを起点にした探索からチャレンジすることになった。

hpwujpdemotour05

▲青い建物が温室で中規模の建物が宿屋。群をぬい大きいものが砦と呼ばれるもの。一見すると情報量が多く混乱しそうだが、用途がわかればそんな心配もいらないだろう。

そして、浮遊する物体に近づくと“ランドマーク”と呼ばれる旗が立ち、触れることでさまざまなイベントが発生する。

ここで魔法の痕跡に関するヒントを獲得。エネルギーを蓄えながら集めてくというわけだ。

hpwujpdemotour06

▲『Ingress』のポータル情報が活かされているが、ゲームの目的はまったくの別物。プレイを開始して数分で『ハリポタ』の世界に飛び込んだ気分を味わえた。

また、ここまでに何度も取り上げられている“魔法の痕跡”とは、フィールド上にある浮遊している物体のこと。それに触れると一人称の画面に移行し、助けるべきもの“ファウンダブル”と、それを妨害するもの“コンファウンダブル”が登場。画面をなぞって魔法を唱えて戦うことになる。

例えるなら『ポケモンGO』でポケモンを捕獲する流れに近いのだが、今作の場合はファウンダブルを助けるための戦いであり、画面に向き合う緊張感はRPGのバトルに近い。

『Ingress』のグリフハックを彷彿とさせる魔法の詠唱は手本通りになぞるだけなのに、ついつい指先に力が入ってしまった。

hpwujpdemotour07

▲魔法の痕跡には難易度を示す“脅威レベル”が設定されている。魔法は画面に記されたラインに沿ってなぞる簡単な仕組み。『Ingress』のグリフハックが大の苦手な筆者でも、軽やかに魔法を唱えることができた。

ゲーム性を高める登録簿と魔法近いチャレンジ

助けたファウンダブルが登録される登録簿には10種類のカテゴリがあり、個々のレベルを上げることで得られる報酬も増していく。

おそらくこれは他のゲームでいう実績のような存在で、そのグレードを上げていくことが重要になるのだろう。

カテゴリの名称には“魔法生物飼育学”や“ホグワーツ校”、“闇の魔術”や“不思議な人工物”といったものから、“魔法ゲーム・スポーツ部”や“風変わり”など、名場面を連想させるワードが引用されている点が興味深い。

架空の球技“クィディッチ”が存在するのなら、いますぐにでもチャレンジしたいところだ。

hpwujpdemotour08

▲登録簿の画面上部に並んでいるアイコンが10種類あるカテゴリの一部。それぞれにどんなスキルツリーがあるのか楽しみだ。

また、『ハリー・ポッター』の世界を語る上で欠かせないのが魔法薬という存在だ。

世界各地を巡ってその原材料を探して調合する点、地域ごとに入手できる植物や種が異なる点は、ポケモンを求めて探索するフィールドワークに近いのかも知れない。

hpwujpdemotour09

▲ジョナサン氏はダンブルドアの“団結して強くなる”という教えを例に上げ、回復やサポートなどさまざまな効果を持つ魔法薬で仲間を助けることも大切だと話す。

そして注目したいのが、砦で行う“魔法使いチャレンジ”というバトル要素だ。

ここには多彩なファウンダブルが存在しており、“分霊箱”や“死の秘宝”など劇中にも登場した興味深いものが隠されている。

バトルは制限時間5分制で最大5人のプレイヤーとパーティーを組んで戦う。今回の体験ではひとつの砦に異なる敵が存在しており、何と戦うかを選ぶことができた。

戦う相手とその特性、それに対する有効な職業の選択といった要素は、『ポケモンGO』のジム&レイドバトルに近いコンテンツだ。

しかし、仲間の体力を回復するといった協力プレイは本作ならではのプレイスタイル。格上の敵と対するとき、参加メンバーと編成や作戦を考える必要が出てくるのであれば、個々が全力を尽くすレイドバトルとはまったく異なるコアなバトルが期待できそうだ。

hpwujpdemotour10

▲ARを使ってバトルをする場合、それを捕らえるのにスマホ自体を動かす必要があるが、実際に魔法を描くターンでは景色は固定されスワイプ操作に専念できた。路上で立ち止まったりせず、安全かつ邪魔にならない場所に移動してチャレンジできるのはとてもいい。

hpwujpdemotour11

▲魔法使いチャレンジで入手できるストーリーの断片は、大災厄の裏で起きた出来ごとを解明していく重要な要素。その断片はプレイヤーごとに入手できるものが異なり、それらを共有してつなぎ合わせることで理解を深めていく。ポートキーを使って飛び込む魔法界での体験も楽しみだ。

 

さて、おそらく多くのプレイヤーが気になっているのは、同社が開発する他2タイトルと何が違うのかという点だろう。

主観かつ端的に手応えを述べるとすれば、プレイヤー同士が競い合う『Ingress』とコレクター欲を刺激する『ポケモンGO』。それと比べて『ハリポタ:魔法同盟』は、欠片を集め大災厄の謎を解くというストーリー性が強く、そもそものロールプレイの方向性が違ったというのが率直な感想だ。

なお、“ポケモンGO Plus”のようなガジェット(例えば杖とか)のリリースは今現在予定はないようだが何かしらの対応に期待

hpwujpdemotour12

▲デモツアーにはジョナサン氏とジョン氏も参加。六本木ヒルズ周辺を探索しながら直接説明してくれた。

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

PORTKEY GAMES, WIZARDING WORLD, HARRY POTTER: WIZARDS UNITE, characters, names and related indicia (C) and ™ Warner Bros. Entertainment Inc. Publishing Rights (C) J.K. Rowling. (C)Niantic, Inc. All Rights Reserved (s19)

ハリー・ポッター: 魔法同盟

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
このゲームの詳細を見る
ジャンルその他
メーカーナイアンティック/ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
公式サイトhttps://www.harrypotterwizardsunite.com/ja/
配信日配信中
コピーライト

最新記事

この記事と同じカテゴリの最新記事一覧