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“特撮とクロスオーバー”斬新な切り口で制作されたスクエニ新作RPG『ゲシュタルト・オーディン』について訊く

2018-10-26 12:00 投稿

特撮へのこだわりを込めた3人のキーマンにインタビュー!

スクウェア・エニックスとAimingが共同開発したスマホ向けRPG『ゲシュタルト・オーディン』の正式サービスが2018年10月18日に開始された。

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本作は、さまざまな作品の人気キャラクターが登場するオリジナルストーリーと、マップ探索型&セミオートバトルの王道スマホMMORPG。

実写と3Dアニメを融合させたPVや、そこに登場する特撮ヒーロー調の男の姿などでも話題を呼んでいる。

本稿では、スクウェア・エニックスの第10ビジネス・ディビジョンでディビジョン・エグゼクティブとプロデューサーを兼任する渡邉勇樹氏、Aimingの企画・運営グループディレクターである小林茂氏、同マネージャーの吉木崇氏の3方にインタビューを実施。

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▲左から、スクウェア・エニックスの渡邉勇樹氏、Aimingの吉木崇氏、同じく小林茂氏。

ゲームのコンセプトや参戦作品の選考基準、PV撮影の舞台裏から今後の展開まで、さまざまなことを伺った。

既存の“コラボ”とは一線を画する“クロスオーバー”

――本作のゲーム内容や見どころについて教えていただけますか?

小林茂氏(以下、小林) 本作は、スマホに最適化された比較的オーソドックスなMMORPGです。とはいえ、グラフィックはかなりリッチに作っていまして、バトル中のスキルや敵の表現がかっこよく見えるように意識しました。たとえば、“アポシオシス武器”という最高レア度の装備があるのですが、スキル演出だけではなく武器に宿ったキャラクターのカットインが入ったり、ロボットのようなものを召喚して攻撃したりと、かなり迫力あるものになっているのではないかと思います。

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▲こちらが“アポシオシス武器”の演出。CGアニメーションも含めて、必見だ!

――MMORPGということですが、マルチプレイ、ソロプレイ、それぞれの遊びかたはどのような形式でしょうか?

小林 マルチプレイでは、プレイヤー同士で最大5人のパーティを組んで強力なボスと戦っていきます。また、ソロプレイ向けにゲーム内のキャラクターで編成を組むことができる“バディシステム”も用意しました。最大4人のバディを連れて行くことができるので、ソロでも気軽にパーティメイクが楽しめます。たくさんのキャラクターに興味を持っていただきたいので、バディを育成していくと、そのキャラクターと仲が深まってイベントが発生するなど、キャラクター固有のエピソードなども盛り込みました。

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▲美少女キャラと連絡先を交換できる、うれしいイベントも。

――本作には多数の作品がクロスオーバー参戦するということですが、ゲーム内にはどのように関わってくるのでしょうか。

小林 スマホアプリでコラボというと、一時的にゲストとして入ってくるような形だと思いますが、『ゲシュタルト・オーディン』ではメインストーリーの中にガッツリとキャラクターが入りこんで、物語が進行していくというところが大きなポイントですね。

――ゲームを始めた瞬間から、主人公の味方として活躍してくれるような形でしょうか?

渡邉勇樹氏(以下、渡邉) 配信開始直後のバージョンだと、クロスオーバー作品のキャラクターたちは、謎めいた立ち位置で出てくることが多いです。たとえば、『ロマンシング サガ2』のロックブーケがどんな意図で動いているのか、なぜ日本名を持っているのか、などということは、出会ったときにはまったくわからない状態になっています。真相は今後明かされていくので、ぜひご期待ください。また、キャラクターによっては、特定の作品に焦点を合わせた特別イベントや、専用のシナリオが出る可能性もあります。

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▲本作のメインストーリーでは、“望月繭”という名で登場するロックブーケ。彼女の目的とはいったい……!?

“異世界転生モノ”を意識したシナリオデザイン

――今回、スクウェア・エニックスさんとAimingさんが共同開発することになった経緯を教えてください。

渡邉 吉木さんと僕はもともと同じ会社にいまして、僕がスクウェア・エニックスに移ってからも、「何かしらいっしょに仕事をしよう」という話をずっとしていたんです。それで今回、タイミングがあったので作ろうということになりました。

吉木崇氏(以下、吉木) メンバーのなかには、過去にいっしょに別会社で働いていたメンバーもいます。全員というわけではないですが、主要なメンバーはそういった面々ですね。

――本企画は、どのような構想からスタートしたのでしょうか?

渡邉 MMORPGというと“剣と魔法のファンタジー”が比較的多いですよね。本作では少し変化を出すために“現代”を舞台にしようと思い立ちました。しかし、現代世界をそのまま作るとなると工夫が無いので、現代をベースにファンタジー要素を加えていく形になりました。ちょうどアニメ業界では“異世界転生モノ”が流行っていたという背景もありました。

――他作品のクロスオーバー参戦というアイデアも、その時点からあったのでしょうか?

渡邉 作りはじめた当初は、クロスオーバーの構想はなかったんです。しかし、制作が進むうちに「(現代ファンタジーだけでは)引きが弱くないか?」と思いまして(笑)。本作は、さまざまな強者を異世界から召喚するという世界観なので、クロスオーバーという扱いならば、許可をいただけた作品も活かしやすく、本作とマッチする手法だったわけです。

――世界観構築やシナリオ制作といった部分では、どのような苦労がありましたか?

渡邉 ストーリーに関して、当初は外部のシナリオ会社さんなどにお願いしていたのですが、途中で契約が整って新規参戦キャラクターが入ってくると、監修をいただく部分も多くなり、外部に委託するのは難しいという結論になりました。現在は、弊社とAimingさんの共同でシナリオを書いております。

――さまざまなジャンルの作品からの参戦が決定していますが、どのような選出基準があったのでしょうか?

渡邉 基本的に、弊社とAimingさんでは取れない領域へのアプローチですね。弊社が保有しているデータや、モニター調査などの結果をもとに、自分としてもなじみの深い作品を選んでいきました。

――今後、新たにクロスオーバーしたいジャンルや、クロスオーバーによって実現したいことはありますか?

渡邉 ジャンルに関しては、ほぼやり尽くしたかなと思っています(笑)。しかしまだ魅力的な作品はたくさんありますから、現在も継続してお声がけさせていただいております。ぜひ皆さんには、参戦キャラクター同士の掛け合いなど、原作では起きない場面に注目していただきたいです。そういった“クロスオーバーならでは”の部分に力を入れていきたいと思っています。

特撮とアニメの融合を目指した変身システム

――本作には、“特撮”と“アニメ”というふたつのテーマソングが用意されていますが、その狙いをお聞かせください。

渡邉 いま、アニメの『SSSS.GRIDMAN』に参戦いただいていますが、あのタイトルも、もともとは特撮だったものが現代の技術でアニメにされています。それもきっかけのひとつですが、本作は“アニメと特撮の融合”が大きなテーマなのです。最初は特撮のほうの比重を高めに作りはじめていたのですが、アニメの比重も大きくしていかなければ上手く調和しないだろうと思いまして、調整をしていきました。今回、アニメバージョンのテーマソングを水瀬いのりさんにお願いしたのはそういった経緯になります。

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▲特撮の『電光超人グリッドマン』から、TVアニメ『SSSS.GRIDMAN』としてリファインされたグリッドマンが本作にも参戦!

――特撮ヒーローへの並々ならぬこだわりが感じられます。とくにこだわったポイントはどの部分でしょうか?

渡邉 実際に特撮ヒーロースーツを作ってしまったところでしょうか(笑)。スーツの基本造型は決まっているのですが、実際のスーツには可動域があるため、ゲーム、実写PV、CGムービー、それぞれに合わせてデザインの最適化もしています。

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――“東京ゲームショウ2018”で公開された実写PVは、とても革新的で目を引きました。

渡邉 こうしたPRの手法をとった背景としては、市場関係が大きく影響しています。新作ゲームにユーザーさんを呼び込むのはかなり難しい時代だと思います。特撮が好きな方や興味のある方に、ゲーム内で特撮をアピールするだけでは伝えきれない。やはり、「実際に映像がないと特撮とは言えない!」と思って制作に至りました。あのPVは、市場環境とやりたかった部分がミックスされて生まれた部分ですね。

――レインボーブリッジを臨んだロケーションはとてもインパクトが大きかったです。何か制作秘話はありますか?

渡邉 レインボーブリッジは動画として見るとキマっているのですが、じつはあの場所しかロケ地が押さえられなかったんです(笑)。あとは、教会のシーンなど、出演者の皆さんのスケジュール調整が難しい状態にあったため、あたかもその場にいるような編集を加えるなど、随所に工夫を加えていますね。

――今後、実写映像作品を展開するなどといった可能性はありますか?

渡邉 すでに鳳神ヤツルギさんや、ヤバイ仮面さんたちと“2018日本ローカルヒーロー祭”でコラボショーを実施した実績もあります。現状は、現場がゲームでいっぱいいっぱいになっていますが……今後の展開としては、やはり実写方面も拡張してやっていきたいとは思っています。

――ゲーム内での変身システムの詳細についても教えていただけますか?

小林 物語の途中から“変身”の機能が解禁されます。変身することで各種パラメーターが大きく上昇するため、敵の強力な攻撃を耐えたり、敵を一気に倒したりといったことができるようになると思います。まさに戦隊ヒーローが、敵のボスが出現したときにみんなで変身して倒すような感じで、マルチプレイを楽しむことができるようになります。

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▲まるで日曜日の朝に特撮モノを見ているかのごとき、変身シーンは必見!

すでに新規参戦が決定している作品も……!?

―最後に、これからプレイしようと思っている方にメッセージをいただけますか。

渡邉 本作は、MMORPGが好きな方に、ちょっと異色のものとして手にとってもらえればうれしいです。逆にMMORPGが苦手な方でも、クロスオーバー作品のキャラクターの参戦もあってにぎやかですし、ソロプレイの部分もかなり充実しているため、ぜひ、お手に取っていただければ幸いです。

小林 もともと、弊社のゲームはコアなユーザーに向けたものが多かったんです。その点、本作はライトユーザーでも遊べるけれど、コアユーザーがバトルで戦略を練る余地もある。遊び応えのあるゲームに仕上がっていると思います。ぜひ、序盤のユーザーフレンドリーな部分から、しっかりした遊び応えが出てくるところまで楽しんでいただければなと思います。

吉木 リリースされましたが、この後のアップデート計画もたくさんあります。クロスオーバーキャラクターもどんどん参戦してきますので、ぜひ、お手に取って遊んでいただければうれしいです。本当に遊びきれないくらいのコンテンツを用意していますので!

渡邉 まだ発表していませんが、すでに参戦決定している作品が複数タイトルありますので、そちらにも注目していただければと思います。世界観はもちろん、ゲームとしても深く作りこんでいます。ぜひ、さまざまな方に遊んでいただければうれしいです。

ゲシュタルト・オーディン

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルRPG
メーカースクウェア・エニックス/Aiming
公式サイトhttps://official.gestaltodin.jp/
配信日配信中
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