『Dead By Daylight』の開発会社監修の新作サバイバルアクション NetEase Gamesより配信予定のスマホ向け新作アプリ『Identity V(アイデンティティV)』。
本作は、ひとりのハンターと4人のサバイバーに分かれてプレイする向け対戦アクション。SteamやPlay Station4などで大人気のサバイバルホラーゲーム『Dead by Daylight』を開発した会社Behavior Interactiveの協力を得て制作されており、『Dead by Daylight』さながらのスリルをスマホでも体験できるのが特徴だ。
本記事では、ゲームのルールとあわせて見どころを紹介していく。
ゲームの見どころ ・ハンターとサバイバーに分かれて戦う恐怖のサバイバルゲーム ・多彩なスキルでさらに白熱する鬼ごっこ ・ちょっと不気味だけどどこか愛らしいキャラクターたち
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ハンターとサバイバーに分かれて戦う恐怖のサバイバルゲーム 冒頭でも説明した通り、『アイデンティティ V』は、4人の“サバイバー”とひとりの“ハンター”に分かれてプレイする非対称型の対戦アクション。サバイバーはハンターから逃げつつエリアからの脱出を目指し、ハンターは逃げるサバイバーを追い詰め、エリア脱出を阻止するのが目的だ。
基本はアクションゲームなのだが、このゲームが始まるきっかけとなるストーリーもじつはけっこう作り込まれている。
プレイヤーは、記憶を失ったもと小説家の私立探偵として「失踪した娘を探してほしい」という依頼を受け、とある怪しい屋敷を訪れる。そこで見つけた日記には、“謎のゲーム”への参加記録が記されており、何か失踪した娘と関係があるのではないかと考えたプレイヤーは、ここで開催されていた“ゲーム”についての調査を始めていく……。
▲主人公には日記などに込められた想いをイメージで再現する能力がある。
これらのゲーム参加者の日記を解読し、それをプレイヤーが追体験していくのがゲームの流れ。このゲームには、サバイバーは“賞金”を求めて参加しており、ハンターはルールを侵したサバイバーが罰を受けた姿だという。このゲームの参加者が最終的にどこに消えてしまったのかはわかっていない。
ちなみに、冒頭のストーリーを通して、サバイバーとハンター、それぞれの立ち回りかたや操作方法などゲームの基礎を学ぶことができる。
▲スライドで視点移動、レバーで移動、ボタンタップで走ったりと操作は簡単。フルスクリーンアプリゲームが初めての方でも安心だ。
基本的には全員がプレイヤーで、サバイバーは相手に見つからないように隠れながら動き、ハンターはあの手この手でサバイバーを見つけ出す。ホラー映画並みのハラハラドキドキの恐怖を味わえるのが本作の魅力。以下では、サバイバーとハンターの基本と特徴を紹介していくので、プレイの際の参考になれば幸いだ。
サバイバー編
サバイバーは暗号機で5個の暗号を解読し、ゲートから脱出することが最終目標。
こう書くと簡単そうだが、エリアにはつねにハンターが巡回しているので、仲間との協力が必要不可欠。誰かがハンターに追われているあいだは暗号を解読したり、ハンターの攻撃により負傷した仲間がいれば治療してあげたりと、4人全員が脱出するための最善策を考えるのが大切だ。
▲サバイバー画面。暗号機に近づくとスパナのアイコンが表示される。これをタップすると解読開始。
▲暗号機で暗号を解読していると、ごく稀に“解読判定”というタップアクションが入る。成功すれば、暗号解読の効率が上がり、失敗すると感電現象が発生し、ハンターに居場所がばれてしまう。
暗号機を解読していると、高確率でハンターが巡回してくる。ハンターにいかに見つからないかも重要だが、見つかってからどううまく逃げるかもプレイヤーのセンスが発揮されるポイントだ。
▲ハンターが近づくと、サバイバーの心臓の鼓動が早まる。鼓動が始まったら、暗号解読を中断し、逃走することが大事。
▲ハンターの攻撃が2回ヒットするとサバイバーはダウン状態になってしまう。攻撃がヒットしないように立ち回ろう。
▲ダウン状態になると、ハンターに“ロケットチェア”という椅子に拘束されてしまう。
▲拘束された仲間がいる場所は赤く表示される。一定時間が経つとゲームから排除されるので、その前に拘束をとき仲間を救出してあげよう。
ハンターに見つかり、追いかけっ子が始まったら、近くの木の板が立てかけられる場所を探そう。木の板はハンターが来たときに倒し、見事ハンターにヒットさせると一時的にハンターを気絶状態にできる。逃走するための時間、治療するための時間稼ぎとしても有効だ。
▲ハンターに追われると逃げることに必死になるが、周囲を見渡して木の板があるところを探してみよう。
ハンター編
つづいて、4人のサバイバーを追い詰めるハンターを紹介。
ハンターはエリア内にいるサバイバーをひとりでも多く脱落させるのが目的。“サバイバーを見つける→攻撃する→ロケットチェアに縛る”というのが一連の作業だ。
▲ハンターの画面には、暗号機が青色のフレームで表示されている。
1vs4なので、数的不利ではあるものの、ハンターには多くのハンデがあるので安心してほしい。サバイバー側も見つからないよう慎重に行動するため、見つけるのは困難だが、サバイバーが解読判定に失敗すると発生する“感電現象”や聞き耳スキル“リッスン”などでサバイバーの位置をはっきり特定することができる。
▲ゲームスタート時から使えるハンターのスキル“リッスン”。リッスン中に動いたサバイバーが赤く光る。
▲暗号機の感電現象が発生した際はブーっという音と同時にわかりやすく合図をくれる。近くにサバイバーがいるはずなので特攻しよう。
サバイバー編で説明した通り、ハンターは2回サバイバーに攻撃をヒットさせることでとダウン状態にできる。ダウンしたサバイバーを“ロケットチェア”まで運び、一定時間拘束すれば、そのサバイバーはゲームから脱落する。
▲一度攻撃するとハンターは少しの間、行動不能になる。しっかりと攻撃をヒットさせないと、行動不能中にサバイバーを見失ってしまう可能性があるので注意。
▲サバイバーが仲間の治療や窓枠を乗り越えているときなどに攻撃すると一撃でサバイバーをダウン状態にできる。
▲ダウン状態にしたサバイバーをロケットチェアに縛り付けたら、ほかのサバイバーを探しに行こう!
サバイバーとハンター、少々難しい説明になったかもしれないが、要は、どうしても逃げたいサバイバーとどうしても逃したくないハンターとの駆け引きを楽しむゲームだと思ってもらってかまわない。
ゲームモードもランクを競い合う“ランキング対戦”、好きなときにゲームを楽しめる“ランダムマッチング”、フレンドと楽しむ“カスタム対戦モード”と豊富。実力を試すのもいいし、友だちとワイワイ話ながらプレイしても楽しめる作品だ。
多彩なスキルでさらに白熱する鬼ごっこ ゲームに参加するサバイバーとハンターにはそれぞれ固有の特殊能力が存在する。
治療行為が得意なサバイバーやロケットチェアの破壊が得意なサバイバーもいれば、瞬間移動したり蜘蛛の糸を吐くハンターがいたりと、さまざまな特殊能力が駆け引きをより熱くする。
▲ゲーム開始からマップを持つサバイバー“弁護士”は仲間の位置情報もわかるので、連携がとりやすい。
▲ハンター“復讐者”は設置したパペット(人形)と自身の位置を入れ換えることができる。拘束解除に来たサバイバーに不意打ちを狙う一石二鳥作戦が有効。
各々持っている能力のほかにも、ポイントを消費してサバイバー、ハンターを使用する際の能力をカスタマイズできる“天賦”という育成要素もある。どの能力を習得するかは、プレイヤーの判断に委ねられるため、同じサバイバー、ハンターでも異なった性能になるのが魅力だ。
▲育成に必要なポイントはゲームをすれば入手可能。ポイントを振り間違えたとしても左下の赤枠で囲った“天賦をリセット”できるので大丈夫。
リリース時点でサバイバーは12人、ハンターは4人存在するので、それぞれ実際にプレイしながら自分にあったキャラやスキルを探してみるのがいいだろう。“天賦”で尖った性能にして、自分だけの最強キャラを作ってみるのもおすすめだ。
ちょっと不気味だけどどこか愛らしいキャラクターたち 本作に登場するキャラクターはどれも個性豊か。サバイバーの医師や弁護士、ハンターの道化師やリッパーなど、モチーフとなる職業ごとにそれぞれ特徴的な容姿となっている。
序盤の内は使用できるサバイバー、ハンターともに少ないが、ゲームをプレイすることでもらえるゲーム内通過“手掛かり”や課金で手に入る“エコー”を“幻像交換所(アイテム交換)”で使うことで使用するキャラクターを増やすことが可能だ。
▲キャラクターごとのフレイバーテキストも、物語の核心に迫る内容が書かれている。
“幻像交換所(アイテム交換)”では、サバイバーとハンターの外見を変更できる個性的な衣装を交換することができる。お気に入りのキャラにお気に入りの衣装を着せてみるのも一興。
▲衣装や携帯品を変更できるほか、アクションや待機モーションも変更することができる。
『アイデンティティ Ⅴ』最大の魅力は、身を潜め脱出の機を伺うサバイバーとホラー映画の悪役になりきった気分でサバイバーを追い詰めるハンターの緊張感あふれる駆け引き。ゲームとしてのクオリティも高く、難しい操作はまったく要求されないため、始めての人でもすんなり楽しめるのもポイント。ホラーゲームやスリリングなアクションゲームが好きな人には、ぜひを遊んでみてほしい作品だ。
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