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【逆鱗日和ワールド】第22回:明けましてウラガンキン~第二章~(2)

2018-03-08 19:29 投稿

成長しない男

前回の続き。

俺は『モンスターハンター3(トライ)』のときから“ウラガンキンLOVE”な男だが、その理由は大きくふたつある。

ひとつは、その造形が圧倒的に好みなこと。少年時代、欲しくて欲しくてたまらなかった、黄鉄鉱の結晶のようなフォルムと色。そして、その素材から作られる防具のデザインが抜群にかっこよかった。1歩歩くごとに足が地面にめり込むんじゃないかと思わせる重厚感はいかにも“重装歩兵”って感じで、タラちゃんの靴じゃないけど、

「ガンキン……ッ! ガンキン……ッ!」

と足もとから音が聞こえる気すらする。

そしてもうひとつの理由が、“ガンランスと非常に相性のいいモンスターだ”と思っているから(まあ『3(トライ)』にガンランスはないけどな)。

ガンランスは基本的に、鈍重な武器だ。ゆえに、チョコマカと動き回るモンスターを相手にすると開始2秒でイライラがMAXまで振り切れるのだが、一方のウラガンキンも見た目通り、動きがけっこう鈍かったりする。ていうか、かなり重い。そのおかげで、鉛のようなガンランスでもウラガンキンにはピタリと貼り付くことができ、

「うりゃ。うりゃ♪」

と陰湿に突っついているだけでなんとかなるので、ストレスを感じることなく狩りきることができるのである。

しかも、『モンハン:ワールド』のガンランスは、武器を構えたまま前方にステップすることが可能になったので、対ウラガンキンにおけるアドバンテージがさらに増してしまった。

しかも(多いな)、過去のウラガンキンに比べて新大陸に棲まうソレはアゴの強度が弱くなっている気がしていて、容易に部位破壊することができてしまう

アゴが割れたウラガンキンなんて、ゴロゴロ転がってたまに屁をこく面倒なタイヤみたいなものなので(やっかいだなオイ)、ソロでも余裕で狩ってしまえるのでありました。

そんな、とある週末。

ネット友だちふたりが合流してきて、「いっしょに狩ろう!」ってことになった。ここまで9割がたソロで遊んでいたので、ひさしぶりの協力プレイである。

さて何をしようか……ということになったとき、友だちAがつぎのように提案をした。

「それぞれが好きなクエを提案して、順番に遊ぼうよ♪」

友だちBと俺、諸手を挙げて賛同する。「いいねいいね! そうしよう!」。

というわけで、1回目。3人が行きたいクエストを申告した。

A:じゃあ俺、テオを頼む!!
B:私は、素材を集めているキリンで!!
俺:ガンキン!!

そして2回目。

A:古龍ばっかで悪いが、クシャ行きたい!
B:宝玉欲しいのでレウスをお願い!
俺:ガンキンッ!!

3回目。

A:んー……パオウルムーとかでいいかな^^;
B:私も……ジュラトドスあたりで^^;
俺:ガンキンッッ!!!

4回目……。

A:……もういいよガンキンで。
B:私も、ガンキンでいいや……。
俺:ガガガガガ、ガンキンッッッ!!!!!

嫌がらせのようにウラガンキンのクエストを貼り続けたとき、数年前にまったく同じことをやっていたなー……と思い出した。

いまから7年も前の2011年1月。身内と『モンハンポータブル 3rd』を遊んでいたとき、やっぱりウラガンキンのクエストばかりを要求したことがあったのだ(苦笑)。そのときのやり取りを抜粋すると……。

この正月はホンッッッットに、ウラガンキンのクエストしかやらなかった。年末年始は身内の3人で遊んでいたので、当然ながら「みんながやりたいクエストを順番に回していこう!」という話になる。そこで俺はかたくなに、「ウラガンキン!」と主張し続けたのです。そのときの会話の流れは、つぎのようなものになる。

身内A:じゃあつぎの3クエストね。私はレイアやりたい!
身内B:俺はドボルベルクをお願いします!
角満 :ガンキン!!

~3クエスト終了~

身内A:つぎの3クエスト。私はギギネブラを!
身内B:んじゃ、俺はジンオウガで!
角満:ガンキンッ!!

~3クエスト終了~

身内A:ではつぎ。私はベリオロス。
身内B:俺は、アグナコトルの素材が欲しい。
角満:ガンキンッッ!!

~3クエスト終了~

身内A:……つぎね。私はレウスで……。
身内B:……俺は、ペッコでいいや……。
角満:ガンキンッッッ!!!

~3クエスト終了~

身内A:……もう、ガンキンでいいよ……。
身内B:そだね……。ガンキンやりますか……。
角満:ガガガ、ガンキンッッッッ!!!!

7年経っても、自分がまったく成長していないことを痛感しました。

そして別の日、今度は、開店休業中の“へっぽこ3人組・シーズン3”のひとり、バキから、「大塚さーん、何かやりましょうよー」とお誘いのメッセージがきた。そこで俺は再び、「ガンキンガンキンウラガンキンッ!!!」と必殺の呪文のように同じ言葉をくり返し、バキとふたりでウラガンキンのクエストに出向いたのである。

俺の目算は、つぎのようなものだった。

(俺はソロだったら、10分~15分でウラガンキンを討伐できる。ここに、ツワモノであるバキが加われば……5分程度でクエストを回せるに違いない!!)

マルチプレイのときはモンスターの体力が多くなる……ってことはわかっちゃいたが、ツワモノ×ツワモノの組み合わせは、こんな体力増など凌駕している……と信じて疑わなかったのだ。

で、意気揚々とクエストに行ったんだけど……。

……30分過ぎても、ウラガンキンがピンピンしているんですが((((;゚Д゚))))

しかも途中からバゼルギウスが、

「わしも入れろよ~~~!!」

と乱入してきて、龍結晶の地は完全に、シッチャカメッチャカのバトルロイヤルのリングに!! このとき、ボイスチャットはつながっていなかったが、絶対にお互いにこう思っていたはずだ。

「一生終わらねぇぞコレ……」(俺)

「は、早く帰りたいお……」(バキ)

けっきょく、40分ほどかけてクエストはクリアーしたのだがヘトヘトに疲れ果て、

「今日はもう、解散ね……」(俺)

とアステラを後にし、熱を出して寝込んだのでした。

おしまい……。

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