ときど、sakoらによる『ストV AE』特別マッチ開催!プロゲーマーも絶賛する国内最大級esportsスタジオ誕生

2018-02-16 13:54 投稿

東京タワーを望む新スタジオがオープン!

2018年2月15日、東京・六本木にて“OPENREC STUDIO(オープンレックスタジオ)”のリニューアルオープンを記念したメディア向け内覧会が行われ、その中でプロゲーマーによる『ストリートファイターV アーケードエディション』エキシビジョンマッチが開催された。

本稿では、その模様をお届けする。

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“OPENREC STUDIO”とは?

はじめに、CyberZの青村陽介氏より本スタジオに関する説明が行われた。

青村氏
▲CyberZ取締役、青村陽介氏。

CyberZは、ゲームに特化した動画コミュニティプラットフォーム“OPENREC.tv”や、国内最大級のesportsイベント“RAGE”を運営する企業。

“OPENREC.tv”ではさまざまなオリジナル番組を制作しており、“OPENREC STUDIO”はその番組制作をおもな目的として使用される。これまで新宿にスタジオを構えていたが、今回は移転に伴って、新たにesportsコンテンツに特化した新スタジオを設けた形となる。

7つの収録スタジオとコントロールルーム3室、さらに出演者用の控室13室などを備えており、中でも新設されたesportsスタジオは国内最大級の規模となる。

複数のスタジオにコントロールルームを併設することで、最大6番組の同時収録が可能になっているとのこと。

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▲今回の会場となったesportsコンテンツ用スタジオ。国内最大級のesportsスタジオとなる。
 
内訳
▲内訳は収録スタジオ7室、コントロールルーム3室、控室13室、マスタールーム1室、美術庫3室。

リニューアル記念・特別公開マッチ

今回の内覧会を記念して、プロゲームチーム“TOPANGA”と“SCARZ”による、PS4用ソフト『ストリートファイターV アーケードエディション』を使用した特別公開マッチが開催された。

ルールと出場者は以下の通り。

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出場選手
TOPANGA……にゃん師、マゴ、ボンちゃん、ときど
SCARZ……あんまん、水派、ズミ、sako

今回のイベントでは実際の大会配信と同様に、隣接した別室からの実況配信も行われた。

実況席
▲ハメコ。氏が実況を担当。前半の解説はボンちゃん選手とsako選手、後半の解説はマゴ選手と水派選手が担当した。

各試合の結果は以下の通り。

先鋒戦
TOPANGA:にゃん師(ネカリ)
VS
SCARZ:あんまん(ユリアン)

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試合結果
●にゃん師(1-2)○あんまん

次鋒戦
TOPANGA:マゴ(ラシード)
VS
SCARZ:水派(春麗)

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試合結果
●マゴ(0-2)○水派

中堅戦
TOPANGA:ボンちゃん(ナッシュ)
VS
SCARZ:ズミ(ジュリ)

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試合結果
○ボンちゃん(2-1)●水派

大将戦
TOPANGA:ときど(豪鬼)
VS
SCARZ:sako(メナト)

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試合結果
○ときど(2-1)●sako

SCARZの2勝で迎えた大将戦。sako選手が1試合目を2ラウンド連取、2試合目も1ラウンド目を先取し一気に王手をかける。

しかしそこから攻撃のリズムを掴んだときど選手が反撃を開始し、勝負は3試合目の第3ラウンドまでもつれ込む。

最後はときど選手が画面端に追い込んでの猛攻から、クリティカルアーツを決めてゲームセット。

最終的な結果はTOPANGAとSCARZ、ともに2勝2敗のドローとなった。

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▲各試合後には、選手同士が握手を交わす姿が見られた。

“OPENREC.tv”の海外展開は?

試合後の選手に対する質疑応答では、「スタジオを実際に使用した上での感想はどうか」という質問が。

にゃん師選手はTOPANGA代表取締役という立場から「TOPANGAはイベント開催も行っているので、こちらの会場をぜひ使わせていただきたいというお話もしている。格闘ゲームイベントの開催場所はどうしても少ないのが現状。こういう素晴らしい会場を作っていただいたことを感謝している」とコメント。esports会場としてのクオリティを絶賛した。

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▲TOPANGA代表取締役の豊田風佑氏。今回の特別公開マッチでは、にゃん師選手として出場した。

また、「プロゲーマーから見て“OPENREC.tv”に今後望むことはあるか」との質問も。

これに対し、ときど選手が「ぼくらがやっているゲームには英語圏のプレイヤーが多いので、そちらにも向いたプラットフォームにしてくれると助かる」と回答すると、sako選手も「海外には強くないのが現状だと思う。今後は海外向けの展開に期待したい」と同調。海外での活躍も多いトッププレイヤーらしく、ワールドワイドな展開を期待する意見が飛び出した。

こうした海外展開に関して、青村氏は「今年は力を入れていこうと戦略を練っている。海外にはTwitchをはじめ、大きなプラットフォームがかなりあるので、しっかりと作戦を立ててやっていく。日本のプロゲーマーやメーカーの海外戦略に寄り添った形でメディア展開していくのが、まずは勝ち筋になるのではないかと考えている」とコメント。今後の海外展開に対するビジョンを示した。

スタジオ内覧ツアー

イベントの最後には、各種設備の内覧ツアーが開催された。

esportsスタジオ

特別公開マッチが開催された、国内最大級のesportsコンテンツ向けスタジオ。

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スポーツ番組制作現場で広く使用されているNew Tek社の3PLAYというマルチカメラ対応のリプレイシステムを設置しており、HD画質でのスローリプレイを簡単に実現できるようになっている。

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▲スタジオ後ろには大きな調整室が。

広いスペースに対戦用のステージを備えており、メディア関係者向けの座席24席を用意してなお、十分に余裕がある広さ。しかし現状ではesports番組用スタジオとしての使用を想定しており、観客を招いての大会開催等は予定にないとのこと。

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ステージ後ろの窓からは、東京タワーと都心部を一望することができる。

 
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実況解説ブース

esportsスタジオの隣りには、実況解説ブースが併設されている。

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▲今回の特別公開マッチでは、実際にこのスペースを使用して実況が行われた。

撮影・配信関連ルーム

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▲背景が合成可能なグリーンバックのスタジオ。この日は別室にて、AbemaTVの“ウルトラゲームスチャンネル”用の収録も行われていた。
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▲まだ真新しい調整室。スタジオ移転に伴い、多くの機材が新調されているとのこと。
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▲“OPENREC.tv”の配信者が利用するストリーマールーム。

その他

 
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▲出演者用の控室も多数用意されている。
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▲廊下には“RAGE”歴代優勝者のユニフォームが飾られていた。
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▲エントランスルームでは、有名配信者のマスコットキャラを使用したモニュメントが来客を出迎える。

“OPENREC.tv”では現在esportsリーグを複数立ち上げる予定があり、こうしたオフライン以外のリーグコンテンツを用意していくために、このスタジオを活用していく構えとのこと。

海外展開に力を入れるという発言も含め、“OPENREC.tv”は今後もesportsシーンを賑わせる存在となりそうだ。

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