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にゃんこ×タワーディフェンスの新たなチャンレジ!『ぼくとネコ』開発者インタビュー

2017-12-29 12:00 投稿

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”ゲーム”のおもしろさを追求し続ける『ぼくとネコ』

イグニッション・エムから配信中のタワーディフェンスゲーム『ぼくとネコ』。簡単手軽な操作性とかわいい見た目で間口は広いながら、歯ごたえのある難度で戦略性が高く、ゲーマーにも満足できる作りになっている。本作を手がけたのは『にゃんこ大戦争』を生んだ元ポノスの升田貴文氏。今作もネコが題材のタワーディフェンスゲームだが、そこには『にゃんこ大戦争』とは違ったコンセプト、新たなチャレンジがふんだんに盛り込まれている。

今回の升田氏へのインタビューでは、『ぼくとネコ』の制作秘話に迫りつつ、その魅力をお届けする。

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▲イグニッション・エム 代表取締役 シードプランナー升田貴文氏。

今回もネコゲーのワケ

――配信された約1ヶ月が経ちましたが、ユーザーさんからの反応はいかがですか?

升田 キャラクターのバリエーションの豊富さや、お手軽簡単で遊びやすいという点でご好評いただいています。やり込み要素の面も作り込んでいるので、その辺も楽しんでもらえているようです。

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――今回も、というのは変な言い方ですが、以前の会社(ポノス)で『にゃんこ大戦争』を手がけ、独立後もネコのゲームですよね。なにか意図があってのことなのでしょうか?

升田 やはりネコキャラってかわいいんですよね。ネコを嫌いな人なんていない!と思っています(笑)。“今回は”というのもおかしな話ですけど、人間がネコたちを守るという構図を作りたくて、ネコはほとんど戦闘に参加せず、キャラクターを召喚するという役割になっています。

――今作は人間がネコのシモベのような世界観になっていますよね。

升田 そのあたりは開発の途中で若干路線変更もありました。もともとはもっとガッツリネコを守るゲームだったのですが、本来、ネコにも攻撃的な側面はありますし、そこも出したほうがネコのツンデレ感が出るのかなと(笑)。

――本当にネコが好きなんですね(笑)。今回のネコのデザインでとくに気を付けたところはありますか?

升田 だいぶシンプルにしました。シルエットで見たときに頭がフラットになっていたり、お尻の部分は丸かったり、とにかく既存のものとは違うようにしています。ただ、デザイン画も私がやっているので、見たことあるところはあると思うのですが(笑)。

――ネコにかぎらず、登場するキャラクターも個性が出過ぎない、なんともいえない表情ですね。

升田 、私の作風でもあるのですが、無表情キャラが好きなんです。RPGにあるような、ユーザーがキャラクターの心情や物語を想像して補完できるような演出ができればいいなと思ってデザインしています。

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タワーディフェンスだけど作りかたはアクションゲーム

――ジャンルとしてはタワーディフェンスだと思いますが、実際はかなり押せ押せというか、攻めっぱなしという印象でした。

升田 “ディフェンス”というのは守るばかりという、少しネガティブなイメージがあるので、それを打破したくて、イケイケドンドンな攻めのゲームでもいいのではないかという考えが基本にあります。

――まさにそういったゲーム性ですよね。いっぽうで、敵に押し込まれると、そこからの逆転が難しいと感じました。

升田 基本的には、攻め続けるためにどう戦略を組み立てるかに重きを置いています。ですが、ご指摘のとおり、現状ある程度押し切られると逆転が難しいので、その辺は今後のアップデートでの改善点だと思っています。

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主人公のネコが3回攻撃を食らうとクエスト失敗。その後、他プレイヤーにサルベージを要請するか、パーティを回収してリトライするかを選択する。

――ランクアップクエストもこれまでのアプリゲームにはあまり見られない試みだと思いました。単純な経験値でのランクアップでなく、プレイスキルを上げるためのハードルになっていますよね。

升田 ランクアップクエストは、ある種の目標になっています。ランク5、ランク6と、ただ数字が上がっていくだけではなくて、他のプレイヤーと比較したときに「俺はランク7だぜ!」と自慢できて達成感が得られるようなものを提供したくて、わざと歯ごたえのある難度にしています。

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▲クエストを一定数クリアするとランクアップクエストが出現。クリアするとランクが上がり、つぎのクエストが開放される。

――育成もキャラだけではなく武器があり、属性もあり、間口は広いけど、しっかり奥深い。ただ、魔法使いに武器を持たせないと、敵に殴りかかるというのは、最初気がつきませんでした。「この魔法使いなんなんだ!」と思って(笑)。

升田 あれは、プログラマーが武器を持たせなかったら勝手に突っ込む仕様を提案してくれて。面白いからそれでいこうと(笑)。

――「コイツなんで突撃してんだ」と不思議に思いました。

升田 僕自身、“ゲーム”と言われるものを作りたいと思っています。ゲームを進めていくうちに、ユーザーが「なんでだろう?」と疑問に思うところに対してヒントがあり、答えを自分で探していく、そういう体験をユーザーに提供したい。だから、チュートリアルですべてを説明していません。

――ユーザー自身の“気づき”を大切にしているのですね。そういう意味だと、例えば、同じ魔法使いでもキャラによって攻撃の早さが違いますよね。

升田 そうですね。オープンにしているパラメーターもありますが、まだまだ内部で多くのパラメーターを持たせています。そのあたりの違いは、実際触ってもらいユーザーに気付いてもらえるとうれしいですね。見た目で特徴を判断できるようにもしているので、そこも楽しんでほしい部分です。

――攻撃があたるとノックバックしたり、ぶつかる敵によって吹き飛ぶ距離が違ったりと、同じ”吹き飛ぶ”動きでも差があり、そこも戦略性を生んでいると感じました。

升田 内部処理的には、当たり判定が設定するなど、アクションゲームのような作りかたをしています。レベルデザインにすごく時間がかかってしまうのですが、そのほうがいろいろなパターンが作れるますし、バトルに広がりを持たせられるんです。ただ、想定外の動きをすることもあるので、そこはしっかりテストをして、不具合は出ないようにしつつキャラクターや武器を実装しています。我々も楽しみながら作らせてもらっていますね。

要望をぶつけてみた!

――力尽きたらユーザーに助けてもらえるサルベージというシステムもおもしろいですよね。ただ、すぐに助けてもらえず、「いつまで待てばサルベージしてもらえるんだろう……」と不安に(笑)。

升田 ご指摘のとおり、サルベールの優先度を決めるアルゴリズムは、改善する必要があると思っています。現状は残り時間が短いユーザーが優先される設定になっているので、今後のアップデートではその辺も改善するつもりです。

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――あと、キャラクターの攻撃スピードや範囲、移動速度など、もう少し詳しい情報も知りたいです。

升田 その辺りも今後改善していきます。まずは武器とキャラとの相性を一目でわかるようにして、目的に合った編成がしやすいように調整します。ほかにも、ブラッシュアップできるところはたくさんあるので、より楽しく遊べるようにアップデートしていきます。

――それと、早くいろいろなキャラクターを進化させたいですけど、いかんせん小判が……。

升田 小判を増やしやすいクエストはこれからも追加していく予定ですし、クエストをやらなくても小判が溜まるような仕組みも追加していきたいと考えています。小判を生産するようなシステムですね。

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キャラの強化には小判が必要。スペシャル能力を強化することでクエストで獲得できる小判を増やすこともできる。

――ついでにオート周回もできるとありがたいです!

升田 ですよね(笑)。そこは悩んでいます。先ほどお伝えしたとおり、“ゲーム”を作りたいという気持ちがあるんです。コンシューマーを長く遊んできた世代でもありますし、完全オートでゲームをやることに対して、ジレンマと言いますか、ギリギリまで抗いたいなと。いろいろと模索をして、みんなでゲームを遊ぼうよという文化を喚起できたらなと思っています。

これからは神も登場!?『ぼくとネコ』の今後

――現在の『ぼくとネコ』の完成度は、升田さんの描く最終目標に対して、何割くらいなのでしょうか?

升田 2~3割くらいですかね。まだまだやれることが多くて、逆に何から手を付けていいのか困っている状態です(笑)。

――今後の大型アップデートで「こういうことをやりたい」というのはありますか?

升田 現在、体当たり、弓、魔法という3つのキャラクタータイプがあるのですが、そこにもうひとつタイプを追加します。

――それは楽しみですね! 具体的にはどんなタイプを想定されているのでしょうか?

升田 一発ドカンと大ダメージを与えられるような、溜めタイプのようなものを考えています。盾役としても機能しますし、そいつを守ることで特大攻撃をお見舞いできる、そんなイメージです。

――いつまでに出す予定ですか?

升田 予定が日々変化しているので確約はできないのですが、1月中には出せたらいいなと。

――これが追加されたら、また戦略の幅がグッと広がりますね。

升田 そうですね。あとは、共闘バトルを追加したいと思っています。まだ仕様も決まっていないので、いつになるのかわかりませんが(笑)。

――それ、いまの段階で書いてしまったも大丈夫ですか?(笑) あと、ネコ型のキャラも増えてくるのでしょうか?

升田 ネコ型も増やしていきたいですね。やっぱりネコ型のキャラがいると場が和む(笑)。人間キャラだと殺伐としたキャラになる傾向があるので、ネコを投入することでカジュアルに雰囲気に戻せたらいいですね。このゲームはやはりカジュアルでありたいです。

――最終的には神とも戦うのですか?

升田 神も出したいですね。七英雄というキャラたちもいるので、その辺りも出して、直接的にストーリーは言わないけれど、匂わせて想像してもらえるようなものにしたいですね。

――ものすごく壮大な展開が待っていますね。楽しみにしています!

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▲伝説のネコ七英雄。七英雄はクエストの報酬として入手できるぞ。

ぼくとネコ

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルRPG
メーカーイグニッション・エム
公式サイトhttps://reg.ignm-games.com/
配信日配信中
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