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【新作】画面連打だけでは終われない!?本格推理&脱出アドベンチャー『脱出探偵少女』

2017-12-12 20:25 投稿

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“考える”のが楽しくなる良作

今回紹介する新作タイトルは『脱出探偵少女』。先月秋葉原で開催されたデジタルインディーゲームの展示即売会“デジゲー博 2017”でも展示されていたアドベンチャーゲームだ。会場ではまだ開発中とのことで、少ししか触ることができなかったが、ついにそのタイトルが完成したようだ。

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脱出ゲームと推理ゲームを融合させたアドベンチャーゲームということもあり、脱出ゲームファンのみならず、推理アドベンチャー好きにもフックするであろうこのタイトル。

その中身はどのようなものになっているのだろうか? しっかりチェックしていこう!

ゲームの見どころ
●話の続きが気になる、ハラハラドキドキストーリー!
●新しさも感じる脱出パート!
●情報ゼロから始まる本格推理パート!

すべてが美しく絡み合うハラハラドキドキのストーリー!

まずはシステム面から触れてもいいのだが、それをうまく説明するには簡単にでもストーリーを紹介しておかなければならない。そう、本作はそれほどまでにストーリーとシステムがしっかりと融和しているのだ。

ということで簡単にストーリーを説明すると、主人公はとある部屋に閉じ込められた少女。少女は部屋から脱出を試みるが、それには同じく別部屋に閉じ込められた3人の人たちと協力して脱出しなければならないようだ。

誰かひとりでもルールに反した行動を取ってしまったり、脱出に失敗してしまうと、閉じ込められている全員の命が奪われるという。

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なんとか連携して脱出に成功するものの、そこに現れたのは男の死体。動揺を隠せずにいる4人の前に現れたのは、この謎の空間を作った黒幕。その黒幕曰く、この殺人事件の真犯人は、脱出のときに協力したメンバーの中にいるとのこと。

そして、真犯人を見付けることができなければ、真犯人以外の人が全員命を失うことになるという。真犯人は事件をくらますべく、またそうでないメンバーは真犯人を暴くべく激論を交わすが……。

というのが本作のだいたいのストーリーだ。そう、ここからでもわかる通り、本作には脱出パートと推理パートが存在する。まぁ、これについては冒頭でも語った通りだ。

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▲脱出をして終わりではない。推理をして終わりではない。本作では、本作に実装されているすべてを通してストーリーが完了するという仕組みとなっている。

このストーリーがじつによく出来ている。4人それぞれの背景にあるストーリーや心情などがうまく絡み合っているため、それが解けていく瞬間には、なかなかの達成感が得られるものとなっている。黒幕とは何者か? 何の目的でこのようなことが仕組まれたのか? この4人が集められた理由とは?

気になるポイントは多々あるが、それらはメインストーリー終了後に登場する、ほかのプレイヤー視点でのゲームプレイによって明かされることとなる。この、徐々にだがバラバラだったパズルが確実に組み上がっていくような快感はインディーゲームとは思えないほどのクオリティだ。

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ボリュームこそ比較的軽いものとなっているが、しっかりプレイヤーを引き込むものとなっているので、ストーリーに期待をしてダウンロードをしてみようと思っている人でも楽しめることは保証する。

脱出パートは仲間(?)との会話なきコミュニケーションがカギ!?

さて、ここからはシステム部分の紹介を行っていこう。まずは脱出パートからだ。脱出パートのシステムは、従来のものとさほど変わりはない。アイテムを探し、アイテムを使ったり、アイテムとアイテムを組み合わせて脱出を試みるというものだ。

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しかし本作にしかない、オリジナル要素もある。それが、ストーリーとも接点のある部分。

本作では4人が同時に部屋に閉じ込められてしまうのだが、4人は主人公とアイテムを交換できるようになっており、このアイテム交換を駆使しないと脱出できないように作られているのだ。

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ただの脱出ゲームとして見てみても、ギミックはよく作られているのだが、このアイテム交換によって得られるヒラメキや謎解きは新鮮な感覚が得られるものとなっている。

脱出ゲームでよくある「あれ、アイテムとか情報が足りないのかな?」というシーン。通常ならば、またくまなく部屋中を探すため、画面をタップしまくるところだ。しかし本作では、そこに自分では操作できない何者かとのアイテム交換という選択肢がある。

人のアイテムを頼って動くというのは、脱出ゲームではなかなかない感覚。相手から渡されたアイテムに意味はあるのか? どういう使いかたが出来るだろうか? どのアイテムならば交換に出しても大丈夫か? などと、脱出ゲームに新しい思考体験をもたらしくてるのだ。

スタート時の情報は皆無! 白熱の推理パート

そして推理パートだが、こちらも基本は従来の推理アドベンチャーのシステムに則ったものとなっている。まずは証拠を集め、証拠品から理論を組み立て、議論で話の中の矛盾点や新たな道を見つけ模索していく。これが基本であり王道だ。

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▲話の中で見つけた矛盾点に、その矛盾を証明する証拠品を突きつけて情報を揃えていこう!

しかし本作では容疑者という者が明確に存在せず犯行現場というものも存在しない。あるものは死体と、そこから得られた証拠となりそうな情報のみ。各人のアリバイなど一切存在しない。そもそもこの被害者が誰で、死因が何なのかもハッキリしていないのだ。

それに、容疑者となるメンバーで分かっていることと言えば、それぞれの名前のみ。ヒントとなる情報が少なすぎる! そんな状態で推理をスタートしなければならないため、バラバラの情報をひとつの答えに向けて繋げ、紡いでいくのは非常に困難。

4人と会話をしていくうちに、少しずつだが見えてくる状況にはドキドキさせられるし、最後のピースが見つからず、犯人を特定できない状況には焦りすら覚えた。

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▲推理パート終盤、最後のピースを探すために行われる情報整理。情報を改めることで、犯人特定の糸口を見つけ出せ!

このように難しい状況が提示されているからこそ、それがしっかりと1本に繋がり、答えまで到達できたときの胸をすくような感覚は、いっそ爽快と言っていいほど気持ちがいいものとなるのだ。

ネタバレになるので詳しくは言えないが、この爽快感にも似た感覚が得られる瞬間は推理パート中にいくつか用意されている。この感覚はぜひともみんなにも味わってもらいたい。

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と、以上が本作の紹介となる。いやはや、インディーでここまでのクオリティを出してくるとは。はっきり言っておもしろい! 偉そうなことを言えるほどの知識も経験もないが、これが俗に言う「よく出来ている」と言われるゲームなのだろう。少なくとも、最後までぶっ通しでプレイしてしまった筆者にはそう感じられた。

推理ゲームが好きな人、脱出ゲームが好きな人、ストーリーがよく出来ている作品が好きな人、短編小説が好きな人などには、きっと楽しんでもらえる作品だと言えるだろう。気になる人はぜひダウンロードしてみてほしい。

そして、メインパートに満足できたという人は追加コンテンツも購入してみることをオススメする。

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脱出探偵少女

対応機種iOS/Android
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メーカーcretia studio
公式サイトhttp://studio.cretia.net/product/escape-detective-girl
配信日配信中
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