【逆転オセロニア】“オセロニアンの戦2017 夏”地区予選リポート(名古屋編)
2017-08-14 20:22 投稿
『オセロニア』史上に残る名勝負が展開!
ドーモ、世界のザキヤマです。
今回は、2017年8月13日に開催された、“オセロニアンの戦 2017 夏”の名古屋地区予選の様子をお届けしていきます。
“オセロニアンの戦 2017 夏”は、9月30日に開催される、『逆転オセロニア』最強のプレイヤーを決める大会。
本イベントでは、全国6都市で開催する予選を勝ち抜いた上位プレイヤーによるトーナメントバトルを予定しています。
その4回目の予選となった名古屋会場の様子をチェックしていきましょう。
トッププレイヤーがずらり勢揃い!
会場となったのは、かつて名古屋“宴”の会場でもあったimy ホール。
参加者数は、これまで“戦”予選の中でも最多。さらに、カップ戦やクラスマッチ上位者、“宴”の優勝者やファイナリストといった強豪が揃い踏み。誰が決勝に進んでもおかしくない、激戦の様相を呈してしました。
“オセロニアンの戦 2017”ルール
・デッキコスト180以下
・以下のいずれかの条件を満たすデッキを使用
┗神属性の駒が10枚以上
┗魔属性の駒が10枚以上
┗竜属性の駒が10枚以上
┗神、魔、竜属性の駒がそれぞれ4枚以上
※神7枚、魔2枚、竜7枚のような構成はNG
・勝利するごとに勝ち星を獲得
・制限時間内に獲得した勝ち星数の上位4名(東京会場は8名)が決勝トーナメントに進出
・勝ち星が同数の場合、決定戦を実施
・前回大会の優勝者は地区大会決勝トーナメントからの出場となる
・予選を勝ち抜いた4名で実施(東京会場のみ8名)
・最大3戦、2本先取
・各対戦では4つのデッキの中から3つのデッキを試合前に選択し、発表
・端末は大会運営が用意したものを使用
・アカウントはプレイヤー自身のものを使用
・試合開始後のデッキ変更は不可
・勝利したデッキはその対戦では使用不可
⇒より詳細なルールは公式サイトにて ⇒予選の具体的な流れはコチラ! |
見事予選を勝ち抜き、地区大会決勝トーナメントに駒を進めたのは、以下の4名。
ほそドゥンさん(10勝)
コメットさん(9勝)
くろとらさん(9勝)
テディ@Acsさん(9勝)
※ほそドゥンさんの“ドゥン”は、正しくは半角カナ
前回の博多予選までの決勝進出ボーダーは8勝でしたが、今回の名古屋予選は、なんと9勝。非常にハイレベルな戦いがくり広げられました。
準決勝第1試合
第1戦
後攻:ほそドゥンさん
テディ@Acsは蘭陵王トップの神中心のデッキ、ほそドゥンさんは正月蘭陵王トップの神デッキ。
デッキ構成が非常に近く、序盤から辺に金色フギン&ムギンを置く展開に。その後も、互いにバフを増加させつつ立ち回ります。
ギリギリの接戦をくり広げていましたが、テディ@Acsさんが蘭陵王、ランドタイラント(進化)、金色フギン&ムギンのバフがかかった状態でヴィクトリアを使い、第1戦を勝利しました。
第2戦
後攻:ほそドゥンさん
テディ@Acsさんはレジェリーダーの竜デッキ、ほそドゥンさんは蘭陵王トップの混合デッキ。
ほそドゥンさんは、竜の先攻に対してアズリエルを使用。テディ@Acsさんは強気にX打ちを仕掛けるものの、アズリエルをアルンでつなげられ、大ダメージ。ほそドゥンさんが第2戦を制しました。
第3戦
後攻:ほそドゥンさん
テディ@Acsさんは再びレジェトップの竜デッキ。ほそドゥンさんは、第1戦で使用した正月蘭陵王トップの神デッキ。
テディ@Acsさんは定石に沿った打ち回しからのX打ち。しかしほそドゥンさんはブライダルウンディーネのデバフを有効に使い、奇襲を制することに。
結果、ほそドゥンさんがエンデガでフィニッシュ。決勝戦に駒を進めました。
準決勝第2試合
第1戦
後攻:くろとらさん
コメットさんは正月蘭陵王リーダーの神デッキ、くろとらさんはシーラーザードをトップとした、神染めの回復耐久デッキ。
同じ神デッキながら、HPが減るほど強力なスキルを使えるようになるコメットさんのデッキと、攻撃力が低く最終的なHPの高さで勝利を狙うくろとらさんとのデッキは、非常に相性の悪い組み合わせ。
コメットさんは、中盤にジークフリート(闘化)をアラクをつなげ大ダメージを与えることに成功するも、最終的には盤面を制圧した、くろとらさんが勝利しました。
第2戦
後攻:くろとらさん
コメットさんは、蘭陵王トップの混合デッキ。
くろとらさんは、サルースをリーダーとした混合デッキ。回復系やマス生成、デバフ駒を多数編成した長期戦仕様です。さらに混合デッキの条件を満たすべく、回復ができる竜駒・エリンを2体編成するという、公式大会の場では非常にめずらしい選択。
くろとらさんは、アルキメデスでの回復マス生成なども有効に活かしつつ、盤面を制圧。第2戦も勝利し、決勝戦への切符を手にしました。
名古屋トーナメント決勝戦
第1戦
後攻:くろとらさん
ほそドゥンさんはヨシノ(闘化)リーダーの魔デッキ、くろとらさんはシーラーザードトップの神デッキ。
ほそドゥンさんは回復耐久を警戒し、アンデッドスキル持ちやダメージマス生成スキル持ちを多数編成。
回復耐久デッキを徹底的に対策した結果、第1戦を勝利しました。
第2戦
後攻:ほそドゥンさん
くろとらさんは蘭陵王トップの魔デッキ、ほそドゥンさんはデネブ(闘化)トップの竜デッキ。
ほそドゥンさんは魔駒特有のスキルなどを警戒するものの、くろとらさんはムダのない的確な立ち回りを披露。
竜デッキの低HPを早々に削り切り、くろとらさんが第2戦を制しました。
第3戦
後攻:くろとらさん
ほそドゥンさんはデネブリーダーの竜デッキ。くろとらさんはサルーストップの混合デッキ。
ほそドゥンさんの引きが非常によく、早々にノイレ(闘化)、レグス、レオノーラなど強力なS駒を使える状態。長期戦仕様のくろとらさんのデッキが本領を発揮する前に、圧倒的火力でフィニッシュ。
こうして、名古屋会場の勝者は、ほそドゥンさんに決定しました。
地区大会優勝賞品
優勝者インタビュー
名古屋予選を制した、ほそドゥンさん(文中:ほそドゥン)にお話をうかがいました。
予選戦績:12戦10勝
ランク:209
クラス:ダイヤモンドマスター
公式戦歴:7412勝
プレイ歴:2016年2月(リリース当初から)
※取材当時
回転率重視で予選を1位通過!
――名古屋地区トーナメント、優勝おめでとうございます! 今日の手応えはいかがでしたか?
ほそドゥン:ありがとうございます! あまり自信はなかったのですが、予選での引きもよく、「ひょっとしたらこのままイケるかな?」と思いました。
——予選の戦績は12戦10勝ですね。60分という限られた時間の中で、12戦という数字はかなり多いと思います。どのようなデッキで挑戦したのでしょうか?
ほそドゥン:S駒を3枚入れた混合デッキです。ベルーガ(闘化)、アンドロメダ(闘化)、アズリエルを編成したものでした。
——デッキ調整はかなり重ねたのでしょうか?
ほそドゥン:Twitterでつながっている戦友の方に、何度も対戦をお願いしました。当初は安定重視の編成だったのですが、それだと負けてしまうことが多く……。結果的には開き直って、火力を重視した構成としました。決まった時間内での戦いとなるので、1戦あたりのスピードも意識しましたね。
メタるのは、デッキではなく、プレイヤー
――7月末から呪いスキルが実装されましたが、今回の“戦”で活用は考えていなかったですか?
ほそドゥン:本当は、呪いスキル持ちを編成した魔デッキは用意していました。ただ、くろとらさんが決勝に上がってきた時点で、使用デッキの4つのうち、魔デッキを含むふたつの構成を思い切って変えました。
——くろとらさんが相手という理由だけで、直前にデッキ編成をガラリと変えたということでしょうか? 決勝トーナメント中にデッキ変更ができないにもかかわらず?
ほそドゥン:魔デッキを回復メタに、竜デッキをS5枚、B6枚という極端な構成にしました。くろとらさんは、4月のカップ戦で57連勝という偉業を達成した凄腕のプレイヤーです。オセロ五段(※1)の実力を持つうえ、回復耐久使い(※2)として最強クラスのイメージがあり……。純粋なオセロ勝負に持ち込まれたら、勝てないなと(笑)。
※1:日本オセロ連盟が認定する段位。全日本選手権など、メジャー大会の8位以内入賞で獲得可能。くろとらさんのオセロの実力が、国内屈指のレベルであることがわかる。
※2:高いオセロ力を持つプレイヤーが操る回復耐久デッキに勝つのは至難の業。これに勝てる可能性のひとつが、ほそドゥンさんが実際に使った、相手の回復を毒ダメージに転じさせるアンデッド持ちや、相手のHPの高さを利用して動きを制限するダメージマス生成スキルを編成した魔デッキ。しかしこのタイプのデッキは、回復耐久以外に勝てる見込みが少ない。
——僕だったら、オセロ五段の時点で萎縮してしまいますね(笑)。
ほそドゥン:正直なところ、それはありました(笑)。だからこそ、オセロ力を最大限に発揮できる、回復耐久デッキを使ってくるという一点に賭けたんです。準決勝を神デッキと混合デッキで勝ち上がることができれば、勝機はあると信じました。
——準決勝の時点では手の内を隠し通し、くろとらさんの警戒心を薄れさせたこともすごいです。戦う前から心理戦を仕掛けていたとは……。さまざまな駆け引きの結果、ジャイアントキリングを成し遂げたわけですね。まさしく勝負師と思います。
(1)決勝戦のファイナリストがわかった時点で、事前に入念に調整した4つのデッキのうち、魔デッキと竜デッキのふたつを、くろとらさんが使う(かもしれない)デッキを対策した、極端な構成に変更
(2)魔デッキは、回復耐久デッキ以外には勝てない可能性が高い非常にリスキーな編成
(3)竜デッキはS5枚、B6枚という短期決戦仕様。すさまじい爆発力を持つ反面、駒巡りに左右されやすい
(4)くろとらさんが、決勝戦に進出することを読んでいた
(5)くろとらさんが、決勝1戦目に回復耐久を使ってくる可能性に一点張りし、対策デッキをピンポイントでぶつけた
(6)上記がすべてハマった結果、名古屋予選を優勝
最古参プレイヤーが語るデッキメイクのポイント
——ふだんはどういったデッキが好きなのでしょうか?
ほそドゥン:やはり魔デッキですね。戦略の幅が非常に広いですし、罠などでハメたりする駆け引きがアツく、使っていていちばん楽しいです。決勝戦での回復メタのような極端な戦いかたができるのも、魔属性ならではですね。
——デッキを組むときに意識していることがあれば教えてください。
ほそドゥン:竜デッキ以外は、ある程度のHPを確保できるよう、HPが高い神駒を編成するようにしています。ヴァイセ、ザフキエル、エンデガ、金色アラジンあたりは、魔デッキでも起用することが多いですね。
——ルキア対策(※3)はどの程度されていますか?
※3=ルキアは、ATKのもっとも弱い駒を引き出す駒。その対策として、駒のレベルを敢えて上げきらないことを、“ルキア対策”や“○○調整”と呼ぶ。
ほそドゥン:かなり徹底しているほうだと思います。アラク、金色フギン&ムギンをはじめ、最近ではサマー・ネクベトも調整しましたね。
——決勝進出者の中には、レベリングによるルキア対策をほぼしない、という意見の方もいらっしゃいましたね。
ほそドゥン:たしかに、アタッカーのATKを下げるのは勇気がいりますよね。でも、ギリギリまで調整できる駒については、するようにしています、多少パラメーターが下がってしまっても、引き出されてしまう可能性をカバーする方針ですね。ちなみに今回の神デッキの場合は、敢えてフェリタ&プティ(※4)を抜くことで、ルキアによるリスクを回避しました。
※4:HPが減るほど自身の神駒のATKがアップさせる能力を持つ駒。高HPかつ終盤に強い神デッキとの親和性が極めて高い強力な性能を誇るが、自身のATKが低いことからルキアにより引き出されてしまい、1ターンをムダにさせられてしまうケースも多数。
いままでも、そしてこれからもニケを愛する
——いちばん好きな駒は何でしょうか?
ほそドゥン:ニケ(※5)です! 『オセロニア』はリリース当初からプレイしていますが、変わることなくずっと好きですね。声も、見た目も、スキルも、すべてが大好きです!
※5:『オセロニア』を象徴する神駒。最強クラスの攻撃性能を持つものの、スキル発動条件がHP5%以下と、活用が非常に難しい。いわゆるロマン砲。本作の醍醐味である“逆転性”をもっとも体現する駒と言える。
——今回、決勝戦のデッキには編成したのでしょうか?
ほそドゥン:泣く泣く断念しました(笑)。ただ、スキルの発動条件が本家よりも緩い、クリスマス・ニケはギリギリまで検討していましたね。前日の時点ではデッキに入れていました。
——使いこなすことは難しいですが、クリスマス・ニケも強力ですよね。編成を検討したのは性能的な面からでしょうか?
ほそドゥン:性能というよりは、ニケでフィニッシュすると、最高に気持ちがいいんです(笑)。後は、ブラフ的な側面もありました。ふだんからニケ好きを公言しているので、「ほそドゥンはニケを編成しているかもしれない」、「ギリギリまでHPを削ってしまうと、ニケで逆転されるかも?」ということを、対戦相手にチラつかせられたら御の字でしたね。
ニケへの愛を叫ぶ愛知の勝負師!
最古参プレイヤーの意地で全国制覇を狙う
――東京の決勝戦に向けて、意気込みをお願いします!
ほそドゥン:決勝には、強豪プレイヤーたちばかりが集うと思います。ただ、僕はなんと言ってもニケが大好きなので! ニケ愛ならば誰にも負けません! 優勝して、限定ニケをなんとしても手に入れたいです!!
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逆転オセロニア
- ジャンル
- ドラマチック逆転バトル
- メーカー
- DeNA
- 配信日
- 配信中
- 価格
- 無料(アプリ内課金あり)
- 対応機種
- iOS/Android
- コピーライト
- (C) 2016 DeNA Co.,Ltd. TM & Ⓒ Othello,Co. and Megahouse
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