四角くてかわいい“GREEN”を操る2D横スクロールアクションの正体は“難解パズル”!?【A 5th Of BitSummit】

2017-05-22 00:55 投稿

知恵の輪的難しさがクセになりすぎる

2017年5月20日、21日の二日間、国内最大級のインディゲームの祭典“A 5th Of BitSummit”が開催。

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今年も個人開発者や海外の開発チームのブースが立ち並ぶなか、いい意味で“ひねり”が加えられたゲームを発見! 青山真弥氏の『GREEN』という作品だ。

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▲試遊ではPC版をプレイ可能。コントローラにも釣られてしまった。

東京ゲームショウ2016や台北ゲームショウ2017にも出展している話題作。そんな『GREEN』には、いったいどんな“ひねり”が加えられているのか、ビットサミットの試遊で感じた魅力をお届けしていく。

想像力とひらめきが試される“パズルアクション”

本作は、2D横スクロールのパズルアクションゲーム。

プレイヤーは四角い緑のキャラクター“GREEN”を操作し、いつしか入り込んでしまった恋人“PINK”の世界で、彼女のさまざまな“気持ち”と対峙していく。

なんとも不思議でロマンチックな世界が舞台となっている。

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動画を見るとわかるが、操作は“ジャンプ”と四角い箱を打ち出す“ショット”の2種類。

ショットは、簡単に言うと四角い箱を前方に飛ばすことなのだが、一度出した箱は空間に残り続ける仕様となっている。

この仕様こそゲームにパズル要素の奥行きを与えている要因だ。

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▲「なんだ簡単じゃないか」となめてかかった筆者であったが、ショットの奥深さに脱帽。

“ショット”が生み出すパズル要素とは?

試遊で確認できたショットの使い方は大きく分けて3つ。

ひとつはシンプルに攻撃。

PINKの世界には紫色のキャラクター“PURPLE”が生息しており、これを倒すために使う。壁や、自分で出した箱もショットを当てて壊すことができる。

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ふたつ目の用途が、足場。

ショットボタンを押した長さで箱の配置を自由に決められるのだが、これが本当に難しい。

足場を適当に作って安全ルートを確保しながら進めばいいと思いきや、適当に作ってしまうと足場として作ったはずが“障害物”になってしまう。

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▲自分で作った足場が邪魔でPURPLEに当たってゲームオーバーなんてこともザラにある。必要最小限で、最適な場所に足場を作るのがポイントだ。

3つ目の使いかたが、屋根。

ステージによっては、天井から雨のようなものが降ってくるところがある。箱はこれを受け止める機能も持っており、雨の降るポイントにピタッと配置するのもかなり難しい。

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▲雨にあたってももちろんゲームオーバーだ。

これら3つのショットを駆使して、ステージクリアーを目指すのだが、ふつうにアクションとしてプレイしつつ、パズル的な頭脳を使うので難易度は少し高め。

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▲試遊の最後にはボス戦も!

外観はシンプルの横スクロールアクションだが、ショットのアクセントにより、パズル要素の奥深さが加わっている本作。

「ああじゃない、こうじゃない」と試行錯誤をくり返す、この知恵の輪的パズルのおもしろさが本作の最大の魅力だ。

スマホで遊べるの?

さて、問題のスマホ向けリリースについてだが、現在『GREEN』はPC版のみの開発となっている。開発段階ではあるが、すでに遊べるようなので気になる人はチェックしてみよう。

【PC版『GREEN』ダウンロードURL】https://drive.google.com/file/d/0Bxvzjh_AXIpQckVjQk9lTUxIQ3M/view
※ 現在遊べるのはPC(windows)のみ。バグも残っている状態。

正式なPC版のリリースは2017年内を目指しているとのことだ。

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また、スマホ端末向けのリリースについて聞いてみたところ、「スマホに移植するかは検討中。バーチャルパッドの操作性の問題などもあり、PC版のクオリティをスマホで保つためにはまだ開発に時間がかかる」と青山氏。

ファミ通App編集部としてこのままでは引き下がれない筆者は「なにかスマホ系の情報ないですか!」と嘆願したところ、青山氏が試しに作っていたという、スマホ向け『GREEN』の実機のチラ見に成功。

スマホで『GREEN』が遊べる日はそう遠くないのか!? 今後の情報に期待だ。

▶『GREEN』公式サイトはこちら
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