『ナナシス』アニメMV『ハルカゼ』では成長した777☆SISTERSがお目見え! トークショーで語られる水瀬いのりが起こした奇跡とは?

2017-04-12 19:00 投稿

『ナナシス』初のアニメーション作品がお披露目

『Tokyo 7th シスターズ』(以下、『ナナシス』)初のアニメーション作品『t7s Longing for summer Again And Again ~ハルカゼ~』(以下、『ハルカゼ』)の先行上映会とトークショーが、2017年4月11日に新宿バルト9で開催された。

先行上映会では、約10分に及ぶ『ハルカゼ』のアニメーションを上映。トークショーでは、本作の主人公ふたりを演じた声優の水瀬いのり、篠田みなみ、総監督を務める茂木伸太郎氏がゲストに登場し、『ハルカゼ』制作における裏話を語った。

ナナシス ハルカゼ アニメ
ハルカゼ通常盤ジャケ写
▲MV(Blu-ray)付きCDシングルとして2017年4月19日に発売される。初回限定メモリアルボックスには、前日譚を描いた書き下ろし小説や公式記録集などの豪華特典も満載。

裏話満載!? なトークショーをリポート

アニメーションで描かれる物語についてのリポートは、ネタバレを避けるために割愛させていただく。

どんな物語かは、4月19日に発売される『ハルカゼ』を手に入れ、ぜひ自分の目で確認していただきたい。

代わりに……というわけではないが、ここでは先行上映会の後に行われたトークショーで語られた裏話をお届けしていこう。

ナナシス ハルカゼ アニメ
▲左から、涼原カホル役の水瀬いのりさん、鳴海アカネ役の篠田みなみさん、総監督を務める茂木伸太郎氏。

『ハルカゼ』誕生のきっかけ

トークショーではまず、司会より茂木総監督に「『ハルカゼ』誕生の経緯とは?」という質問が飛んだ。

それに対し茂木総監督は、じつは2015年の“H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!”前後に、各所からテレビアニメ化の話があったこと、そして、このままテレビアニメ化をしても見えかたや伝えたいことが変わってきてしまうため難しいと感じたことを明かし、

「まずは短い尺で、MVというかたちでアニメーションをやってみようと推し進めることになった」と語った。

また、アニメーション第一作だからこそ、これまでにはない“一般の人から見たアイドルの姿”を表現したいと考え、アイドルではない新キャラクターが物語の主軸になった旨も明かした。

ナナシス ハルカゼ アニメ

『ナナシス』を表現するにあたってこのふたりしかいない

今回のMVでダブル主演を務める水瀬いのりさん、篠田みなみさんだが、水瀬いのりさんはコニー&ニコル、篠田みなみさんはハルと、すでに別のキャラクターの声を担当している。

なぜこのふたりが今回の新キャラクターたちの声を当てることになったのか、トークショーではどのようにオファーがきたのかという話題へ。

水瀬いのりさんは、アプリのボイス収録の際に茂木総監督より直接「別のキャラクターをお願い」とオファーがあったとのこと。

ただ、そのときには企画の全貌もわかっていなかったため、追加シナリオでコニーが誰かになり切って1日を過ごすものだと思っていて、まさか新キャラクターを演じるとは想像もつかなかったらしい。

ナナシス ハルカゼ アニメ

対して篠田みなみさんは、事務所に茂木総監督の“よろしくです”というメモ書きとともに資料一式が届いた際に、本企画を知ったとのこと。

最初はアプリ内のストーリーに出てくる兼ね役なのかなと思ったが、ガッツリキャラ設定もあって、セリフも多く重要な役だったことに、最初のうちは戸惑いが大きかったと語った。

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また、水瀬いのりさんは、「このキャラクターを私たちが演じることにはなにか意味がある」とつながりを必死に探したことを明かした。

それに対して茂木総監督は、

「水瀬さんは『ナナシス』のことを本当にわかってる。(僕と)感覚が似てる」

「篠田さんの『ナナシス』へのぶつかりかたがドストレート」

「『ナナシス』を表現するにあたってこのふたりしかいない」

とズバリ。

今回の新キャラクターの担当声優を決める際にも、「オーディションしますか?」と聞かれて「なんでするんですか?」と聞き返すくらいにこのふたりが自然に頭に思い浮かんだという。

さらに、新キャラクターふたりとも、最初から水瀬いのりさん、篠田みなみさんに演じてもらうつもりで制作を進めたとのこと。

4年間での成長を感じる新楽曲

今回の楽曲を聞いて「みんな大人っぽくなったなあ。777☆SISTERSみんなの成長を感じて感動した」と水瀬いのりさん。

そんな水瀬いのりさんを「目線がコニーさんみたいでうれしい(笑)」と篠田みなみさんもしみじみ。

さらに、不安やプレッシャーも大きかった楽曲のレコーディングの際に、ほかのメンバーの歌っているのを聞いて「ひとりじゃないんだなあ。みんながいるからこの曲はいいものになる」と、仲間に力をもらえたことも明かした。

茂木総監督は「今回のレコーディングはおもしろかったです」と語り、アレサンドラ・スース役の大西沙織さんがレコーディング中に泣いてしまったエピソードを明かした。

大西沙織さんのレコーディング中、歌が止まったり、余計な音か入ってしまったりしたため、いったんレコーディングがストップ。

最初は「花粉症なのかな?」と勘違いしていたらしいのだが(ここで会場中が爆笑)、ブースに様子を見に行ったら泣いていたらしい。

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そして「ちょっと(感情が)入っちゃって……」とプロっぽく(大西さんはプロ)言われたらしい。

と、笑いを誘いつつも、「歌うと感情が入る曲になっている」と今回の楽曲の魅力を改めて語った。

予想外過ぎる前日譚の真相とは

10分という短い映像の中で物語をすべて描くつもりはなかったため、当初、前日譚は必要ないと考えていた、と茂木総監督。

しかし、キャラクターがどんどん“本当はこうだったんだよって公開してほしい”と主張してきた気がして、収録後に前日譚を小説として物語にしようと決めたとのこと。

その前日譚を読んだふたりは、

「ビックリした」

「自分が想像していたより遥かに重かった」

「リアリティがあってしんどい」

と、かなり衝撃だった旨を明かした。

また、茂木総監督は、小説を読んでからMVを見ることでぜんぜん違う見えかたがすると思うので、そこをぜひ楽しみにしてほしいと語った。

奇跡もいのりもあるんだよ

トークショーの最後には、茂木総監督が“絶対言おう”と温めていた奇跡のエピソードが明かされた。

それは、今回の作品で水瀬いのりさん演じる涼原カホルのテーマであり、『ナナシス』のテーマでもある、とあるメッセージについて。

茂木総監督が2016年の7月に完成させた脚本に書かれた、このメッセージとまったく同じ言葉を、じつは水瀬さんがブログで書いていたというのである。

というわけでさっそく調査してみたところ、“水瀬いのりオフィシャルブログ「今日も明日も幸せ☆いのりっ☆」”の2016年8月22日に投稿されたブログにて、その言葉は見つかる。

こんな私だっていつか誰かの光になりたい。

この時点で水瀬いのりさんは、『ハルカゼ』の脚本を見ているわけもなく、本当に偶然に”とあるメッセージ”と同じ言葉を紡いだようだ。

これについて茂木総監督は、

「(この言葉は)僕が先ですよ、これだけは絶対言おうと思っていました(笑)」

と、キレイにオチを付けて、トークショーの最後を締めた。

※記事の内容を一部修正いたしました。

3rdライブはとにかくすごい!?

トークショーの最後の挨拶では、4月22、23日に開催される3rdライブへの熱い想いも語られた。

茂木総監督曰く、「すごいことになっている」

篠田みなみさん曰く、「いっぱい走っていっぱい走っていっぱい走ってる」

水瀬いのりさん曰く、「絶対みんなびっくりする」

そんな3rdライブは、4月22日、23日の2日間に渡り幕張メッセイベントホールにて開催される。

『ナナシス』ファンなら行くっきゃないっしょ!

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Tokyo 7 th シスターズ

ジャンル
アイドル育成リズムゲーム
メーカー
Donuts
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iOS 5.1以降/Android 4.1 以上

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