東京発のスーツ型センサーが未来的過ぎ!【GDC 2017】

2017-03-05 17:39 投稿

スポーツ分野での活用にも期待

2017年2月27日〜3月3日(現地時間)の期間、アメリカ・サンフランシスコ モスコーニセンターにて開催されたゲームクリエイターの技術交流を目的とした世界最大規模のセッション”GDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)2017″。

そのエキスポエリアにて、東京に拠点を置く”Xenoma”社によるボディースーツ型センサー”e-skin”が出展されていた。

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▲過去さまざまなイベントにも出展されてきた”e-skin”。

▼e-skinプロモーション映像

e-skinとは、スポーツ用のインナーのようなデザインのボディセンサー。

さながらモーションキャプチャースーツのように、装着者の身体の動きやひねりを感知することができるデバイスだ。読み込んだ情報は、Bluetooth経由で外部デバイスに送信。ゲーム上に反映できるのはもちろん、スポーツのフォームチェックなどへの登用も検討されているのだという。

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▼ゴルフのフォームチェックに使用された例

展示されていたデモでは、腕を振るとキャラクターが前進し、身体を捻ると旋回。プレイヤーがジャンプするとキャラクターもジャンプし、腕を突き出すとエネルギー波を飛ばせるなど、身体運動と連動したゲームになっていた。

ちなみに本機のバッテリー兼データ送信器であるe-skin Hubは、スーツの胸部に設置。取り外しが可能で、充電を行う際やスーツを洗濯する際に取り外すことになる。バッテリーに関しては、フル充電状態なら約4時間ほど稼働するとのこと。

■e-skin hub

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▲”洗濯ができるスーツ型センサー”はとても珍しい。

現在、e-skinのディベロッパーズキットがXenoma公式サイトから購入可能。通常価格7500ドル(約90万円)のところ、先着100人は5000ドル(約60万円)で購入できる。

ディベロッパーズキットのみならず、将来的にはコンシューマーバージョンのリリースも検討中とのこと。

グローブ型のコントローラなど、より直感的に操作ができる衣類タイプのセンサー及びコントローラが増加しつつある昨今。

プラスチック製のコントローラによって半減していた没入感が、そうした衣類型センサーによってより高次元なものへと引き上げられる。これらはきっと、VRゲームなどでも真価を発揮することだろう。e-skinの登場は、VR体験の未来に夢をもたらしてくれそうだ。

Xenoma公式サイト

 

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