VR対応の美少女ゲーム『オルガル』の開発現場に潜入取材!新会社設立につきいっしょに働くメンバーも積極的に募集中!

2016-10-11 12:00 投稿

いっしょに働く仲間も募集しているとか

サイバーエージェントの『オルタナティブガールズ』(以降、『オルガル』)は、スマホゲーム市場でいち早くVRを取り入れた話題の美少女アプリ。VRとはバーチャルリアリティ(仮想現実)の略で、『オルガル』では美少女たちが手の届くような距離に現れ、プレイヤー自身がゲームの世界に入り込んだような感覚を味わえる。

▼まだプレイしていない人はチェック!
美少女たちが動きまくる『オルタナティブガールズ』VRモードで桃源郷を覗いてきた

この『オルガル』を開発していたサイバーエージェントのAmebaゲーム事業本部は、2016年10月3日、新会社QualiArts(クオリアーツ)として独立した。いままでAmebaゲーム事業本部で開発したゲームの運用はQualiArtsが担い、今後ゲーム事業を一層強化していく。そこで新たにゲームプランナー、プロモーションプランナー、アートディレクター、イラストレーター、3Dデザイナー、UI/UXデザイナー、シナリオディレクター、Unityエンジニア、サーバーサイドエンジニアなどゲーム職種を積極的に募集しているという。

チームの雰囲気は? いっしょに働くメンバーにはどんな人がいるのか? それらを調べるべく、ファミ通Appは開発現場に潜入することに。

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▲開発フロアの一角には、フリースペースが。ここで社員はご飯を食べたり、打ち合わせをしたりするのだとか。

まずはプロジェクトマネージャーに聞く!

オフィスに入っていくと、『オルガル』のプロジェクトマネージャーである小野山裕己氏が温かく迎え入れてくれた。ちなみに小野山氏は、新卒で、入社5年目なのだとか。わ、若い……!

プロジェクトマネージャー
小野山祐己(おのやまゆうき)氏

CA_小野山さん

現在約50名いる『オルガル』チームメンバーのマネジメントと、予算とスケジュールの管理をする。

最近気になっているお店は恵比寿の“バンブーグラッシィ”。入社したらお洒落なお店を沢山教えてくれるかも?!

Q、『オルガル』はどんなコンセプトをもとに生まれたゲームなのでしょうか?

小野山祐己氏(以下、小野山) もともとはVRを作ろうというよりは、“最高にかわいい女の子のゲームを作って、お客さまに喜んでもらう”というコンセプトで、プロジェクトが立ちあがりました。

3Dの美少女を作る、ということは決まっていましたので、キャラクターの3Dを作っている過程の中で、VRに目をつけ、「これなら“新しい体験”をお客さまにも提供できるのではないか」と思い、取り入れました。

Q、まだまだ数が少ないスマホVRを取り入れることはチャレンジングだったかと思うのですが、会社的には問題なかったのでしょうか。

小野山 美少女ゲームはすでに市場にたくさんあったので、差別化をはかるためのポイントとしていいのではないか、という意見もあったので、むしろ後押しをされましたね。

『オルガル』のチームも、新しい技術にどんどんチャレンジしていきたいという、前向きな人が多かったので、VRにかぎらず、メンバーから「こういうことをやりたいんです」という意見が出て、プロデューサーが「いいじゃん。やってみなよ」みたいなやり取りが日常的に飛びかっています。

Q、『オルガル』の今後の展望を教えてください。

小野山 もっともっとお客さまに支持されるようなタイトルになりたいと思います。東京ゲームショウ2016にも参加させていただきましたが、ああいったリアルイベントなどで、直接お会いできる機会が増えて、ファンのかたが増えていけばいいなと思います。

Q、いっしょに働くメンバーも募集されていましたが、どんな方が『オルガル』チームに向いていると思いますか?

小野山 なにごとにも興味があって、積極的な人ですね。

どうしても僕たちの職業って、お客さまの顔を直接見ることがないので、つい言われたことだけをやるという形になってしまいがちなのですが、接客業と同じで、“お客さまが求めているものを提供する”ことが大事だと思います。

お客さまのために、いま自分ができる能力を超えてがんばることができる人と、いっしょに仕事ができればと思います。

オルタナティブガールズ_VRイメージ
▲小野山氏にVR対応にするにあたり、苦労したことを聞くと「それはもう、たくさん」と語った。だが、新しい技術を積極的に取り入れようとするメンバーたちに、支えられたという。

【QualiArts採用情報はこちら】

続いて、ゲームクリエイターさんたちにもお話を聞く

続いて、現場でキャラクターを制作する、おふたかたにもお話を聞いてみた。

『オルガル』クリエイティブディレクター
庄司拓弥(しょうじたくや)氏

CA_庄司さん

キャラ制作にあたって、キャラの設定から2D画像を起こす担当。2D全般を請け負うディレクターでもある。

お気に入りのお店は会社の近くにある洋食屋“フレンズ”。入社した暁には、連れて行ってくれるそうだ!


Q、庄司さんは中途採用とおうかがいしましたが、入社されたきっかけを教えてください。

庄司拓弥氏(以下、庄司) 僕が入社したのは2013年なのですが、そのあたりはちょうどスマホゲームが活発化していたころでした。このスマホゲームの市場でもクリエイティブで勝負できると思ったので、チャレンジしようと思って入りました。

Q、ほかの会社を経験されたうえで、サイバーエージェントが大きく違うところはどこですか?

庄司 みんなが意見を言うというところですね。とくに『オルガル』チームはみんな、キャラクターへのこだわりが強くて、“キャラクターのかわいさ”について、いろいろな意見を出すんです。トップダウンで仕事が落ちてきて、それをこなす、という形ではないところが、ほかの会社と違うところですね。

そのぶん時間もかかるけど、みんなが納得感を持って仕事に向き合えるのがいいなって思います。

Q、みなさん、キャラクターへの愛が強いとおうかがいしましたが、具体的にはどいったところでそれを感じますか。

庄司 みんな推しキャラの名札をつけていますね(笑)

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▲名札から、キャラへの愛の強さがうかがえる。

今回ガチャの衣装を決めるとき、みんなにシートを配って、自由に案出しをしてもらったんですね。職種も雇用形態も問わずで。それで、30案ぐらい来ました。3DCGの海老沼もけっこう出してくれました(笑)。そのように、セクションに垣根がないのが『オルガル』チームの特徴です。

Q,どんな人といっしょに働きたいですか?

庄司 柔軟で、前向きな人ですね。けっこう修正も入りますので、それを嫌がらず、前向きにとらえられる人といっしょに働きたいなと思います。いまの『オルガル』チームもやっぱり前向きな人が多いですし。

『オルガル』 3DCGディレクター
海老沼宏之(えびぬまひろゆき)氏

海老沼さま3

キャラ制作の中で、モデリングされたキャラクターの動きを考える役割を持つ。3Dパート、アニメーションのディレクションも請け負う。

会社の近くのおすすめのご飯やさんは九州料理がおいしい“たもやんせ”。職場が渋谷なだけあって、ほかにもレパートリーはたくさんあるとのこと。海老沼氏いわく、 「入社されたらぜひいっしょに行きましょう!」。


Q、海老沼さんが入社されたきっかけをおうかがいできますか? コンソール出身とおうかがいしましたが……。

海老沼宏之氏(以下、海老沼) Amebaゲーム事業本部(現QualiArts)が3Dゲームを本格的に始動すると聞いて、ここにやってきました。「なにもないところからゲーム開発の体制をつくる」という経験がしたかったんです。

Q、『オルガル』チームはどんな雰囲気ですか?

海老沼 みんなで意見を出して作るので、“みんなで作っている”という感覚が強いです。誰でも意見が通る環境なので、そこはいままでにはなかった新鮮なところですね。

Q、海老沼さんもやはりキャラへの思いやりは強いのですか?

海老沼 そうですね(笑)。庄司が募集していた衣装は、僕も案を出させてもらいました。『オルガル』は戦う少女たちなので、アイドルみたいにかわいくなりすぎてもいけないし、バトルっぽくなりすぎてもかわいらしさがなくなってしまいます。そのバランスが難しくて、「スカート短くしすぎちゃったんじゃないか」みたいな問題は最近もありました(笑)。

ただ、みんなで意見を出しながら作っているので、チーム全員が『オルガル』のキャラへの愛情が強いです。ふつうキャラへの愛着って、キャラデザさんとか、シナリオライターさんとか、直接作っている人しかなかったりするものなので。

Q,『オルガル』チームにはどんな方が向いていますか?

海老沼 QualiArtsでは、まだ3Dのゲーム自体が『オルガル』で力を入れ始めたところなので、環境的にはこれからの部分が多いです。みんなでトライアンドエラーを繰り返しながら進めなければいけないので、自分で提案ができて、向上心のある人がいいですね。リーダー経験のあるかただと、なおいいと思います。

Q,海老沼さんはプロジェクトの立ちあげからいらっしゃったとおうかがいしました。当時VRを始めたばかりのときはどうでした?

海老沼 もともとVRに興味はあったのですが、初めてのチャレンジだったので、いざやってみると、とにかくわからないことだらけでした。

今年になってVR元年と言われていますが、『オルガル』の開発がスタートしたときは“VR”という言葉も、スマホ業界ではそこまで浸透していなかったんです。しかも、当時はスマホの性能上ローポリだったので、どうしても没入感が足りなくて。試行錯誤しながらノウハウをためていって、そこから年数が経ってスマホの性能がハイポリにも対応できるようになって、そこでこれまでためたノウハウも生かして、『オルガル』を配信することができました。

※ローポリ、ハイポリ:ポリゴン数の違いのこと

そうやって学びながら作っていけることはたいへんですが楽しいですね。みんな新しいことにチャレンジしたいと思っていますし、チャレンジすることを止めようとする人もいないので、働き心地がいいです。

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▲VRモードを遊ぶための組み立て式ゴーグル。箱の作りによって見え方が違うため、何パターンも作って試したのだとか。

QualiArts採用情報はこちら

1体のキャラクターができるまで

今回は、3DCGデザイナーも募集しているとのことで、キャラクター完成までの流れをざっくり紹介。

キャラ作りは、シナリオチームから落ちてきた設定をもとに、庄司氏たち2Dパートがキャラを起こし、それを3Dパートでモデリングしたのち、海老沼氏たちがモーションなどをつけていくという流れ。

ただし、3Dに起こしたときにどれだけかわいくなるかは、2Dの3面図次第。庄司氏曰く、「モデルを3回ぐらい作り直している」とのこと。まつ毛の厚さ、眼球の大きさ、前髪の落ち影を入れるか入れないか、髪の立体感、シェーダーをどれだけテカテカするか……。検証するところは果てがない。

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結果、落ち影は入れない、まつ毛は薄くするなどをして、かわいいキャラクターを作った。

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今回取材した3人の方が共通して言っていたのは、『オルガル』チームは”みんなが意見を出し合える風通しのいい環境”ということ。誰もが平等に意見を交わせる環境があったからこそ、みながキャラ作りに関われて、そこからキャラクターへのこだわりが生まれたことがわかった。

新会社設立につきゲーム人材採用強化!

新会社としてスタートしたQualiArtsは“現場ものづくり主義”でゲーム開発・運用をおこなっているのが特徴で、年内に2本の新規ネイティブタイトルのリリースを控えている。その後も積極的に複数の新規ネイティブタイトルの開発にも注力していく予定で、今回ゲーム人材を積極採用していきたいとのこと。今回紹介した『オルガル』チーム、そしてQualiArtsの新規タイトルににぜひとも携わりたいという方は、現在募集中なので、ぜひ応募してみてはいかが?

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▲集合写真からも、セクションの垣根のない、仲のいいチームであることが見てとれる。
■QualiArtsが募集している職種
・ゲームプランナー
・プロモーションプランナー
・アートディレクター
・イラストレーター
・3DモデラーCGデザイナー(とくにコンソール出身歓迎)
・シナリオディレクター
・UI/UXデザイナー
・Unityエンジニア
・サーバーサイドエンジニア

QualiArtsの採用情報はこちら

オルタナティブガールズ

ジャンル
美少女RPG
メーカー
(株)QualiArts
公式サイト
https://lp.alterna.amebagames.com/
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iOS、Android

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