『Ingress』大規模イベントXMアノマリー“ヴィアラックス瀬戸内”参戦レポート(前編)

2016-10-04 18:10 投稿

岡山と香川を舞台にした広範囲バトル

世界規模の陣取りが日夜くり広げられているナイアンティック社の位置情報ゲーム『Ingress』。中でもXMアノマリーは、レジスタンス(青)とエンライテンド(緑)、両陣営が指定地域で得点を競う大規模なイベントだ。その最新シリーズであるXMアノマリー:“ヴィアラックス”が、2016年9月24日、シンガポール、ムンバイ、マカオ、そして我らが日本では瀬戸内を挟んだ岡山県と香川県で開催された。

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そんなわけでこんにちは、ファミ通Appで『Ingress』といえばおなじみライターの深津庵と、あしたづひむ(カメラアシスタント)が、当日の様子をリポートしていきます。すでに勝敗は報じられているのであれですが、“そのとき、深津は何をしていたのか”、そんな目線でどうかよろしくお願いします!!

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9月23日13時
瀬戸大橋を渡ってうどん県に上陸

遅刻厳守、慌てることが大嫌いな深津は、XMアノマリーが遠方で開催されるとなれば決まって前日入りするのが定番スタイル。とくに今回は同社の『ポケモンGO』も並行プレイってことで、未捕獲のポケモンでも出やしないかと期待を膨らませて現地入りを目指したってわけ。

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この日から2泊3日、ビジネスホテルを取っていたふたりは、ひとまずチェックインしようと地図アプリを起動。

その直後、「ファミ通の方ですよね?」と男性の声に振り返る。

と、そこにいたのはこれまで沖縄や浜松、前回の東京など多くのXMアノマリーでお世話になってきた香川県を代表するエージェントチームの方だった。

 
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▲四国を中心に陣営の壁を越えた活動をしている有名エージェントであり、今回ファクションリーダーを務めているトクヨ天狗(左)さんも合流。

到着したばかりでチェックインもまだだと伝えると、まずはうどんを食べなさいと天狗氏。

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真っ赤なマイカーで案内されたのは、半熟ゆで卵天で有名な“竹清うどん高松”さん。閉店直前だったのだけど快く迎え入れてくれて本当に感謝。帰り際、ネックストラップに着けていた“ポケモンGO Plus”が話題になり、お店のおばさんから近所の公園にいっぱいいると地元情報をいただいた。

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▲カウンターでうどんの玉数を伝えるだけ。温めるかつけるのか、トッピングなんかも全部セルフ、テレビでは見たことあるけど現場に立つと緊張しちゃうね。

その後、天狗さんの運転でビジネスホテルに到着。ここはポータルであり、ジムにもなっている場所で、室内にいながら十分楽しめちゃう最高のポイント。教えてもらったポケモン情報を参考に周辺の公園を検索しながら、荷ほどきをしている最中に満腹感からは強烈な眠気が……ポケ……モ……。

 
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9月23日19時半
シンガーソングライター山本紗江さん&例の速報さんと合流

目覚めたときにはすでに19時半。ナイアンテックの広報をお手伝いする高科(以下、だいじろう)から、「空港に着いたから夕飯行きましょう!」との呼び出しを受け、地元エージェントからオススメされていた“一鶴”という鶏料理屋へ。

 
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▲骨付き鳥は熱々、ゆっくり食べないとあしたづ、だいじろうのように、うわあごを軽く火傷、数日引きずることになるから皆さんは注意しよう! 

こいつがマジでうまいのなんの、関東圏にもあるようなんだけまったく知らず高松で初体験。

さぁ、この日の俺らにはもうひとつの待ち合わせがあった。それは、『Ingress』の専用ラジオを放送している“ソラトニワ”でMCを、前回のXMアノマリー“イージスノヴァ東京”でもステージを盛り上げてくれた、エージェントでありシンガーソングライターの山本紗江さんだ。

話題は翌日の本戦、レジスタンスは勝てるのか。エンライテンドが今回も突っ走るのか。お互いガチ勢ではないけど、『Ingress』に対する愛情は同じ。同じライターとしての苦労話から今後の展開など、ちょっと深い話で大盛り上がり。

イングレス専用ラジオ:ソラトニワ
山本紗江公式サイト

 
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▲同席してくれたのは“Ingress速報”というサイトを運営する方。彼の両親が仕掛けたサンタエピソードはあまりに衝撃的、くぅ言いたい。

 

9月24日10時
XMアノマリー当日! 受付会場へ

高松駅から徒歩10数分、フェリー乗り場にも近い“サンポート高松”、そこにある大型テント広場が今回の受付会場。

 
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▲いまでは珍しい、パチッと切るタイプの切符。その音を聞いた瞬間、幼少期に見てきた鉄道の光景がフラッシュバック。たまんねぇな!
 
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9時から始まっていた受付はすでに、多くのエージェントで行列ができ、その近くでは、XMアノマリーではおなじみ伊藤園さんがみんなにお茶を配っていた。

 
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▲エージェントのあいだではおなじみ、伊藤園の大楽さん。マジでいつもありがとうございます。当日用意した約3000本のお茶が速攻でなくなり、この後、慌てて追加したようだ。大楽さん、例の約束、次回お会いするときまでに用意しておきますよ!! 
 
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▲NIA代表取締役社長の村井説人さん(最右)、アジア統括マーケティングマネージャーの須賀健人さん(左2)。そして今回のファクションリーダーである両陣営のおふたりをいっしょに記念撮影。

さて、今回の戦いは前回同様2種類。4回の計測で行われる従来のクラスター戦と、シャードと呼ばれる破片をリンクで結んだポータル間を移動してゴールに導くフラッシュシャードだ。それを下記の赤で記された地域を使ってやってやろうっていんだから規模がデカい。

 
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9月24日11時
エージェントからトレーナーモードへ

第1計測が始まるのが15時。その1時間前の14時から須賀さんのインタビューがあるってことで、それまでのあいだ深津とあしたづは周辺を探索、『ポケモンGO』を楽しむことにした。サンポート高松の会場からほど近い場所にみえる巨大なハチの巣にみえるオブジェを抜けると、そこに見えてくるのが中央ふ頭、せとシーパレットという大きな広場だ。

 
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▲林舜龍(リン・シュンロン)氏の“国境を越えて海”という作品。
 
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▲たくさんのトレーナーに混ざってXMアノマリーに参加中と思われるエージェントも多数確認。行動からどちらをプレイしているかひと目でわかっちゃう。
 
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▲釣り人も多数いたので、おじゃましないよう静かに灯台を目指した。
 
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▲『Ingress』と『ポケGO』それぞれで見る赤灯台。ここではパウワウやタッツー、シェルダーなど水に関係するポケモンが多かった。
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▲高松港西防波堤灯台として陸岸近くの防波堤に設置されたもの。その後、サンポート高松にともなう港湾事業で防波堤が北側に伸び、その先端にある総ガラス張りの灯台として有名な場所だ。

すっかり観光気分の深津とあしたづ。今回、ふたりにはささやかな企みがあった。それは、毎計測が終わるたびにうどんを食べる、というものだ。しかし、ここには大きな罠、否、初歩的なミスが重なり、うどんどころかXMアノマリー本来の目的をも揺るがす最悪の事態が待っていた。そんなことにも気づかないふたり、そしてその旅に同行することになる広報のだいじろう。

果たしてどんなことになってしまうのか、その詳細&須賀さんのインタビューは後編で!!

後編へ続く

 
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P.N.深津庵(レジスタンス)
※深津庵のTwitterはこちら

Ingress(イングレス)

ジャンル
オンライン位置情報ゲーム
メーカー
Niantic, Inc.
配信日
配信中
価格
無料(ゲーム内課金あり)
対応機種
iOS/Android

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