壊された歴史を修正せよ！セガの新作RPG『ワールドチェイン』をさっそく遊んでみた

こ、これはかなりの大作なのでは……！

セガの最新作『ワールドチェイン』は、現代の学園都市で生きる少年たちが、改変された歴史を修正するため過去の時代を旅するという歴史ジュヴナイル！　同社の人気ＲＰＧ『チェインクロニクル』に続くシリーズを謳うだけあり、世界観やストーリーの奥深さは折り紙つき！　バトルも大きく進化して、主人公たちと偉人・英雄を切り替えながら戦うという、戦略性が溢れるものになっています。

『チェンクロ』ファンならずもRPG好きなら押さえておくべき1本。今回は、配信が開始されたばかりの本作を、ライター・あさみ666がさっそくプレイしてみました。

▼詳しい攻略情報を知りたい方は
『ワールドチェイン』始めてからまずガチャで引きたいレブナントとバトルのコツを紹介！

時間を超えて展開する壮大なストーリー

ゲームをスタートするといきなり、これからラストバトルにでも突入しそうな雰囲気の場面が始まります。

自動で進むバトルのあと、白起（紀元前の中国の武将）を従えた弓月院嬰子（ユヅキインエイコ）という謎の女性が登場し、4人の少年少女（シンゴ・マリカ・リザ・シャオ）と対峙するところで場面が転換。

もしや、この弓月院嬰子がラスボスなのでしょうか……!?

主人公（男性）の名前を入力すると、現代の研究室のような場面に移ります。

知らない場所で、眠りから覚めた様子の主人公。

さきほどの場面は、夢だったのでしょうか……。しかし、主人公は最初のシーンにいませんでしたね。

同じ場所には、主人公のほかにふたりが倒れていました。女性の名前はなぎさ。男性の名前はシンゴ。

3人とも面識はなく、なぜここにいるのか戸惑っている様子です。

3人が部屋を出ると、鎧武者が現れて襲ってきます！　そのとき、主人公が研究室で拾ったスマホのような機械から声がして、謎のキャラクター“シマトラ”が登場。

次元のゆがみが修正され、鎧武者は消えました。スマホのような機械は“チェインドライバー”という名称で、シマトラはそれに内蔵されたセーフシステムなのだそうです。

シマトラにうながされて3人が建物の外に出ると、地上から空へと続く、街を囲むバリアのようなものが……。

情報を求めて街を歩き回りますが、3人のほかには誰もいません。

シマトラは、ここ“上代学園都市”が、本来の時間軸から切り離された場所に移動したのだと告げ、主人公たちに、歴史の修正者“リライター”になってほしいと言います。

チェインドライバーを使い、シマトラはなかば強引に、主人公たちを“タイムドライブ”へと導きます。

こうして、主人公たちは戦国時代に向かい、リライターとしての活動を始めることになります。

騎馬隊に襲われ、バトルのチュートリアルがあったあと、主人公たちの前に現れたのは、戦国大名、前田利家!?

しかし、前田利家は、自分は大名ではなく野盗の親分だと言います。

チェインドライバーで現在の年を確認すると、1601年。

歴史オタクであるなぎさは、関ケ原の戦いの翌年であるこの年には、天下統一がされており、戦がどこでも起きていないはずなのに騎馬隊に襲われることや、前田利家が生きていることがおかしいと気づきます。

村の人に話を聞き、情報を整理すると……。

歴史のどこにゆがみが生じているのかを探り、さまざまな年代を訪ねて、正しい歴史になるように手助けをしていきます。

ちなみになぎささん、本気モードのときはメガネをかけます（笑）。

そして、また別の場所にタイムドライブ！

……と、こんな感じで、なぎさが持ち前の豊富な知識で、正しい歴史を教えてくれるのですが、歴史に詳しい人なら、なぎさと同様に、どこが間違っているのかを推理しながら読み進められますし、私のようにそんなに詳しくない人でも、自然と正しい歴史の知識がついてきて楽しめます！

リライターとなる少年少女は、主人公を含めて最初は3人ですが、ストーリーを進めると増えていきます。彼らが偉人・英雄たちと出会って、いろいろなことを感じ、成長していくのも、物語の見どころのひとつです！

メインストーリーは、戦国時代編が終わると、ローマエジプト編が始まり、現在のところ、ローマエジプト編の中盤までが実装されています。そこまでしか入ってないの？……と思った、そこのアナタ！　戦国時代編だけでも、ものすごいボリュームですよ！　個人的には、戦国時代と古代ローマ時代あたりは、少し知識があったのですが、近代の世界史をほとんど勉強してこなかったので、そのあたりをこの作品で勉強できたらいいなぁと思っております（笑）。

もちろん、歴史を歪めたのは誰なのか、どうして主人公たちがリライターとして選ばれたのか、最初のシーンはいったいなんだったのか……など、物語の核心に迫る部分も気になりまくりなので、これからストーリーがどうなっていくかも楽しみです。

歴史上の偉人・英雄が多数登場し、エピソードも豊富！

バトルは、主人公たちに力を貸してくれる歴史上の偉人・英雄“レブナント”と、リライターで、タッグを組んで戦います。

レブナントはガチャやイベントクエストで入手します。ガチャにはBOXタイプのストーリーガチャも用意されています。引き続ければ確実に欲しいカードを入手できるのがうれしいですね。ストーリーガチャは課金アイテムのほかにゲーム中で取得できるガチャptsを使って引くこともできます。

ガチャ以外では、“ボスクエスト”という、メインストーリーで出会った偉人をレブナントとして入手するクエストや、シーズンイベントなどでも入手できます。

レブナントは入手時にセリフをしゃべってくれるのですが、それが「よろしく」などの一言ではなく、そのキャラクターらしさのあるセリフを、しゃべってくれます。

これだけでも、どんな雰囲気の人なのかがすぐにわかって、親しみをもてるのですが、レブナントひとりひとりに専用のキャラクエスト“列伝ストーリー”があり、仲間になったレブナントの過去を深く知ることができるのです。

レブナントは現段階ですでに100体以上が実装されてますが、今後、どんどん増えていくそうなので、楽しみですね！

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バトルは簡単に遊ぶことも戦略的にも楽しむことも可能

バトルは“R・A・D（リヴァイブ・アクション・ディフェンス）バトル”というシステムで、画面左方向からやってくる敵と戦います。

基本攻撃はオート操作で行え、オートはオンオフが可能です。

味方が全滅するか、敵が画面右に見えている赤いエリアまで行くとゲームオーバーです。

リライターに組ませたレブナントのほかに、サポートのレブナントを1体、パーティーに加えることが可能です。

敵は複数で、数回のWAVEに分かれてやってきます。全部の敵を倒すか、ボスを倒すことでつぎのWAVEに移るかクリアーとなります。

WAVE開始時にルーレット（目押し可能）が出現。

エネルギーのアイコンに止まると、全リライター共通で必要数を溜めるとリヴァイブできるようになるエネルギー、リライターのアイコンに止まると、そのリライターだけが瞬時にリヴァイブできるようになる特殊なエネルギーを入手できます。

リヴァイブできる状態になると、画面下部の顔アイコンを画面を上方向にフリックすることで、エネルギーを消費し、レブナントを召喚。

一定時間、リライターの代わりにレブナントで戦うことができ、レブナントによって強力な必殺技や回復技などを発動できます。

パーティーメンバーのレブナントはエネルギーが溜まれば何度でもリヴァイブ可能で、サポートのレブナントはエネルギーに関係なく1バトルに1回だけ呼び出し可能です。

基本的にオートで戦い、リヴァイブの使いどころを考えて発動していくというスタイルで、簡単に戦えますが、より効率よく戦いたいときや、強い敵に挑戦する場合は、どのリライターがどの敵を攻撃するかをタップで指定し、積極的に位置を動かすとよさそうです。

レブナントには、“アタッカー”、“ライダー”、“シューター”という3つの兵種（戦闘タイプ）があり、アタッカーはシューターに強い、ライダーはアタッカーに強い、シューターはライダーに強い……という、じゃんけんのような3すくみの関係になっているので、これを意識して戦うといいですね。

また、アタッカーは、HPが高く近距離戦闘向け。ライダーは移動力が高く汎用性が高いほか、助走をつけて攻撃をすると、高い威力がでる。シューターは離れたところから範囲攻撃を行うといった、兵種ごとの特徴もあります。

これらの兵種の特徴もうまく生かして、ガンガン前に出して攻めさせるキャラ、後方に待機するキャラ、手動で動かしながら、状況に応じて立ち回りを変えるキャラ、などを使い分けるといいでしょう。

また、毒（一定時間、HPが減り続ける）の効果をまき散らす敵がいれば、毒に耐性を持つものがいたり、一目散に右側の赤いエリアを目指す敵がいたりすれば、特定の敵を強制的に移動させる挑発効果を持つものがいたりなど、レブナントにはさまざまな特性があります。

敵や味方の状況によって効果的な戦い方が変わってくるので、戦略を考えるのも楽しいですよ！

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