新作発表と同時にクリエイター募集!? スマホRPGの限界に挑む『Caravan(キャラバン)』の全貌とは

2016-08-20 12:00 投稿

※記事内の写真、スクリーンショットなどのゲーム画面は開発中のものです。

AimingFESで明かされたハイエンドRPGに迫る

2016年8月19日の生放送で発表された、Aimingが開発中の新作タイトル『Caravan』。同社より配信中のアクションRPG『幻塔戦記グリフォン』制作チームが手掛ける、新たなオンラインRPGとのことだ。

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さらに生放送では作品に関する情報だけでなく、『Caravan』制作メンバーを募集するセミナーの開催も明らかに!

本記事では『Caravan』の持つ魅力とともに、本作のプロデューサー・高屋敷哲氏とアートディレクター・久保貴美氏への直撃インタビューをお届け。発表の場で人材を募るという、ゲーム内容以外でもインパクト大のプロジェクトにかけるこだわりと、真意について語っていただいた。

【『Caravan』採用セミナー詳細】

『Caravan』ってどんなゲーム?

好きなキャラクターを組み合わせ、最大6人のパーティーで戦うRPG。種族などが異なるバリエーション豊かなキャラクターが登場&仲間となり、その総数はなんと約160体

また、移動式の拠点としてタイトルにもなっている“キャラバン”が活躍。冒険に役立つ施設を設置してレイアウトを楽しむだけでなく、戦闘時には戦力としてプレイヤーを助けてくれる。

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▲後ろの大きいヤツが“キャラバン”だ。

そして、本作におけるグラフィックのクオリティは最注目ポイントと言っても過言ではないだろう。インタビューでもお伝えするが、やわらかなタッチで描かれた独自の世界は、3Dゲームを遊び慣れた人にもぜひ冒険してほしい。

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▲とくに“自然”の表現が際立つ『Caravan』ワールド。

クリエイターインタビューでさらに深く聞いてみた

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▲プロデューサー・高屋敷哲氏(左)、アートディレクター・久保貴美氏(右)

──よろしくお願いします。開発中の画面を見させていただきましたが、背景やキャラクターがすでにかなり作り込まれていて驚きました。

久保 チーム“グリフォン”での制作が決定したとき、まず「グラフィックには徹底的にこだわる」という話でスタートしたんです。とはいえ『幻塔戦記グリフォン』と同じスタイルではなく、『Caravan』では3Dらしさの中にも柔らかい雰囲気がある“絵”のような表現を追求しています。

高屋敷 背景を隅々まで楽しんでもらうために、オンラインRPG“らしい”空間(フィールド)づくりも大事ですね。遊んでくれる人には、ぜひいろいろなところを歩き回ってほしいと思います。場所によっては光が装備に反射したりするので、そういった部分もチェックしてもらえるとうれしいです。

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▲中央にいるキャラクターの、鎧や盾の光沢を感じることができる。

──キャラクターについてお聞きしたいのですが、『Caravan』の主人公となるのは?

高屋敷 開始時に6つの種族からひとつ選んでアバターを作成できるので、そのキャラが主人公です。見た目(髪型など)の変更もできますし、ストーリーも種族ごとに用意しています。最終的な目的は変わらないんですが、そこまでの過程がそれぞれ違っている……という感じですね。

──それを聞いて、すでにどの種族で始めようか迷っています(笑)。可能な範囲で、『Caravan』のストーリーについて教えていただけないでしょうか。

高屋敷 ざっくり言うと“未知の外敵を倒すべく、異種族で共闘する”というのが大筋です。そのために必要なモノが“世界の中心”にあって、そこに到達するまでが種族ごとのストーリーとして描かれる。その後は別の種族のところへも行き来できるようになって、そこで仲間を増やしたり、手荒な歓迎を受けたりします(笑)。

──なるほど……“未知の外敵”という存在が、ゲーム内でどのように登場するのか気になります。

高屋敷 共通の敵なので、いわゆるレイドボスですよね。あとは、プレイヤーどうしでギルドを結成して攻城戦に近いことができるとか……このへんはまだ構想段階なのですけど、僕はぜひ入れたいと思っているので、記事に書いて逃げられなくしてください(笑)。

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──わかりました(笑)。キャラクターの話に戻るのですが、約160体となるとレアリティなどでかなりの差がありそうですね……。

高屋敷 もちろんレアリティは設定していますが、『Caravan』では最高レア……いわゆる星6に全キャラが進化できます。初期のレアリティに差はあるものの、お気に入りのキャラは最後まで育ててあげてほしいですね。

久保 しかも、キャラクターは進化するたびに見た目が変わるんです。つまり初期レアリティが星1なら、6パターンのグラフィックが存在すると。そして、それが約160体分……(笑)。

──好きなキャラが一線級まで育つのはうれしいけれど、これまでのお話だけでもとんでもないボリュームが想像できます……(笑)。

高屋敷 「日本のRPGが好き」という人にはぜひ遊んでほしいので、キャラクターが多くともストーリーは最重要視しています。正直コストパフォーマンスは悪いですが(笑)、チャレンジしていきたいなと。レベル上げが苦にならないよう育成要素もたくさん用意するつもりなので、いろいろなキャラを育てながら長く遊んでもらえたらうれしいです。

バトルでモンスターまでもが仲間に!?

──『Caravan』の戦闘は、シンボルエンカウントで始まるんですね。

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▲大型の敵シンボルは、戦闘開始前から迫力たっぷり。

高屋敷 はい。ちなみに倒したモンスターは仲間にできます。“仲間にできる”というのは、もちろんパーティーに入れていっしょに戦える、という意味です。

久保 モンスターも星6まで進化できます。もとの姿からは想像もつかない見た目に進化するモンスターもいるので、ぜひいろいろ育ててみてほしいですね。

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▲約160体のキャラクター+仲間になるモンスター……筆者は考えるのをやめた。

移動拠点“キャラバン”とは?

──タイトルにもあるキャラバンですが、具体的に何ができるのでしょうか。

高屋敷 わかりやすく言うならば、移動式の箱庭……といった感じかと。キャラバン内に“ナビ施設”を置いたら地図が見られたり、自動で資金を発掘してくれる施設を置いたりと冒険の助けになってくれるだけでなく、武装を取り付ければ外見を変化させることも可能です。ほかのプレイヤーのキャラバンもゲーム中で見られるので、インパクトのある見た目を追及するのも楽しいかもしれません。

──「何じゃありゃ!?」っていう反応ですね(笑)。

高屋敷 ほかにも、PvP(対人)要素としてもキャラバンを活用するつもりです。対戦用のパーティーを編成して、試合中に好きなタイミングで自分のキャラクターをキャラバンから出撃させるイメージです。

──“本拠地”という意味では、キャラバンを防衛するような遊びかたとも相性がよさそうです。

高屋敷 いわゆる“タワーディフェンス”についても、もちろん要素のひとつとして用意しています。ほかにもおもしろいことができそうなので、思いついたらどんどん追加していきたいですね。

──お話を聞けば聞くほど、スマホだけで遊ぶのがもったいないタイトルだと感じます。

高屋敷 メインのターゲットはスマートフォンですが、じつはPC版も同時にリリースしたいと考えています。あとはスマートフォンで遊ぶ人にも、家ではモニターに出力して大画面でプレイしてもらえたらいいですね。それだけグラフィックのクオリティにはこだわって制作を続けていますので。

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▲開発中の画面もまさしくモニター出力で見ていたが、感想としては“圧巻”の一言。

チーム“グリフォン”が『Caravan』で求める人材とは

──現時点での開発状況を教えていただけますか?

高屋敷 完成度としては、まだ10%前後といったところです。システムも含めた構想……ということであれば50%ほどになるのですが、作りかけのものもありますし、何より「もうちょっとよくできる!」という“欲”をつねに持っているので、それをいっしょに形にできる人が採用セミナーへ来てくれるとありがたいですね。

──もう少し具体的なことを聞かせていただきたいのですが、どういった人物を採用したいと考えているのでしょうか?

久保 コンシューマーでの、とくにハイエンドゲーム制作経験のある人に興味を持っていただけたらうれしいです。スマートフォンのゲームは、どちらかと言うとカジュアルなものを想像して来られる方もいらっしゃるんですが、いまはスマートフォンでも従来の常識を超えたクオリティが生み出せる時代になっており、『Caravan』はそれを限界まで引き出したものにしたいと考えています。

高屋敷 そんなバリバリの3Dで、スマートフォンにおいて“ハイエンド”と言えるであろうタイトルをせっかく作っていますし、生放送や記事を見て「いっしょに作りたい(遊びたい)」って感じてくれる人がいたら、それがAimingに来てもらうキッカケになればいいなと。

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──ゲームと採用セミナーについての情報が同時に発表されましたが、このタイミングで公開した意図とは?

久保 “AimingFES”があったから、というのが大きいと思います。チーム“グリフォン”が手がけていないAimingタイトルが目的で、生放送を見てくださっている方にも訴求できるかもしれないですしね。

高屋敷 開発状況からするとかなり早いんですけど、“リリースしてないタイトル”でここまで大っぴらな求人ってすごいインパクトですよね(笑)。本当に作りかけのモノを出して「いっしょにやりませんか!?」ってなかなか見ないケースでおもしろいと思うし、もうこの段階で見せられるものは公開していこうかなと。

──Aimingの魅力や、チーム“グリフォン”の雰囲気についてお聞かせいただけますか?

久保 Aimingのゲーム制作現場は、率直に仲がいいと感じます。関わっている人たちが日々切磋琢磨しながら、“いい空気”で制作が行われています。

高屋敷 でもチーム“グリフォン”についてはちょっと違うかも? だいたい僕が脇目も振らず突っ走ってる後ろをついてきてくれるような……たまに追い抜いてく人がいるけど(笑)。そんな知識や技術、ゲームをよくするための考えかたを持った人には、ぜひお越しいただきたい!

──それでもし、高屋敷さんを追い抜く人がいっぱい来てしまったら……?

高屋敷 勢い余って踏みつぶさないように、気を付けてくれればいいです(笑)。

──そのときは直接お伝えください(笑)。最後に、この記事を読んで採用セミナーに来てくれる……かもしれない方々に向けてメッセージをお願いします。

高屋敷 『Caravan』の制作が開始してから半年ほどになりますが、日進月歩で“いいもの”ができています。セミナーではゲームの内容に関するものだけでなく、もっと深いところまで全部お見せしますので、そのうえで作品とともにプロジェクトへの関心を持っていただけたらうれしいですね。これから続報もどんどん出していきたいと思うので、プレイ目的の方にも楽しんでほしいなと思います。

久保 『幻塔戦記グリフォン』のリリースから3年になりますが、当時新入社員でチーム“グリフォン”に入ったメンバーが、いまでは大事なメインキャラクターの制作を担当……そういった流れを見ていることもあり、『Caravan』もクリエイターどうし腕を磨けるプロジェクトになると感じています。すでにお伝えしてしまいましたが、コンシューマーでの制作経験をお持ちの方は当時の試行錯誤を余すことなく活かせるゲームですので、ぜひとも活躍していただきたいですね。

ともに歩む“キャラバン”の一員、来たれ

生放送および本記事でもお伝えした通り、Aiming最新タイトル『Caravan』単独でのクリエイター採用を目的としたセミナーが9月3日に開催される。実際に開発を行うメンバーによる制作フローの講義などは、クリエイター志望の人にとっても思わぬところでゲーム開発の裏側を覗く“勉強会”とも言える場になりそうだ。

無料にて参加できるので、少しでも気になったなら当日会場に足を運んでみてはいかがだろうか?

▼セミナー開催会場
渋谷dots.
▼セミナー参加費
無料
▼当日のタイムスケジュール
16:30 開場
17:00 セミナー開始
18:30 セミナー終了
18:45 懇親会開始
20:00 懇親会終了

会場写真

セミナー会場1
セミナー会場2
セミナー会場3

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