【夕刊】王様はファミ通Appでゆるキャラで彼女がいなくて父性に目覚めてパンツがビリビリ

【担当者のヒトコト】

ニュースを見ていたら、今年もKADOKAWAのアスキー・メディアワークスで電撃大賞の応募受付が始まったらしい。電撃大賞といえば、ラノベ小説家への登竜門で、じつは私にもかつて、ラノベ小説家を目指して、せっせとこの賞に応募していたときがあったのだ。

懐かしい……それまで1年半やっていたOLを、突然「ラノベ小説家目指すわ！」と言って辞めて、実家に帰ったときのことを昨日のことのように思い出すねえ。当時は、家族も、友だちも、みんな私がおかしくなっちゃったのかと思っていた。私だってじぶんがそんな破天荒な生きかたをするような人間だって思っていなかったから、びっくりしたもんだ。まあ、いま小説家になれていない時点で、そっちの才能のほうはお察しってところだけど、たまにラノベ、書いてみたいなーって思うときがある。

でも、いまは毎日編集部にしかいないから、書くネタがないよな……ファンタジーとかも世界設定考えるのけっこうたいへんだったりするのだ。などと考えたときに、とってもいいことを思いついたのだ！

このファミ通App編集部を題材にしてラノベを展開してみたらどうだろう？

数年前に『shirobako』が大ヒットしたけどさ、あんな感じで働く社会人がテーマよ。

みいこやがっしーがいるから、ヒロイン枠はイケそう。しかもふたりともかわいくて、タイプが違うから、かなりラノベ向きだ。……ふむ、これはいい。んじゃ、男は誰をメインにそえよう？　いくら仕事がテーマとはいえ、ヒロインたちと絡むラブロマンス的な要素もほしいもんね。

なんてことを考えながら編集部をぐるりと見回してみると、おじさんがいて、おじさんがいて、おじさんがいる……。って、おじさんばっかじゃん！　タイプに分けるとしてもおじさん（既婚）かおじさん（独身）しかいないぜ。この中から選ばなくてはならないのか……。

おじさん（既婚）でラブロマンス的なことが起こると、それはラノベじゃなくなってしまうので、せめて、おじさん（独身）を選ぼう。

そこで私はおじさん（独身）代表の、“百人乗っても稲葉”さんに注目することにした。

稲葉さん……どんな人かと言うと、ファミ通Appの人で、王様になったり“いなっしー”になったりする人で、彼女がずっといなくて、恋愛に迷走したり、父性に目覚めたり、パンツ（パンツ↑ね、パンツ↓じゃないよw）がずっと破れたりしている人だ。

ってあれ？　なんかこの人、キャラ立ち過ぎじゃない？　昨今のラノベにおける男のメインキャラって“何者でもないモブ臭の激しい男”が好ましいんだけど……、こうなったらもう、彼がヒロインでいいや。というわけで、もしファミ通Appを題材に書くとしたときのラノベのタイトルが決定してしまった。それが今日の記事のタイトル。

どう？　読みたくなったでしょ？

【編集者注目の記事】 ※ 最近公開の記事の中から、気になったものをピックアップ

【新作】ファミコンの名作『ワギャンランド』のボス戦が好きなだけ遊べる『ワギャン しりとりで勝負だ！』 ステアシステムは、2016年5月16日よりスマホアプリ『ワギャン しりとりで勝負だ！』の配信を開始した。 本作は、バンダイナムコエンターテインメントが実施する”カタログIPオープン化プロジェクト”に関連した作品で、原作である『ワギャンランド』のしりとりパートをスマホ向けにアレンジ。

こちらはバンダイナムコエンターテインメントが推めているカタログIPオープン化プロジェクトのひとつ。

このプロジェクト、クリエイター登録することで、『パックマン』や『ゼビウス』など、同社保有のオリジナルの21タイトルを使った二次創作ができるのだ！　新しいクリエイターも育つかもしれないし、昔のゲームキャラクターももういちど別の形で注目されるかもしれないし、こういう試みって素敵。

じっさいにこのプロジェクトのいっかんとして配信されているアプリが他にもすでにいくつかあるので、そちらも合わせてチェックしよう！
（さとるり）

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