ついに配信時期が決定! 『勇者ヤマダくん』開発陣が公式飲み会で弾けまくり

2015-12-24 15:30 投稿

2016年1月上旬、両OSで配信決定!

『moon』や『チュウリップ』といった、独特な世界観のゲームをご存じだろうか? かなりハマったコアなゲーマーの人ならわかるかもしれないが、いわゆる王道ファンタジー世界を少し別角度から見たような、ちょっと変わった世界観のゲームだ。

その開発チームの一部メンバーが立ち上げたOnion Gamesが、新たにスマホアプリとして開発したのが『勇者ヤマダくん』。

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その新作アプリをテーマ―にしたイベント“勇者ヤマダくん 公式飲み会~THE忘年! 年末発売なるや、ならざるや!?~”が、2015年12月23日に新宿LOFT/PLUS ONEで開催された。

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▲会場となったロフトプラスワンは、居酒屋形式のライブハウスのような雰囲気。秘密基地感があってワクワクしました!

冒頭、ステージに登場したのはMCを務めるローリング内沢、Onion Gamesディレクターの木村祥朗氏、タレントの松嶋初音の3人。イベントはゆるっとした脱力系のゲームにふさわしく、集まった観客も出演者も、お酒や食事をとりながらの賑やかなムードで進行していった。

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▲左から木村氏、松嶋初音、ローリング内沢。3人もドリンクを注文して、アットホームな雰囲気のイベントになっていた。
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▲当日は『勇者ヤマダくん』のコラボメニューも用意されていた。

何故このタイミングで飲み会にしたのかと問われた木村氏は、「各地で試遊会をしていると、“飲み会をすればいいのに”という声が多かった。(この年末の発表のタイミングで)じゃあついでに飲み会しようって思って(笑)」と、今回のイベントの開催を決めたそうだ。

『勇者ヤマダくん』の開発秘話

『moon』からの流れを汲んだ独特な世界観『勇者ヤマダくん』。主人公の“ヤマダくん”はプログラマーで、自分が勇者になったゲームを作ってボス(会社の偉いさん)を倒すという、妄想をゲームにぶちまけるという設定で物語が進んでいく。

ヤマダくんは、ゲーム内でどんどんいろんな機能を開発していったり、彼を取り巻く環境がかなり変だったり、語尾が「なのだ~」だったり……かなりクセのあるキャラがクセのあるストーリーを展開。そしてバトルは、5×5マスのダンジョンを一筆書きで進み、その過程でモンスターと戦ったりアイテムを拾ったりというダンジョンRPGのようなゲームとなっている。

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▲上映されたPVから、クスっと笑えるフランクな雰囲気のRPGという印象を受けた。

■PV

第一部では、ゲームの開発に携わったドット絵職人の倉島一幸氏、ダンジョン職人の池田トム氏、背景デザイナーの田崎リョウ氏、リードプログラマーの大久保タクマ氏がステージに登壇。全員が揃ったところで乾杯し、開発時の苦労話や開発秘話に花を咲かせていた。

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▲呼ばれたと同時に会場入りした倉島氏。じつは当日、結婚式帰りで長野から戻って会場に来たそうで、すでにデキあがっていた。お客さんから大爆笑をかっさらっていた(笑)。

イベントが盛り上がってきたころで、続いては松嶋初音による実機プレイを披露。ダンジョンは5×5マスながら、一筆書きを考えたり敵との死闘をくり広げたりとかなり熱中し、「5×5マスに思えないほどめっちゃ考える!」(松嶋)と、そのデキに満足した様子だった。

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▲初プレイながら飲み込みが早く、木村氏から「話すことすべてが的を得ている。」と大絶賛を受けていた。

実機プレイの後、いよいよユーザーが待ち望んだ『勇者ヤマダくん』の配信日が発表。細かなバグが見つかったり、発売日を合わせたいという意向のもと、2016年1月上旬の配信が決定した。

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▲「本当はこのイベントで運営開始ボタンを押そうかと思ってたんだけど……」とこぼしていた木村氏。ユーザーのプレイ環境を考え、Android版、iOS版を同時期に出すという熱意がこもっていた。

第二部は『勇者ヤマダくん』の世界観について

第二部では、『moon』のサウンドを手掛けたTHELONIOUS MONKEESの谷口博史氏、安達昌宣氏を招き、『勇者ヤマダくん』の世界観の話題に。

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▲『moon』のサウンドを手がけた谷口(右)、安達(左)両氏。彼らの生み出す音楽の人気も高いが、登場人物の話す日本語のような日本語ではない、いわゆる“moonボイス”も斬新でユーザーの心を鷲掴みにした。

まずは『勇者ヤマダくん』にも出てくる、“moonボイス”について両氏に話が振られる。「フランス語やポルトガル語のイントネーションを混ぜてみたりとか、いろいろ研究しました。こういう風にやると日本語っぽいんだな、というポイントがいくつかわかった」と谷口氏。対する安達氏は「自分はいろいろなところから音源を引っ張ってくるんだけど、谷口さんは自分で声を入れてやってましたよね(笑)」と当時のエピソードを暴露し、会場を賑わせていた。

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▲20年ほど前の話を肴にトークは弾む。

苦労のすえ生み出されたこの音声に関して、『勇者ヤマダくん』を担当したサウンドディレクターもかなり煮詰まったそう。そのときに木村氏が「谷口さんはこうしてたらしいよ、安達さんはこうだったらしいよ」という助言を与え、谷口氏の「“~でやんす”とか入れてみたら?」というひと言がキャラ立ちの決め手になったそうだ。

先人ともいえる両氏に、木村氏は「じつはふたりに(『勇者ヤマダくん』の)曲を作ってもらいたい」とお願い。両氏とも快諾し、客席から大きな拍手が起こった。

続いての話題は作中のシステムについて。主人公の“ヤマダくん”はプログラマーという設定のため、みずから新しいシステムをゲーム内に追加していくという。そのひとつが、“ひみつのじゅもん”システムというもの。そして、今回のイベント来場者に渡されていた“ある呪文”を入力すると、配信後に特別なダンジョンに1度だけ挑戦できるというサプライズが用意されていた。

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▲『勇者ヤマダくん』にはさまざまな追加ダンジョンが用意されており、ユーザー間で呪文を教えあうこともできるそうだ。本イベントで配布された呪文は3パターンあるとのことで、来場者同士が呪文を見せ合う交流も生まれていた。

ちなみに今回のイベント参加者に用意されたのは、アスパラが登場するなかなか難しいダンジョン。デモンストレーションとして再度大久保、池田両氏が登場し、ギリギリの戦いを魅せると、当日いちばんの拍手が起こった。

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▲巨大なアスパラが登場するというダンジョン。このあと、残りHP1でギリギリクリアーするという展開に。

そしてエンディングへ

イベント終盤、来場者に向けた抽選会も実施され、『勇者ヤマダくん』のスマホケースなどがプレゼントされた。ゲーム同様かなりフランクなイベントで、会場は暖かい拍手に包まれながら終了。その後、開発者を含めた打ち上げでユーザーとの交流会も行われた。

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【オマケ】『勇者ヤマダくん』プチインプレ

この日は、イベント前後に会場に設置されていた『勇者ヤマダくん』の試遊端末を触ることができたので、ファミ通Appライターもイベント前に少し触ってみました!

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関係者から「是非ヘッドホンでプレイを」と言われたのでヘッドホンを付けてプレイスタート。プレイ開始3秒でヘッドホン推奨の意味がわかる。(いい意味で)すごく間の抜けたというか、肩の力が抜けるようなサウンドから感じた“ヤマダくん”のおバカ設定に思わずニヤリ。

進めていくと、ダンジョンに入ることができた。一筆書きで効率的なルートを考えたり、HPを気にしながらモンスターとバトルするなど結構頭を使う。世界観だけだと安直なバトルかと思いきや、なかなか骨のある遊びができると感じた。

“moonボイス”もそうだけど、効果音に人の声が当てられていたりして、やってみるとそのアホっぽさ(?)がちょっとクセになる(笑)。

とくにボス戦(デンジャーゾーン)前に流れる「でーんででーんででででーんじゃぞーん」の音声が頭から離れないので、本作が配信されたら、皆さんもこの感覚を味わってみてください(笑)。

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▲試遊台の横にはコメントノートも置かれていて、試遊会で遊んだ大勢のユーザーの声も。

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勇者ヤマダくん

ジャンル
RPG
メーカー
OnionGames
対応機種
iOS/Android

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