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セガネットワークスが手掛ける“Noah Pass”がいよいよ海外展開に向けて始動

2015-11-26 01:33 投稿

マーケティング支援ツール“Noah Pass”が見据えるのは

2015年11月25日(水)、渋谷ヒカリエにて“セガネットワークス カンパニー メディアカンファレンス 2015 Winter”が開催された。

【“Noah Pass”関連のニュースまとめ】
※セガネットワークスのマーケティング支援ツール“Noah Pass”の新たな戦略とは?(2014年9月25日)
※組織改革を行うセガの次の一手とマーケティング支援ツール“Noah Pass”のこれから(2015年2月19日)
※セガのマーケティング支援ツール“Noah Pass”にゲームと広告の未来が見えた(2015年6月10日)

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最初に、本カンファレンスで発表された内容をまとめておく。

①マーケティング支援ツール“Noah Pass”の現状
②広告事業についての経過報告
③O2Oサービスについて
 GMOコマースとの取り組みの進捗
 ソフトバンク・Showcase Gigとの新規サービスの発表
④海外向け新サービスの発表

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それでは、順にレポートしていこう。

カンファレンスが始まると、セガゲームスの代表取締役社長CEOの里見治紀氏がステージに登壇し、Noah Passのサービスの概要が改めて説明された。

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▲セガゲームスの代表取締役社長CEOを務める里見治紀氏。

Noah Passは、“セガネットワークスが展開するマーケティング支援ツール”。ゲーム画面上にバナー広告を表示し合うことにより、ゲームアプリ間で相互に送客・集客するのがおもな機能となる。

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▲Noah Passの仕組み。参加企業には上のようなメリットがあるという。

里見氏に続いてステージに登壇したのは、セガゲームス セガネットワークス カンパニーCOOの岩城 農氏。ここからは、岩城氏がNoah Passの近況の報告や事業戦略説明を行った。

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▲セガゲームス セガネットワークス カンパニーCOOの岩城 農氏。

Noah Passの2015年10月末時点での累計接触端末数は1億2138万(前年比166%)、月間ユーザー数は1249万(前年比162%)、参加社数は113社、タイトル数は554タイトルで、順調に規模を拡大。

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Noah Passの有料広告の近況報告も行われ、成約数がひと月“20万件”、獲得率が“週平均75%”、“100円”からインストール、サービス利用が可能であることが発表された(※データの集計はテスト期間を含む)。

これらの結果に、岩城氏は「当初の狙い以上に、自信を持って異業種様に推薦できるサービスにできたと思います」と語り、強い手応えを感じていた。

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▲サービスを利用している企業の一部。

Noah Passがオンラインとオフラインをつなぐ架け橋に

近況報告が終わると、いよいよNoah Passの新たな事業戦略が説明された。新規サービスのひとつとして、セガゲームスが今後注力していこうとしているのが、“O2O”のサービスだ。

“O2O”とはご存知の通り、インターネット(オンライン)での情報提供やサービスを通して、利用者の実店舗(オフライン)への来店を促すこと。

2010年の市場規模は約20兆円と推計されており、2017年には50兆円規模に達するとの予測がある。

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岩城氏は、「この巨大な市場にしっかりと入っていきたい」という狙いのほかに、「ゲーム会社が異業種の方とコラボレーションするときにかかるコストを仕組み化することによって簡素化し、ゲーム業界で広告の収益化を実現していきたい」という目的を語った。

では、どのような形でO2Oに取り組んでいくのか。O2Oはいくつかのスタイルに分類されるが、岩城氏はセガゲームスが“来店成果型”と“購入成果型”の新規O2Oサービスを展開すると発表した。

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まず、来店成果型のO2Oサービスは、2015年11月25日に配信がスタートしたアプリ“Shop Round”を軸に実施。

アプリをダウンロードしたユーザーが加盟店舗に行くと来店ポイントを獲得でき、貯めた来店ポイントはゲーム内のアイテムと交換できる仕組みだ。

※Shop Roundのダウンロードはこちら(iPhone版)
※Shop Roundのダウンロードはこちら(Android版)

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加盟店舗の契約は「順調に進んでいる」そうで、当初の目標通り、初年度は1万店舗の加入を目指しており、岩城氏は「初年度に来店成果型O2Oサービスの基盤をしっかり作っていきたい」と抱負を語った。

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そして、購入成果型のO2Oサービスは、ソフトバンクとShowcase Gig(ショーケース ギグ)との協業で行うことが明かされた。

協業を行う理由に関して、岩城氏は「店舗数による不平等性を取り払いたい」、「決済や運営ノウハウを含めた獲得をどのようにしていくか」といった問題点を解決するためであると説明。

パートナーの検討、調整を行い、「すばらしいパートナー様とごいっしょさせていただけることになりました」とコメントした。

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▲「ソフトバンクさんは、インフラと営業力が群を抜いています」(岩城氏)。
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▲「Showcase Gigさんは、店舗とスマートフォンを連動させるオペレーションの経験が非常に豊富です」(岩城氏)。

2社の役割はソフトバンクが広告・店舗営業、Showcase Gigがサービス運営、決済で、“ゲームからWebで事前購入し、クーポンを取得後、店頭で簡単に商品を引き換える”というサービスの利用フローを考えているそうだ。

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ここで、ゲストとして協業を行うソフトバンクから藤平大輔氏、Showcase Gigから新田剛史氏が順に登壇。

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▲ソフトバンク 法人事業開発本部 デジタルマーケティング事業統括部 統括部長、SBギフト 代表取締役の藤平大輔氏。
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▲Showcase Gigの代表取締役の新田剛史氏。

藤平氏は、店頭の買い物に対する顧客の変化に言及。

小売業売上全体の約半分にデジタルが付与しているなど、顧客のデジタル化が進んでいること(※下記参照)や、O2O時代の購買モデルなどを解説した。

①顧客の84%が買い物時にデジタルを活用した情報収集を実施
②デジタルを活用した情報収集を行っている顧客の購入率は40%上昇
③デジタルを活用した情報収集を行っている顧客の22.4%は客単価が25%上昇
④顧客の75%はデジタル情報収集によってロイヤリティが向上

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また、新田氏いわく「過去に実施したパズルゲームと実店舗とのコラボイベントの事例から、“適切なコンテクストを設置した場合、ゲームと実消費の相性は高まることを確認”した」とのこと。下記のような成果が見られたという。

①若年層(10代~30代)の比率が向上
②新規顧客の流入効果は通常媒体の3倍
③新規顧客のリピート増

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3社がタッグを組んだ購入成果型020サービスは、来春リリース予定。岩城氏は「スマートデバイスがより身近になるような取り組みにしていきたいと考えています」と意気込みを語った。

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Noah Passを海外展開させるための新支援サービスの提供スタート!

続いてNoah Passのもうひとつの目玉となる、海外向けの新規サービスが発表された。

岩城氏はまず、Noah Passを海外が展開させるうえでの問題点が「初期投資額の高騰」、「グローバル化の壁」であると指摘。

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これらの問題点を解決し、より多くのコンテンツをより早く、より多くの国へ届けるために、シンガポールのGo Game Pte.Ltd.と資本業務提携し、グローバルパブリッシング支援サービス“goPlay”を提供することを発表した。

goPlayを利用することで、下記のようなサービスが受けられるという。

①goWrap(SDK/ソフトウェア開発キット)
スピーディ、かつ勘弁にスマートデバイス向けのゲームの展開に必要な機能を実装可能

②第三者決済サービス
数十の決済手段に対応。ゲーム運営会社が展開地域特製やターゲットニーズに合わせた選択を可能に

③Noah Passの機能
ゲームアプリの相互プロモーションや広告掲載による収益力強化、および全世界共通での顧客基盤構築を可能に

④各種ソリューション
マーケティング、カスタマーサポート、ローカライズなどを、高い専門性、信頼性を持つ国内外企業とのパートナーシップのもと提供

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2016年春のサービス開始を予定しており、岩城氏が「こだわった」という業界初の無料で利用できるシルバープランなど、複数のプランが用意されている。

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▲業界最安値というゴールドプランも注目だ。

goPlayをより詳しく説明するために、Go Game Pte.Ltd.のCEOを務めるDavid Ng(デイビッド・ウー)氏がステージに。

「これまで得たノウハウをもとに、日本のコンテンツを世界に届けていきたい」と抱負を語り、goPlayの機能の詳細を説明した。

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▲Go Game Pte.Ltd.のCEOのDavid Ng(デイビッド・ウー)氏。

岩城氏は最後に、「Noah Passのこうした取り組みをひとつひとつ結実させていきながら、皆様にしっかりご報告していければと思っております」とコメント。

新たな取り組みにチャレンジし続ける、Noah Passの今後の動向に注目したい。

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