【ロスレガプレイ日記~クレモンド紀行03~】ラストシーンへ向けて

2015-11-14 00:00 投稿

ある事実

はじめに、告白をしようと思う。

『ロスレガ』の話がご所望であれば、一気に読み飛ばして次の項目から読んでくれたら良い。いつものヘッポコな冒険がキミを待っている。

……読み飛ばさないとは、なるほど物好きな読者である。では、ある事実を白状しよう。筆者はこれまで何の目的もなく『ロスレガ』をプレイしていた。

前回の冒険で我が主人公・ボカミリケンは“神器”の収集というひとまずの目的を得たが、それはあくまでも物語上の演出、ゲームのキャラクターが手に入れた役割に過ぎない。そう、ボカミリケンを操作するプレイヤー・かかし榮汰朗は未だにゲーム内で目的を見出せていないのだった。

これ即ち、ボカミリケンも空っぽということである。このままでは、彼女はただの木偶人形。この状況を打破したい。いや、打破しなければならない……。

ボカミリケンに魂を宿すには、筆者がゲーム内で明確な目的を持つことが必要だった。そう、連載も3回目にして、ようやく冒険のゴールを設定しようというのだ。

ガチの『ロスレガ』プレイヤーから見れば、筆者の用意したハードルはあまりに低いかもしれない。それでも、前世で大きな挫折(後述)を経験した筆者からすれば、そのハードルは恐ろしく高いのだ。頂点が見えないほどに、高い(じゃあ、くぐれとか無粋なツッコミは無用である)。

思い描いたラストシーンにたどり着けるのか、健闘むなしく最終回を迎えるのか、そもそも打ち切られずにやっていけるのか? サァ、お立会い! 俺たちの冒険はこれからだ!!

前世の苦い思い出

筆者は焦っていた。冒頭の痛々しいテキストに時間をかけすぎて、肝心のプレイ日記が全く進んでねぇぇ!!

これで冒頭部分にボツが出たら泣き寝入り確定である。

当初は現実と仮想現実、自由と不自由について相当な文字数で論じるという、プレイ日記としては些かロック過ぎる内容だったのだが、これは痛すぎると書き終えてから気づき、自主的に大幅な改稿を敢行、今の原稿に落ち着いたという経緯がある。

おっと、『ロスレガ』の話が読みたければ次項と書いたのに、未だに本編が始まっていないではないか。戯れはここまでにしておこう、それではプレイ日記・第3回の始まり始まり……。

さて、我が主人公・ボカミリケンが“栄華の都”にやって来たところからお送りするわけだが、実はここ数日ログインできていなかった。そのため、プレイ日記・第2回のときに訪れた“栄華の都”とは少しばかり様相が異なっている。何が違うって、コレだよ、コレぇぇ!

01
▲“栄華の都”はいつからペット可の物件になったのか。どいつもこいつもオオカミ乗り回しやがって……。

“騎乗ペット”。それは『ロスレガ』プレイヤーの憧れであり、初心者(中級者?)卒業の証のようなものである。オオカミに乗るプレイヤーが多いなか、一際目立っていたのが白馬タイプの“騎乗ペット”に乗ったプレイヤーさん。馬の色こそ白いが、その姿は荒野を駆ける世紀末覇者のような風格だった。

02
▲これ、ほしい!

“騎乗ペット”と言えば、筆者はボカミリケンを作成する前に別のキャラで遊んでいた経験がある。確かに“騎乗ペット”の項目自体はレベル35で解放されますとも、えぇ。期待するじゃん? 頑張ってレベル上げてさ、よし乗るぞってワクワクしながらコイツに話しかけるじゃん? そうするとね、「はい、おめでとさん。じゃあ、ペットの世話しても良いよ~。ペットが5歳になったら乗れるから頑張ってね~。取り敢えずは当面のエサ代を指定の口座に振り込んでね~?」(超訳:かかし)とか言ってぜんぜん乗せてくれないんだよぉぉ!!

その時、前世の記憶がフラッシュバックした。

03
▲私財を全て投じて育てた結果、“騎乗ペット”はレベル2まで育ちました。えぇ、乗れませんとも。レベル2ですから、乗れません……。

あのときは心が折れてしまい、“騎乗ペット”は一部の上級者だけに許されたセレブアイテムに違いないとすぐに諦めた。でも、これだけ多くのプレイヤーが乗っているなら、もしかしてワンチャンある? 騎乗するための条件がユルくなったのかもしれないし……。そうでなくとも、高い壁を乗り越えた先で見る景色はきっと綺麗だろう。

そうだ、ボカミリケンが巨大な獣に跨って大草原を駆け回る姿をみんなに見せてやろう。

デッカい狼に乗って、故郷・アスラークに凱旋しよう。

前世の仇は……ボカミリケンが討ってやろう。

このプレイ日記のラストシーンは決まった。負けるな、戦え、ボカミリケン!

04
▲父さん、母さん、見ていてくれ。ボカミリケンはやるよ! なお、このスクショを撮影するためにノコノコと故郷に戻ったことは内緒である。

巨人との遭遇

アバター衣装を手に入れたのでイメチェンしてみた。『ロスレガ』には元々の装備の戦闘力を維持しつつ、外見だけをアバター設定した衣装に変更する仕組みがあるのだ。

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▲村娘衣装を身にまとったボカミリケン。村娘というより、ウェイトレスっぽい?
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▲昔の勇者の衣装も手に入れたのだが、うーん……盗賊に見える(笑)。

今後、ボカミリケンの外見が大幅に変わっていたら、アバターをいじったんだなと察してもらえるとありがたい。

ところで、この国王を見てくれ。こいつをどう思う?

07

▲すごく…大きいです…。

恐ろしいっ……圧倒的巨躯っ……! このド迫力ボディ、大豪院邪鬼かと思ったよ……。ヒザ下の長さだけで成人女性の身長近くあもんな……。『ロスレガ』はファンタジーだし、もしかすると巨人族なのかもしれない。

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▲ごめん、純粋な人間だった! でっかいおっさんだった!

不敬罪でクビをハネられてもおかしくないような発言をしつつ、ボカミリケンはクエストをこなしていく。“栄華の都”は施設が多いこともあって、チュートリアルを兼ねたクエストが多い印象。“鍛冶屋”、“職業マスター”、“クイズ”に“倉庫”、その他もろもろ……全部覚えるのはなかなかヘビーだった。

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▲こちらは装備の強化でお世話になる鍛冶屋なのだが、めり込んでいるプレイヤー、大丈夫だろうか。スタンドみたいになってるぞ(笑)。    
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▲こちらは上から“双剣士”、“戦士”、“操血士”、“魔導師”、“神官”の“職業マスター”。主人公にスキルを授けてくれる師匠なのだが、選ばなかったマスターと関わる機会は訪れない(たぶん)。そのため、じっくり見たことのない人も多いのでは?

ひとまずインパクトの大きかったところだけ抜粋して紹介した。レベルに応じて解放される施設も多いので、その辺りも追い追い紹介していくつもりだ。

サマル○リアと呼ばないで

今回のハイライトはパーティ戦! 挑戦したのは“次元の裂け目”というエリアで、多くのプレイヤーが経験値稼ぎに利用している特殊なエリアだ。ここには単独で入ることができないので、挑戦するにはアイテムを使って傭兵(NPC)を雇う、もしくは他のプレイヤーとパーティを組まなければならない。

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▲今回は他プレイヤーとパーティを組んで挑戦してみた。自動マッチング機能もあるので、シャイなプレイヤーでもなんとかなる!

ボカミリケンの職業は“神官”。『ロスレガ』で唯一の支援職である。パーティ戦となれば活躍は保障されているようなものではないか。ふふん、皆の衆、私を頼れ! 大いに頼れ!!

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▲「ヤシャスィーン!!」果敢に突撃するボカミリケン。
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▲ボカミリケンの治癒スキルがパーティを癒す。援護は任せろ!
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▲ボカあぁ!?

待て。いやいや、ないって。違うんだ、これは何かの間違いだ! そうだ、システム情報を振り返ってみよう。死んでねーから。ボカミリケン、1ミリ足りとも死んでねーから!!

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▲どうみてもボカミリケンは死んでいた。現実は非情である。

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いや、そもそも回復役は何やってんだよ! ミリケンさんがボコボコにされてんのに、なんで治癒スキル使ってくれないの!? 冷た過ぎる! 血も涙もねぇよ!! わー!!!

さんざん取り乱した挙句、パーティ唯一の“神官”がボカミリケンだった事実に思い至り、再度凹むのであった。これ、ザオ○クを覚えているのに必ず最初に死ぬサマル○リアの王子みたいなポジションになってるじゃねぇか……。

かくして、ボカミリケンのパーティ戦デビューは最悪の形で幕を閉じたのであった。ちなみにダンジョン自体はなんとかクリアー。ボカミリケンもコンティニューして戦線に復帰、足を引っ張りつつも最後まで戦ったことを追記しておく。

次回こそボカミリケンの格好良いところを見せつけたいところだが、どうなることやら……。それでは、また来週!!

続く

【プレイ日記をお読みの『ロスレガ』プレイヤーの皆様へ】
パーティ申請、非常に嬉しく思います。原稿の進捗状況によっては拒否する場面も出てきてしまいますが、気を悪くせずにまた誘ってもらえたら嬉しいです。なお、実力はからっきしなので、その点は覚悟の上でお声かけください。また、深夜から早朝にかけて長時間プレイしているときはかなりテンパっていて、奇行が目立つかもしれません。引かないでください。不審人物だと決めつけて通報するのも勘弁してください。今後ともよろしくお願いします。

【ロスレガプレイ日記~クレモンド紀行~】
第1回:その名はボカミリケン
第2回:冒険の夜明け

 

フリーライター/かかし榮汰朗
ネットでの人付き合いを大の苦手とする時代遅れのライター。ネット上での距離感がわからず、日々痛々しい姿を晒しては苦悩している。こんな人間にネトゲ のプレイ日記が務まるのだろうか? これまでに触れたことのあるMMORPGは『信長の野望 Online』、『AVABEL ONLINE』、『剣と魔法のログレス』の3種類。やり込んでいたわけではないので、本格的に遊ぶのは『ロストレガリア』が初めてとなる。

ロストレガリア

ジャンル
RPG
メーカー
Aiming
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iOS7.0以上(iPhone4S以降)/Android4.0.3以上

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