【TGS2015】動画実況者にスマホひとつで今日からなれる! GameBankの“OPENREC”導入で動画の波が加速する

2015-09-19 01:33 投稿

サポート対応の手厚さが大きな要因

千葉県の幕張メッセで開催中の“東京ゲームショウ2015”ビジネスデイ2日(9月18日)、CyberZブースの特設ステージにて、“GameBankがOPENRECを選んだ理由”をテーマとするトークセッションが開催された。

登壇者は、GameBank株式会社マーケティング部部長を務める貫井広幸氏(以下、貫井氏)と株式会社CyberZ取締役である大友真吾氏(以下、大友氏)。

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▲「できるだけ生々しいところも触れていきたいと」語る貫井氏(右)と大友氏(左)。

“OPENREC”とは?

本題に入る前に“OPENREC”をご存知ない方のために、“OPENREC”について簡単に解説しておこう。

“OPENREC”とは、特別な機材を使用せず、スマホアプリ内で簡単に動画を録画できる機能である。

録画した動画は、ゲーム内共有はもちろんSNSや、YouTubeなどの動画共有サービスへの投稿も可能となっている。

この機能は、“OPENREC”を導入しているスマホゲームなら完全無料で利用可能であり、ユーザーどうしの交流や攻略情報のやり取りなどの活性化につながると期待されている。

GameBankの実績

トークセッションに先駆けて、“OPENREC”を選んだGameBankについての紹介、さらには現在手がけているタイトルなども紹介された。

『オービットサーガ』

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▲本格3D召喚アクションRPGを楽しめる。ブースの試遊機では“OPENREC”による録画からアップまでの流れを体験できる。
『みんなの釣りバカンス』
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▲事前登録中のタイトル。最大8人でわいわい釣りを楽しめる。
今後の配信予定タイトル
 
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▲今後の配信タイトル。さまざまなジャンルのタイトルがズラリ。

各種タイトルへ“REC SDK”導入経緯

まず、大友氏より、動画の録画や編集、シェアなどを行える“REC SDK”の機能を、GameBankがなぜ導入することになったのかについて質問があった。

それに対して「スマートフォンに向けたオンラインゲームを作っていくことを決定した以上、コミュニティをどう活性化させていけるかがポイントになってくるため」と、答える貫井氏。

また、社内に専門のコミュニティマネージメントを行うチームから、コミュニティ活性化のための要素として“動画”も重要だと挙げられた旨を明かした。

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多数の“REC SDK”の中から“OPENREC”を選んだ理由

ではなぜ数ある“REC SDK”の中から“OPENREC”選んだのか。

貫井氏は、じつは最初に候補が4つあったことを告げ、その中から動画の品質や圧縮の性能、ゲーム本体へのパフォーマンスの影響などの技術的な観点から検討した結果、候補がふたつに絞られた経緯を語った。

そこから、ソーシャル性や開発のサポート体制、動画をどうプロモーションに活用することができるか想定されているかなどを考え、最終的に“OPENREC”に決まったという。

開発のサポート体制が非常に手厚かったところと、どこまでもお付き合いしますという男気みたいなところが決め手になった部分もあったことを明かした。

『オービットサーガ』で“OPENREC”の導入を進めた際にも、開発が台湾で行われていることでの言語の壁を、中国人のエンジニアをフロントにたてることでスムーズにやり取りを行えるようにサポートを行ってもらったというエピソードを語った。

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今後の動画共有サービスに期待すること

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ここで、大友氏より貫井氏へ、これからの“OPENREC”含めてプレイ動画周りに関して期待している部分の質問が。

これに対して貫井氏は、今後の課題として、見ておもしろくない動画が増えてきてしまったり、ユーザーの需要とは合わない動画に辿りついてしまうケースが絶対に出てくるので、それを極力なくすことを挙げた。

続けて、ユーザーに合わせた動画を表示できるようなレコメントをゲーム内に出し、見たい動画を見たいタイミングで見れるように、より自分に近い位置にいるユーザーの動画をプッシュできるようなシステム作りに取り組んでいきたいと語った。

「今後いろいろな要望が出ると思うので飽きれずにひとつひとつ丁寧に対応していただけると助かります」と告げる貫井氏に対して、大友氏は「柔軟に対応していきたい」と笑顔。

最後に貫井氏、大友氏それぞれが、新規ユーザーをどう獲得していくかに向けてはまだ明確にわかっていないので“OPENREC”とゲームとがしっかり連携していっしょに育てていきたいという思いを語り、トークセッションの締めの言葉とした。

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