配信目前『城とドラゴン』生みの親・森山尋氏「自分の体感を信じてバトル3分に統一」
2015-01-30 12:00 投稿
3対3のPvP動画公開
『ドラゴンリーグ』、『ドラゴンポーカー』など、ヒット作品を世に送り出すアソビズム。同社の新作、『城とドラゴン』の配信が間もなくに迫ってきた。
2015年1月13日より開始されている事前登録では、開始1週間で事前登録者数20万を突破するなど、多くのユーザーが配信待ちの状態だ。
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※『城とドラゴン』事前登録者数が早くも20万人突破
そんな読者たちに、まずはこちら。
初の3対3によるPvP動画が先ほど公開された。バトル開始から勝負決着までの一連の流れがわかるものとなっている。
さらに、ファミ通App編集部では、この『城ドラ』を含む“ドラゴンシリーズ”の生みの親である森山尋氏にテキストインタビューを敢行。
『城ドラ』開発秘話のほか、大きなニュース、ゲームのスタートダッシュに役立つ情報を聞けたので、ぜひ配信前の心得としてチェックしてほしい。
ひとりでもみんなでもおもしろいゲームを目指しての開発
──『ドラリー』『ドラポ』に比べて、『城ドラ』の開発で特別だったこと、挑戦したことなどはありますか?
森山 “短時間で終わるおもしろいバトル”を成立させることです。『ドラリー』『ドラポ』は1度のバトルが長くなりがちだったので、“バトルの短時間化”と“おもしろさ”を両立させることに挑戦しました。
──『城ドラ』を開発するうえでもっとも苦労した部分はどこですか?
森山 バランス調整です。ひとりで遊んでもおもしろく、対戦してもおもしろく、どのキャラを使ってもおもしろい。そういう僕が自信を持てるゲームバランスに調整を行うのがすごく大変でしたね。
──リリースの時期が当初の発表より遅れてしまった原因を教えてください。
森山 バランス調整に加えて、いろいろな遊びかたを追加で入れ込むのに時間がかかってしまいました。
──本作にある、“城下町”、“研究開発”、“バトル”の3つ柱のうち、森山氏がもっともこだわったのはどのパートでしょう?
森山 とにかく“バトル”です。
──そのバトル。対戦時間を3分にしたのはなぜですか?
森山 たまたま3分で試してみたら丁度いいあんばいだったので(笑)。自分の体感を信じて3分に統一しました。
──オンラインですべて完結できる時代の中、リアルのつながりを強く意識されているように感じました。
森山 ゲームセンターにある格ゲーのように、目の前の友だちと(スマホを持ち合って)腕を磨き合う遊びが作りたかったんです。
──バトルシステムで言うと、デッキが固定ではない“ランダムデッキ”が特徴的に思いました。これを採用した理由は?
森山 あらかじめ用意したデッキで遊ぶのではなく、トランプのドローや麻雀のツモのような、偶然引いたものを活かして流動的に戦略を組み立てながら戦うゲームのおもしろさを目指したからです。
──『城ドラ』の魅力をズバリひと言で表すと?
森山 まずはリアルでつながりのある友人と腕を競い合い、そして今度はその友人と協力して全国のユーザーとバトルを楽しめるところです。
──ゲームを始めて、まずはここを見てほしいというポイントはどこですか?
森山 いろいろなデザインのキャラたちに注目してほしいです。キャラにはそれぞれ特有の戦いかたがあって、また、たくさんのアバターも用意されています。お気に入りのキャラを育てて、好きに着せ替えをして、バトルで活躍させてあげてください。
──配信直前となる現在の心境は?
森山 「おもしれー!」って言われる夢と「クソゲー!」って言われる夢を毎晩交互に見るような精神状況です。情緒不安定ですね(笑)。
──『城ドラ』配信前の状況ですが、“ドラゴンシリーズ”、すでにつぎの構想はありますか?
森山 いまは『城ドラ』だけに集中していますので、考える余裕がないです……。
──では、配信待ちのファンたちへメッセージをお願いいたします。
森山 全国3人くらいの『城ドラ』ファンのみなさま本当にお待たせしました。これから始まる『城ドラ』ライフをぜひぜひ楽しんでください!
MORIYAMA STUDIO
!!??
なんと、今回のインタビューの中で、大きなニュースが飛び込んできた。それが上の画像。なんと森山氏が率いる開発スタジオ“MORIYAMA STUDIO”が設立されるというのだ。その詳細についても聞いた。
──スタジオ設立の経緯を教えてください。
森山 最近のゲーム市場はとても拡大していて、昔と比べて“誰が”作っているのかがすごく見えにくくなっているような気がするんです。ゲームの作り手側として、“誰が”率いて“何を”作っているのか? ということを明確したいなと感じ、スタジオ設立することになりました。個人的にも、自分を明確にすることで責任も感じますし、自分ごととしてゲーム作りに没頭したかったというのもあります。
──スタジオ化することで変わることはありますか?
森山 変わることはありません。いままでモットーだった“自由と責任”をこれからも大事にしていきたいです。
──森山さん以外が率いる新スタジオが今後できる可能性は?
森山 仲間がいて覚悟があれば誰にでも。
──スタジオとしての目標を教えてください。
森山 永遠に残るトランプや麻雀のような遊びをいつか作ることです。
──ご自身としては、今後どういったものを作っていこうと思われていますか?
森山 そのときそのとき、「コレを作らなきゃ死んじゃう」と思うものをこれからも作っていきたいです。
そんな森山氏が手掛けるドラゴンシリーズ最新作『城とドラゴン』が、いよいよ配信間近。事前登録もまだ受付中なので、まだの方はしておくべき!
ルビーはこう使え!
そして、最後に事前登録の特典となる500ルビーのオススメの使いかたも聞いてみた。スタートダッシュを決めたいならチェック!
──事前登録でもらえる500ルビーのおすすめの使い道を教えてください。
森山 キャラ育成を有利に進められる“友トレ玉”(※1)を増やすか、“ごはん”(※2)に使用するのをオススメします。
友トレ(フレンドと自分のキャラが同時に経験値を獲得できる訓練)を行うのに必要な玉で、時間で回復します。友トレ玉を消費することでキャラどうしが戦い始め、勝敗に応じて経験値が獲得できます。
(※2)ごはんとは?
自分の訓練所にいるキャラに対する経験値ブーストです。小盛り、中盛り、大盛りの3種類があり、種類に応じて時間で貯まる経験値量が2~5倍になります。
※本記事掲載のゲーム画面はすべて開発中のものです
▼もっと知りたい?
※アソビズム最新作『城とドラゴン』初のゲーム画面とバトル概要を公開
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城とドラゴン
- メーカー
- アソビズム
- 配信日
- 今冬配信予定
- 対応機種
- iPhone / Android
- コピーライト
- (C) 2015 Asobism Co., Ltd. All Rights Reserved.
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