“Project:Shift”改め『ぐるりんクエスト』の全貌が明らかに!? 再び編集長が凸ってきました!

2014-12-25 12:00 投稿

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発表会後に再びコンタクト

12月3日に東京・六本木のニコファーレで行われたgloopsの新作ゲーム・新CM披露会で、これまで明らかにされていなかった“Project:Shift”での開発タイトルが、『ぐるりんクエスト』であることが明かされた。その後、事前登録者数が10万人を突破したというニュースも発表されるなど、配信に向けて着々と歩みを進めている。

そこで、ファミ通App編集長の中目黒目黒が、改めて同作のディレクター坂本真氏にゲームの詳細に迫る取材を行った。

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▲gloops『ぐるりんクエスト』ディレクター・坂本真氏。

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(聞き手:ファミ通App編集長・中目黒目黒)

目黒 先日の発表会はお疲れ様でした!

坂本 ありがとうございます。

目黒 けっこう緊張されていましたよね?(笑)

坂本 そうですね、最初はやっぱり少し緊張していました。ゴー☆ジャスさんと司会者の、掛け合いのところに入っていくのがすごく難しくて(笑)。言わないといけないことはあるんだけど、唐突に言い出しても空気読めない感じになっちゃうじゃないですか。ちょっとだけ後悔しています。

目黒 なかなかむずかしいですよね(笑)。でも、ゴー☆ジャスさんのMCはよかったですね。

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坂本 そうですね。むかしは一発ギャグの人というイメージでしたけど、トークの時間が長くなってもすごくうまく回してくれましたね。

目黒 YouTubeでも活躍されてますし、しゃべり慣れてる感じがありました。ゴー☆ジャスさんを起用したきっかけは何だったのでしょうか?

坂本 きっかけは代理店さんからのご提案でした。“世界をまわす”というコンセプトに、“地球儀をまわす” ゴー☆ジャスさんがピッタリだったというものです。ご自身がゲーム実況をされていたりと、ゲームに対する親和性もあったので正式にお願いしました。

目黒 発表会後の反応はいかがでした?

坂本 取材などのお話はいくつかいただいておりますす。変わったところでは、海外からの反応もいただいています。

目黒 ローカライズして自国で出したいというものですか?

坂本 そうです。もちろんまだ検討段階ですので出るとも出ないともまったく決まっていないですが。

目黒 とはいえ、一気に世界展開する可能性も無きにしもあらずということですね。

坂本 当然いま作っているものは日本国内向けを意識していますので、もし海外で出すとなると単なるローカライズ以外にも実際にゲームのシステム自体を一部変更する必要はあると思います。

目黒 国内に目を向けると事前登録が好調ですよね。

坂本 先日10万人突破のプレスリリースを出させていただきました。

目黒 それはすごい! ファミ通Appでも事前登録の記事はいくつも掲載していますけど、オリジナルタイトルで10万をスムーズに獲得できるのは、かなりすごいことだと思いますよ。

坂本 ユニークなゲームシステムなので、ちょっと試してみようという興味本位のお客さんも多いと思いますが、そこは狙っていたところなので、いい結果になっていると思います。

目黒 ただ、いまのところ情報公開はかなり制限されていますよね。ユーザーはどのあたりに注目しているのでしょうか。

坂本 いちばんはゲーム紹介のPVを見てという人が多いのかなと思っています。それを見ていままでのスマホゲームでは体験したことのなかったような演出やシステムが響いたのかなと。

独特のゲームシステム誕生の秘密とは

目黒 コンセプトの“2.5D”がようやく発表できたわけですけど、このコンセプトを思いついたきっかけというのは何だったのでしょうか。

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坂本 触って楽しい、驚きがあるというところをまず目指していたというのがあります。そこで思いついたのが、トリックアートの世界です。だれが見ても驚くものなので、それがゲームで表現できたらおもしろいだろうなと考えたのです。そのうえでそれを表現する手法を考える中で、自分がこれまで遊んできたゲームなどを思い返して、さらにスマホでユーザーに定着させる要素などを組み合わせていまの形にたどり着きました。

目黒 プロトタイプを作るまでは大変でしたか?

坂本 いや、そこはじつはサクッとできあがりました(笑)。そもそもアイデアをモバイルで実現できるのかというところを確認したかったので、いろいろと固める前に最初に取り組んだ部分です。時間がかかったのはそのあとですね。モンスターと戦うバトルアクションの要素などをうまく両立させるのがいちばん大きな課題でしたので、時間もかかりました。

目黒 メインのパズル要素に、僕らが慣れているような成長システムをつなぎ合わせるのには苦労されたんじゃないかなと思います。

坂本 正直いまも絶賛調整中ではあります(笑)。本当に肝となる部分なので。ただ、そこが今後の成功の鍵になる部分なので、譲れないところとしてやっていきたいと思います。

目黒  ステージが始まるときにグルーッと回転するじゃないですか。あれはプレイヤーにヒントを与えるという意味のものですか?

坂本 見栄えはシンプルだけど、わかりにくい機能だという認識もあります。そこをまずプレイヤーに把握してもらうことが大事なので、全体を俯瞰する演出を入れました。それと、空間認識が苦手という人にも楽しんでもらうために、ポーズ中にステージを俯瞰で見られる機能を、あえて入れています。

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▲ステージ全体がぐるぐる回転しながら表示され、マップ全体を俯瞰できる。

目黒 あ、そうだったんですね! まえに遊ばせてもらったときには気づきませんでした。

坂本 家庭用ゲーム機でいうところの、攻略本を見ながらゲームを進めるような感じで遊べます。ここに行けばいいんだというのを探しながらできますから。

目黒 それはいいですね。あと素朴な質問で、これはちょっとユーザーも思った人がいると思うんですけど、“世界をまわす”ということは縦回転もしちゃうのかな? なんて想像しているんですが(笑)。

坂本 そこはそう考えちゃいますよね(笑)。残念ながら今回は横方向の回転に最適化しているのでありません。ただアイデアとしてはすごくおもしろいと思っているので、今後どこかで採用してみたいですね。

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目黒 “縦実装!”とかってニュースがあったら目を引きそうですよね(笑)。あとはやはりアクション部分で落下のゲームオーバーがないとかっていうのはどういう狙いがあったのでしょうか。

坂本 さわって驚くというところを重視して、今回は回転の部分をフォーカスしたいという思いがありました。ですので、2Dのアクションゲームでは当然つけるべきジャンプなどのアクションも含めて外しました。

システムを理解しながらパズルを楽しもう

目黒 以前お話をうかがったときに、「コンシューマー寄りの作りでやっていきたい」とおっしゃっていましたけど、クリアーが難しいような難関ステージも出てくるのでしょうか?

坂本 ゲームの要素としてはパズルとバトルアクションになります。その両方をどうレベルデザインしていくかというところがありますが、パズルに関してはこの2.5Dシステムのなかで複雑な方向に持って行くとユーザーが離れてしまう可能性が高いと思っています。ですからパズル部分の難度は上げ過ぎない予定です。バトルのほうで敵の強さを調整していきたいですね。

目黒 この武器じゃないと倒せないといったものもあったりするのですか?

坂本 そこまで極端な形とかは決まっていませんが、特定の武器などでより有利に進めるという状況はあると思います。

目黒 バトル要素でいちばん大切にしているところはどこですか?

坂本 敵を倒すまでの時間や、攻撃したときの感触などを気にかけています。

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目黒 個人的にはステージに制限時間があるのが、すごく焦っておもしろかったですね。まあ、ミスるんですけど(笑)。これは、けっこういままで見逃していたポイントかなと思います。

坂本 時間制限を設けたいというのは、はじめから考えていました。パズル部分でプレイヤーの技術力をどう表現できるかと考えたときに、やはり時間制限があるなかでのスピードというのが、評価するポイントになると思いました。アクションとの親和性も高いですよね。

目黒 クリアーするだけならできるけれど、全部のしずくを集めて、となると難度も変わってきますよね。同じステージでも、自分の技術に合わせて段階的にクリアーを目指せるから、何回もプレイしてしまいます。

坂本 まさに狙い通りです(笑)。何度もプレイするとそのなかで発見もあると思います。そういった部分をユーザーさんにも楽しんでもらえるといいですね。

目黒 武器はいまのところ近接系だけですけど、魔法や弓など遠距離武器は導入しないのですか?

坂本 いまのところ“斬武器”と呼ばれる剣やナイフなどの武器、”突武器”と言われる槍やレイピアなど、それと”打武器”のハンマーや斧などの3種類で展開する予定です。それ以外をすぐに追加する予定はないのですが、魔法みたいなバトルの表現は、敵と戦ううえで気になるところだと思います。ですので、武器に必殺技を設定して、そこで表現しています。

目黒 剣、槍、ハンマーの使い分けはどうすればいいのでしょう?

坂本 いちばんバランスがいいのが剣です。動きもスムーズで、攻撃のテンポもいいです。槍とハンマーはそれぞれリーチと威力に秀でたものになっています。突武器は攻撃スピードも速いです。

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目黒 いま遊ばせてもらったところまでだと敵モンスターはまだ少ないですが、このさき1画面に何体も出現するようなステージも出てくるのでしょうか?

坂本 ありますね。

目黒 そうなってくるとどの武器を使うのが効率がいいのか考える必要が出てくるわけですね。

坂本 武器だけでなく、回転機能を使って回避することも求められます。最初に見えている状態だとモンスターだらけというときでも、回転することで敵との距離を取ることができます。

目黒 ああ、なるほど! 攻撃したあとに回転させることでヒットアンドアウェイみたいに進めていけるんですね。昔のアクションRPGなどに、画面を切り替えると敵の配置が元通りに戻るなんてことがありましたが、それに近いイメージですね。

坂本 配置をよく考えることでかなり効率的に進められますよ。

目黒 最近のスマホゲームでは一般的になった、ゲリラダンジョンや期間限定の降臨ダンジョンみたいなものも出てきますか?

坂本 経験値効率のよいゲリラダンジョンのようなものは考えています。降臨ダンジョンはエンドコンテンツと考えていますので、ユーザーのプレイ状況を見て最適なタイミングで入れていきたいですね。

追加要素と今後の展開について

目黒 現在のバージョンですと、“アリーナ”という要素が入ってくるようなのですが、これはどういうものなのでしょう。

坂本 アリーナはプレイヤー間で競争するPvPコンテンツになります。実力の近しいプレイヤーどうしが、リアルタイムにマッチングして対戦できるというものです。具体的に何で対戦するかというと、ステージをいかにうまくクリアーできたかをスコア化して競うこととなります。

目黒 データで対戦するものかなと思っていたのですが、リアルタイムなのですね。

坂本 最近は協力や仲間というつながりがスマホゲームでは多いですが、あえて競争を取り入れました。

目黒 全体的にかわいらしい雰囲気なので、PvP要素があるのは驚きです。これはもともと考えられていたのでしょうか?

坂本 競争要素は入れたかったですね。協力も考えたのですけれど、なかなか当てはめにくいなと思って、やはり競争のほうを採用しました。

目黒 ランキングが上がるとプレイヤーにとっていいことはあるのでしょうか?

坂本 ひとつは自己顕示欲です。俺すげえだろ、みたいなところです(笑)。それと、将来的に導入するエンドコンテンツのなかで、ランキング上位の人がより優位な状態で参加できるイベントを考えています。

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目黒 リリースの時点でのボリューム感は決まっていますか? ステージ数や武器の数なんかはどれくらいになりそうでしょう。

坂本 ステージ数は最初は3ステージですね。武器に関しては、正確な数字ではないかもしれませんが、大体200~250くらいの予定です。もっと出したいのですが、必殺技を武器に紐付けているので、一気に用意するのが難しいという状況です。

目黒 いやー、リリースとしては充分過ぎると思います。今後もボリュームは増えていくと思うのですが、配信ペースなどは決まっているのでしょうか?

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坂本 武具については毎週出したい、とは思っていたのですが、やはりバランス調整などに苦労すると思いますので、月に1度か2度くらいを目安に追加していきたいと思います。さきほどお話したアリーナ要素は早めに入れたいと思っています。オンラインだけでなく近くの人と対戦できる機能も入れていきたいですね。それと、プレイ動画に向いているタイトルだとは思いますので、動画サービスとの連携も進めていきたいと思っています。お客様が共有したいと思えるステージを作って、シナジーを生み出せればいいですね。

目黒 動画はいいですね。おもしろさがわかりやすいですし。ちなみに配信は2015年1月〜2月ごろと聞いていましたが、そちらはいまも変わりありませんか?

坂本 いまのところは予定通り、変更なしで進んでいます(笑)。

目黒 β版先行プレイも楽しみですね。

坂本 いまのところいい反応が多いので、多少楽観視できています(笑)。あと、12月25日にまたゴー☆ジャスさんの番組をやることになっていまして、そこで実機プレイを初披露する予定です。じつはまだほかの内容が決まっていないのですが(笑)。

目黒 まさかのクリスマスに特別番組(笑)。では、最後に事前登録者を始めとした、本作に期待を寄せるユーザーに向けてひと言お願いします!

坂本 いよいよ、間もなく!(笑)というところまで来ました。興味を持たれている方もすごく多くてうれしいのですが、まずは触っていただきたいと思います。引き続き事前登録もぜひお願いします。いままでにない体験ができるというところは自負しています。周りのみなさまもお誘い合わせのうえ、『ぐるりんクエスト』を楽しんでください。

目黒 あとは間に合わせるだけですね(笑)。楽しみにしています。

速報:ゴー☆ジャスが出演するニコ生情報

ゴー☆ジャス、ぴかりん、コスケの3人が、クリスマスの夜、初めてニコ生で合体。クリスマスの夜、スマホアプリだけでなく、いろんなゲームを楽しみながらお届けする2時間の生放送が決定。

この3人の化学反応に視聴者はついてこれるのか? クリスマスなので、ぴかりんはかわいいサンタコスチュームで登場。各コーナーごとに出演者からプレゼントも大放出!

そしてもちろん、リリース前から話題沸騰中のタイトル『ぐるりんクエスト』の生プレイも放映予定。開場は午後7時50分。午後8時から開演となっているぞ。詳細は以下のリンクから!

※ゴー☆ジャスが登場するクリスマスニコ生の詳細はこちら

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ぐるりんクエスト

ジャンル
2.5DぐるぐるアクションRPG
メーカー
gloops
配信日
2015年1月〜2月配信予定
価格
無料(アイテム課金制)
対応機種
iPhone / Android

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