【動画あり】CEATEC前日にクラウド版『ドラクエX』発表 堀井雄二氏もご満悦のデキ!

2013-09-30 19:04 投稿

いよいよあのビッグタイトルがスマホに来る

2013年9月30日、幕張メッセにて10月1日から開催されるCEATEC2013に先駆けたメディアコンベンションが開催された。会場内のNTTドコモブースでは、NTTドコモとスクウェア・エニックスによる発表会が行われた。クラウド版『ドラゴンクエストX』の発表や“ドラゴンクエストスマートフォン”の発表が行われたのは既報の通り(※関連記事はこちら)。

本記事では、堀井氏のコメントなど、発表会の模様をお届けする。

▲発表会に登場した3名。左から、堀井雄二氏(ゲームデザイナー)、前田義晃氏(NTTドコモ マーケットビジネス推進部長)、齊藤陽介氏(スクウェア・エニックス 『ドラゴンクエストX』プロデューサー)。

dゲームがクラウド対応でリッチ化を促進!

開始直前にステージのモニターに映し出された『ドラゴンクエストX』のプロモーションビデオに取材陣たちも色めき立つ。発表会資料である程度の内容は把握しているものの、壮大なBGMを耳にするとやはり心が踊る。まず先陣を切って登場したのはNTTドコモの前田義晃氏(以下、前田)。

「本日はスクウェア・エニックス様との新しい連携の発表をさせていただきまして、喜ばしい限りです」とコメントする前田氏。まず最初の発表はクラウド版『ドラゴンクエストX』for「dゲーム」について。

dゲームは2012年12月にサービスをスタートしたドコモのゲームサービス。前田氏いわく、これまでdゲームで配信していたゲームはいわゆるブラウザゲームタイプのソーシャルゲームが中心のラインアップだったが、新たにクラウドタイプのゲームに対応し、よりリッチなゲームをもプレイできるようにするということだ。そしてその第一弾として、今回クラウド版『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』のサービスをスタートさせるという。

スクウェア・エニックスからの発表によると『ドラクエX』クラスの本格MMORPGをモバイルのクラウドゲームで配信するのは世界初。期待に胸も膨らむというもの。気になるのは配信時期だが、前田氏は今冬(12~2月)配信としており、ロンチの対応端末はドコモのWi-Fiタブレット”dtab”が決定しているようだ。こちらは順次拡大予定とのことなので、配信までに持っているスマートフォンが対応されることを期待して待とう。

続いて前田氏はドラゴンクエストスマートフォン(仮)の発表へと移る。こちらはまだ未定のことが多いようで、詳細は10月に行われるNTTドコモの発表会に詳しいとのことだ。写真を見る限りではキラリと輝くシルバーボディに、モノグラム調に配されたモンスターたちが何とも可愛らしい。

御大登場! クラウド版『ドラクエX』の実機も初お目見え

続いてスクウェア・エニックス側から『ドラゴンクエストX』プロデューサーの齊藤陽介氏(以下、齊藤)、ゲームデザイナーの堀井雄二氏(以下、堀井)のふたりが登場。

タブレットを手に登壇してきた齊藤氏、「百聞は一見にしかずと申しまして、実機を早速ご覧頂きたいのですが、まず『ドラクエX』とはなんぞやというところからお話しますと、2012年8月2日にWii版が発売されまして、その後2013年3月30日にWiiU版、そして先日9月26日にWindows版が発売されたタイトルです」と簡単なタイトル紹介を終えると早くも手元を映し出し、クラウド版『ドラクエX』の動作を初公開した。

「UIはまだ調整中ですので変わる可能性はありますが」(齊藤)

としながらも、すでに十分遊びやすい印象。動作にラグはなく、戦闘もスムーズに行っていた。デモプレイは現在動作中の『ドラクエX』サーバーに接続して行っており、プレイ中のプレイヤーが齊藤氏の周囲に集まるという一幕も(※発表会はニコ生でも公開されていた)。

クラウド版『ドラクエX』に関しては質疑応答で明らかになったポイントも以下にまとめておく。

サーバーは他機種版と同じ齊藤

ゲーム内容はWindows版をベースにカスタムしたもの齊藤

ドコモといっしょにやる理由は、ドコモがdゲームというプラットフォームで積極的にゲームを出してユーザーを増やしたいと思っていて、スクウェア・エニックスもそれと同じ気持でいるから齊藤

dゲームはもともとマルチキャリアのものだが、スタート時はお客さんにしっかりしたゲームを提供するというところを優先。まずはドコモ端末のみの対応となるが、以降はほかのキャリア向けにも拡大していく前田

料金設定は検討中。他機種版が30日60日90日でやっているが、クラウド用に短めのプランも検討している前田齊藤

このほかにも入手できた情報として、ゲームそのもののデータがクラウド上にあるクラウド版『ドラクエX』は、ゲームのアップデートなどをユーザー側が行わなくてもいいというメリットがあるとのこと。

非常に印象的だったデモプレイのあとには、「堀井さんにはもっとすごいものを見せてもらいますよ」と齊藤氏のコメントに促され、今度は堀井氏の手元にスマートフォンが。

「ご覧ください。こちらはふつうのスマートフォンです」(堀井)

今度は堀井氏がスマートフォンでクラウド版『ドラクエX』を操作。有線接続されたdtabと違い、会場内にWi-Fiが飛び交っている中でのプレイということもあって動作は快適とはいかなかったが、ドコモ前田氏の言葉通り対応端末の拡大が楽しみなデモンストレーションとなった。堀井氏からはドラクエスマホの実機も公開。堀井氏がうっかり表側(メーカー等非公開)を見せてしまい慌てる場面も。

プレイ動画公開!

最後に、会場に展示された実機にてクラウド版『ドラゴンクエストX』とドラゴンクエストスマートフォン(仮)にプリインストールされる『ドラゴンクエスト いつでも冒険ダイス』のプレイ動画を公開しよう。

【クラウド版『ドラゴンクエストX』プレイ動画】

【『ドラゴンクエスト いつでも冒険ダイス』プレイ動画】

ドラゴンクエストⅩ 目覚めし五つの種族 オンライン

ジャンル
RPG
メーカー
スクウェア・エニックス
配信日
2013年12月~2014年2月予定

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