
グリーとヤフーの遺伝子を受け継ぐ、ジクシーズのソーシャルゲーム戦略を訊く
2013-05-30 12:00 投稿
●第1弾タイトルとして『探検ドリランド』のスピンオフ作を準備中
グリーとヤフーが共同出資による新会社、ジクシーズを3月に設立。“相互の強みを活かした新たなエンターテインメントビジネスの創出を目指して”両社が業務提携を発表したのが、2012年11月。今回のジクシーズ設立は、スマートフォン向けのソーシャルゲーム領域における連携をさらに強化すべく実施されたものだ。そこに込められた戦略とは? ジクシーズの代表取締役社長 井坂友之氏に、設立の意図などを聞いた。
![]() | ||
ジクシーズ 代表取締役社長 井坂友之氏 | ||
グリーを創業時より支え、『聖戦ケルベロス』の開発などを担当。その後、韓国スタジオでのゲーム制作などを経て、現職に。30人のスタッフを束ねている。 |
――まずは、新会社設立の経緯から教えてください。
井坂 2012年11月にグリーとヤフーが業務提携を結んだときに、“共同でゲーム事業を手掛ける”というのは、最初から戦略として組み込まれていたことでした。今回の会社設立は、その流れに乗ったものです。ただ、いっしょにゲームを作るということであれば、業務提携でもよかったのですが、あえて会社を設立したのは、スピード感にこだわったためです。
――スピード感ですか。
井坂 グリーにしてもヤフーにしても、会社の規模が大きくなるにつれて、さすがに意思決定に時間がかかるようになりました。もちろんこれは、組織である以上避けては通れないことですが、ゲーム開発という点においては、マイナスになることも多いと思っています。そこで、小さい会社でスピード感を持って、ゲーム開発に専念していこう、ということで設立したのがジクシーズです。会社の規模が小さいということで、ユーザーとの距離感が近くなるというメリットもあります。ヤフーでは、スピード感重視を“爆速”と呼んでいるそうなのですが、ジクシーズも設立ときは相当なスピード感をもって臨みました。
――スタッフの方は、グリーとヤフーから移ってきたのですか?
井坂 そうです。優秀なスタッフをだいぶ引っ張ってきたので、けっこう怒られました(笑)。「スピード感をもって、おもしろいゲームを提供したい」と声をかけたら、みんな快く集まってくれましたね。
――異なる会社のスタッフが合流したことによる衝突とかはなかったのですか?
井坂 融合はすごく意識しましたね。とにかく気を付けたのは、「グリーだったら」、「ヤフーだったら」という発想はナシにしようということです。僕らはあくまでジクシーズのスタッフなので、ジクシーズにおける効率性を第一に考えるようにしてもらっています。
――ヤフーとグリーが共同出資した会社とは言えど、親会社のことはあまり意識せずに?
井坂 はい。あくまで「ユーザーにとっておもしろいものを」が前提ですね。ただ、力を借りるべきところは借りないといけないとも思っています。たとえば集客面。ヤフーにしてもグリーにしても、膨大なユーザーを抱えています。ジクシーズは業界でも後発のデベロッパーなので、ふつうに戦っていたら勝てない。親会社の強いところには助けてもらおうと考えています。そのへんは、かじれるスネはいくらでもかじります(笑)。
――ゲーム開発にあたっての方針などはありますか?
井坂 「ユーザーの方に驚きを提供する新しいものを作っていこう」という方針で開発しています。ソーシャルゲーム業界では数字が重要視されることもありますが、数字だけでなくて、純粋にゲームファンにおもしろいと感じてもらえるものを提供していきたいと思っています。
――ユーザーに新鮮な驚きを提供したいということですね。
井坂 そうなんです。まさに、それに尽きるのかなと。昨今のソーシャルゲームって画一化されていて、同じようなゲームにユーザーは飽きているのかもしれない……とも思うんです。そういった意味からも、“何か新しいもの”という付加価値は必須になるんです。
――第1弾タイトルは、そんな思いが色濃く反映されたものに?
井坂 そうです。第一弾タイトルは、『探検ドリランド』のスピンオフ作となる『ドリランド 魔王軍 vs 勇者!』を予定しています。
――なぜ、『探検ドリランド』の外伝という形を選んだのですか?
井坂 もともと王道RPGを作りたかったのです。なぜ王道RPGかというと、最近はソーシャルゲームが難しくなり過ぎて、敷居が高くなっているのでは……という危機感があったからです。そういうゲームばかりだと、市場がシュリンク(縮小)していってしまう。そこで、「いまこそ、明るい王道RPGを作りたい!」って思いました。そんなときに、身近なところに最適な題材があった。これは使わない手はないということで、『探検ドリランド』のIPを使わせてもらうことにしたんです。これは、親会社がグリーだからこそのメリットですね(笑)。『ドリランド 魔王軍 vs 勇者!』を筆頭に、ユーザーの皆さんに驚きを与えられるようなゲームを続々と制作していく予定でいますので、今後にもご期待ください。
![]() |
▲オフィスの模様をファミ通App独占公開! リラックスできるスペースも用意されている。机や椅子などは、井坂氏がお店に足を運んでみずからセレクトしたのだとか。 |
●ジクシーズ第1弾タイトルは、『探検ドリランド』のスピンオフ
![]() |
※『ドリランド 魔王軍 vs 勇者!』の事前登録はこちらから |
ジクシーズの第一弾タイトルは、『探検ドリランド』の外伝的作品『ドリランド 魔王軍 vs 勇者!』。主人公が魔王を倒すべく冒険に出る……という王道設定のRPGだ。テーマは、「新しいドリランドを体験せよ」。『探検ドリランド』のようなカードバトルではなく、いわゆるRPGらしく主人公キャラを育てていく、というゲーム性になるようだ。もちろん、仲間といっしょにギルドを作るといったソーシャル要素も加味されている。スマートフォンのGREE向けに、今夏配信予定。ただいま事前登録受付中だ。
![]() | ||
▲本作では、仲間といっしょに冒険していく。ちなみに、『探検ドリランド』のナビゲーター役のハルカも登場する。 |
![]() | ||
▲戦っている途中で、モンスターを味方にすることもできるようだ。かわいいモンスターが登場しそう。 |
ドリランド 魔王軍 vs 勇者!
- メーカー
- ジクシーズ
- 配信日
- 2013年
- 価格
- 無料(アイテム課金あり)
- コピーライト
- (C)GxYz, Inc.
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります
Amazon人気商品ランキング 一覧を見る
ピックアップ 一覧を見る
ニュース記事ランキング(毎時更新)
過去12時間のPV数が高いニュース記事
攻略記事ランキング
過去24時間のPV数が高い攻略記事
- 1
【#コンパス攻略】初心者がゲーム序盤で失敗しないために知っておきたい7つのポイント
2017-01-12 15:11 - 2
『フェスティバトル』ルシファー&シャルロットの水着スタイルが登場!公式生配信“フェスバ エンタメディア”第2回まとめ
2024-09-16 21:00 - 3
【クラロワ攻略】近接攻撃ユニット一覧
2016-07-07 23:03 - 4
『ドラクエウォーク』守護天使から守り人に転生! 主人公のみ“おうえん”が引き継がれていました 【プレイ日記第665回】
2023-10-27 12:00 - 5
『Plague Inc.‐伝染病株式会社‐』攻略(第1回) 全ステージクリアーまでの基本戦略
2013-10-02 18:42 - 6
【ポケモンGO攻略】ボックスがいっぱいになったとき博士に送っていいポケモンはどれ?
2016-07-28 15:47 - 7
【ドラクエタクト攻略】優先してランク9まで育てたいおすすめキャラクター(2024/7/16最新版)
2024-07-16 19:00
ツイート数ランキング
ツイート数が多い記事
最新記事
この記事と同じカテゴリの最新記事一覧
キャラも作り手も全員“好き”放題!ハピエレ× グリモア新作『リバースブルー×リバースエンド』目指したのは“古きよきソシャゲ”【プロデューサーインタビュー】
2024-07-29 14:00かわいい見た目と裏腹に中身は生意気⁉NCSOFT新作『護縁(ごえん)』で“ウゲン”を演じる堀江瞬さんに独占インタビュー
2024-07-22 12:00コアなPCゲームをスマホ向けに遊びやすく、日本ではコラボも視野に入れて――KRAFTONより期待の新作『ダークアンドダーカーモバイル』開発者インタビュー【オフィスレポートあり】
2024-06-10 12:00『白猫NW』はなぜバトルシステムを大規模アップデートしたのか|開発ディレクターインタビュー
2024-04-13 09:00【黒ウィズ】なぜこのタイミングで新属性を実装?クリエイターコラボの意図は?11周年を迎えた「黒猫開発室」インタビュー
2024-03-22 17:00