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【注目アプリレビュー】『マインクラフトPE』でモノづくりをとことん楽しむ

2013-04-30 19:23 投稿

●世界中で支持されているモノづくりアプリ

『マインクラフト』は、ドット絵を立体にしたような世界で、レゴブロックのような“ブロック遊び”を楽しむゲーム。目的がとくに定められておらず、自由にモノづくりを楽しむ様子がまるで砂場遊びを思わせることから“サンドボックス(砂場)”型と呼ばれており、そのジャンルの中では立役者といってもいい作品。それをスマホやタブレットで遊べるように改良したのが、この『マインクラフト Pocket Edition(以下、PE)』だ。

▲すべてがブロックで構成された不思議な世界。自由に壊して、自由に作れ!

 

■自分だけの世界に酔いしれろ! 気分は無人島生活の“サバイバルモード”

このゲームにはサバイバルモードとクリエイティブモードのふたつがあるが、まずはサバイバルモードをやってみてほしい。お店などは一切存在せず、建築に使うブロック材から、ブロックを掘るための道具から、あらゆるものすべてを自力で調達・製作しなければならない。目的はとくに設定されていないゲームではあるが、サバイバルモードではまさにその名の通り、生き抜くことが最低限の目的といってもいいだろう。

最初は何も持っていないので、まずは木材から木製の武器やツルハシ、木炭からたいまつを作り、地面や洞窟を掘り進む。石や鉄が掘れたら、石製品・鉄製品へとグレードアップさせていき、金やダイヤといった希少な鉱石を求めて、より深い地下へと足を伸ばしていくわけだ。木の伐採にはオノがいいのだが、最初は何も持っていないので、素手で木を殴る。「素手で木の伐採って、どういうことなの……」と思わなくもない。

▲ブロックを壊す操作は、タッチパネルに指を置くだけでいい。白い丸が徐々に大きくなっていき、外周に到達すると……

▲ポコン、とブロック化。砂や砂利以外は空中に留まるので、この性質を利用して空中に家を作ることも!

 

ウロウロしていると天然の洞窟も多く見つかるので、ついつい中を探索してみたくなるが、暗い場所にはモンスターが発生する。たいまつを設置していない洞窟の奥はもちろん危険だが、時間が経過して夜になると、あらゆる場所からモンスターが出現してしまう。暗闇による視界の問題もあるので、まずは四方を囲んで安全に朝を待てる場所を作ろう。

▲主人公は1段の段差しかジャンプできないので、地下へ掘っていくときは、こんな感じで階段上に掘っていくのがセオリー。

▲昼間でも、少し暗い場所には敵が出るので注意。明るい場所だけ散策して、木材を確保しよう。地下は昼夜関係なしに危険地帯だ。

▲木を切り、木材に加工して積み上げ、家を作る。最初はここまでちゃんとした形の家にしなくとも、とにかく最初の夜までに安全な拠点を作れれば、それでいい。

▲狭いながらも落ち着く、マイハウス。ガラス窓を広めに作ると、家の周囲にいるモンスターの位置を把握しやすいのでオススメ。

▲明るいところには敵が出現しないので、松明の明かりは重要。アイテムが揃わない序盤は、原始時代の恐怖にも似たサバイバル感がある。

 

地下洞窟の探索にはとくに注意が必要。深い場所に行くと溶岩が沸いており、これに落ちると数秒で死ぬ。地下奥深くまで来て、やっと貴重な鉱石がとれたというときに溶岩で死ぬと、持っていたアイテムも全部溶岩へ落ちて消滅してしまう。洞窟探索の際は壁に埋まっている鉱石に目をとられがちだが、足元がお留守にならないよう気をつけよう。なお、敵からしか手に入らないアイテムも存在するので、慣れてきたら武器を作って、積極的にモンスター狩りに挑戦してみてもいい。

ただ、クリーパーという敵には要注意。プレイヤーに近付いてきて、一定時間経つと爆発するというモンスターで、ダメージはもちろん、この爆発は周囲のブロックをも破壊する。このため、苦労して作った自宅のそばで爆発された場合、せっかくこしらえた安全地帯が吹き飛んでしまう。貴重なアイテムをいっぱい収納しているチェストなどを吹き飛ばされると精神的ダメージも凄まじいので、アイテム保管室だけを地下に作るなど工夫をこらしておきたい。

▲これが『マインクラフト』界のアイドル的モンスター、クリーパー。近づいて来て、数秒経つと……

▲こんなに地面がえぐれるほどの爆発を起こす。作った建物ごと吹っ飛ばされるのが痛い……。

 

さて、他のゲーム機で作られたものがスマホやタブレットに移植された場合に気になるのが、操作性。「元がスマホで遊ぶことを前提に設計されたゲームではないので、他機種版と比べると操作がやりづらいのでは……?」と思う人も居るかもしれないが、他機種版経験者から言わせてもらうと、ぶっちゃけ、やりづらい。しかし『マインクラフト』をスマホに対応させると考えた場合、こうする以外になさそうな操作法なのも事実。

ただ、『マインクラフト』は元々、右手を“ブロックを掘る・設置する”と“ジャンプ”くらいにしか使わず、掘る操作もボタン押しっぱなし。『PE』では、十字キーの中心を押すことでジャンプできるほか、段差に体当たりするとオートジャンプする仕様になっており、この点に関してはむしろ遊びやすくなっているといっても過言ではない。

一方、左手の操作はタッチパネル上に表示された十字キーをタッチするタイプなので、操作性が良い……とは言えないが、派手なアクションを求められるゲームでもないので、ギリギリセーフ。とはいえ、複数の敵に襲われたりした場合などの操作は、さすがに慣れが必要。オプション画面で“Peaceful mode”にチェックを入れることで敵が出現しないようにできるので、最初はPeaceful modeで遊んだほうがいいだろう。

▲Peaceful mode設定は、タイトル画面から選べる「Option」メニューの一番下にヒッソリとある。

 

他機種版と比べるとワールドマップが狭かったり、ブロックの種類が削られていたりと細かい違いはあるが、『マインクラフト』を楽しむための基本的なシステムはすべて搭載されている。残念ながら日本語化はされていないのだが、元々、言語があまり関係ないゲームなので、アイテム名さえ分かれば問題はないだろう。

▲ブロックのアイコンと、それを作るための材料と個数さえ把握できればゲームに支障はない。右のアイテム説明文っぽいものは別に読まなくても大丈夫。

 

■ドット絵を作り込みたい人や、経験者はこちら! 最初からクライマックスの“クリエイティブモード”

クリエイティブモードは、最初からすべてのブロックを無制限に使用することができるという、『マインクラフト』の本領である“モノづくり”に特化したモード。空いた時間にポチポチと遊び、いつでもすぐやめられて、すぐ再開できる……という『PE』の特徴を考えると、必要なブロックを歩き回って集めなくていいこともあり、サバイバルモードよりはクリエイティブモードのほうが向いているかもしれない。

▲ズラッと並んだブロック群。貴重なダイヤも使い放題。

 

サバイバルモードと異なる点として、空中浮遊が使えることと、不死身であることが大きい。たとえば、サバイバルモードで高くそびえ立つ塔を作ろうとすると、塔の内外に併行して足場を作っていかなければならないし、足を踏み外せば転落死もあるが、クリエイティブモードなら足場不要。どこからでも自由自在に建築していくことができる。ブロックの設置を間違った場合も、素手ですべてのブロックを一撃で壊せるようになっているので、ストレスなく建物作りに打ち込める。

ただし、材料を集めていろんなアイテム・ブロックを作り出していく楽しみや、ワールドを探検するワクワク感、苦労して作った建造物をモンスターから守り抜く緊張感といったものはなくなってしまうので、初めての人は、まずサバイバルモードをひととおり遊んでみてほしいところだ。

▲クリエイティブモードなら、こんな巨大なものも足場なしで作れる。大変ではあるが、この要領で様々なドット絵の再現をすることも可能。原稿の本文を書くよりも、これを作るほうが時間かかったのはナイショだ。

 

ネット上には、数十人が協力して数日がかりで作ったり、事前に綿密な設計図を用意したりと、もはや砂場遊びってレベルじゃねーぞ的な超絶建造物を次から次へと生み出すウルトラ建築士たちが多く存在する。そういったものを目の当たりにして圧倒されてしまい、「自分には到底ムリだ……」と、『マインクラフト』というゲーム自体に初心者が近寄りがたいイメージがあるかもしれない。

しかし、基本は砂場遊び、ブロック遊びであることに変わりはない。スゴいものを作っている人も、最初はこの自由な世界で、夢中で遊んでいただけなのだ。未経験の人はゼヒ、童心に返って新世紀のデジタル砂場で思うさまキャッキャウフフして頂きたい。自分で家を建築・増築したり、掘り進んだダンジョンに松明を設置して開拓していくというのは、思いのほか楽しいものだと感じるはずだ。この『PE』でも協力プレイはできるので、知人と持ち寄り、役割分担して世界を開拓していくのもいいだろう。

「何か作ってみたいけど、最近は移動中にスマホいじるくらいしか時間ないんだよな……」という人にとっては十二分に満足できる作りだし、1時間に1回は『マインクラフト』に触れていないと禁断症状が出る、といった手遅れ系ジャンキーは購入確定。低価格ということもあり、まったくの未経験者が初めて触れる際にも最適だろう。物足りなく感じてきたら、PC版やXbox360版に手を出してみるといい。

『PE』は、スマホによくある“タッチパネル上に表示された十字キー操作”がニガテで「また俺のゴールドフィンガーがタッチパネルにヒビを入れちまったぜ……」という親指サムな御仁以外には自信を持ってオススメできる、『マインクラフト』シリーズの末っ子だ。

 

マインクラフトPocket Edition

メーカー
Mojang AB
価格
600円[税込]
対応機種
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 4.3 以降。iPhone 5 用に最適化済み / Android要件は端末により異なります。

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