【MWC2013】いよいよ開幕! ひと際存在感を放つサムスンブース

2013-02-26 04:52 投稿

●バルセロナがMWCに染まる

現地時間2013年2月25日、スペイン・バルセロナにて世界最先端のモバイル技術が集う、Mobile Wolrd Congress 2013が開幕した。イベント開催に当たり、空港で事前に受付を行ったり、参加者には開催地付近の地下鉄やバスが無料で利用できるパスが配布されたりと、街を起こしての歓迎ムード。開幕初日の25日には、会場前に世界各国から集まった人々の受付待ちの大行列が出来上がっていた。記者は幸いにも、前日入りして入場パスをもらっていたのでスムーズに会場入り。会場内は全部で8つのホールに分かれており、1、2が商談スペース、以降のホールが展示会場という内訳となっている。

▲とにかく会場が広い。世界各国の大小さまざまな企業が出展しており、1日で回りきるのは不可能。さながらモバイル業界のテーマパークといったところ。

まず最初に訪れたのは、会場でもひと際大きな存在感を放つ韓国企業サムスン。日本でもAndroidスマートフォンのGalaxyシリーズが大ヒットしているが、今回は新モデル4機種がお披露目された。ひとつは、Galaxy Note 8.0。商品名の通り、WXGA TFT液晶の8インチディスプレイを搭載したタブレット端末になる。OSは、最新のAndroid 4.1.2 Jelly Beanを搭載。カメラは、メインがオートフォーカス5メガ、サブが1.3メガと普段使うには十分。バッテリー容量も4600mAhと大きいのもうれしい。CPUは1.6Ghzのクアッドコア、RAMは2GBとなっている。

最大の特徴は、専用のSペンとSノート。Sペンで画面をタッチすると、どんな場面でもSノートが立ち上がり、すぐにメモを取ることができる。もちろん、文字の大きさや色も変更可能。また、ウェブの画像をSペンでなぞって切り取ることもできる。Sノートのフォーマットも複数あり、文字だけでなく動画を入れたり、写真や切り取った画像を入れたりと自由度が高い。ただし、その内容をSNSを使ってシェアする機能はないため、あくまの個人用のメモ帳という扱いになる。また、本機独自の機能ではないが、動画やメール、ブラウザ、マップなど、よく使う機能のアイコンを一列にまとめて表示するメニューを実装。各種メニューへのアクセスをより直感的に行えるようになった。発売日は第二四半期を予定しているが、日本発売については未定。

 

続いて紹介するのが、Galaxy GRAND。こちらはGalaxy Note 8.0の5インチ版といった印象。Sペンは付属していない。マルチウィンドウとなっており、ブラウジングしながらメールを確認したりと、1画面でふたつの機能を同時に実行できる。また、ディスプレイを払うように手を動かすとその画像をキャプチャする機能を搭載。撮影した写真にタッチして文字を書くこともできる。こちらも残念ながら日本は発売未定。

Galaxyシリーズいちのタフネスケータイ、それがGalaxy Xcover2。アウトドアでの利用を想定して作られており、防塵、防水機能を搭載。ディスプレイにはGorillaガラス2を採用しており、傷にも強い。見た目もマッシブでいままでのGalaxyとはかなり違った雰囲気。ホーム画面、メニュー、戻るが物理ボタンとなっているのも、最近の流行とは逆を行っており、ある意味特徴的と言える。ただ、CPUは1Ghzのデュアルコア、RAM1GBとスペック的には高くはなく、アウトドアでの利用を想定しながらも、バッテリーが1700mAhしかないが気になった。こちらも第二四半期発売予定だが、日本発売はまだ分からないとのこと。


最後はふたつを姉妹機とも言える2台を紹介。Galaxy FAMEとYoung。この2台の特徴は“ザ・コンパクト”。FAMEが縦113.2、横61.6、幅11.55ミリ、Youngはさらに小さく、縦109.4、横58.6、幅12.49ミリ。OSはどちらもAndroid 4.1.2 Jelly Beanを搭載を搭載している。性能的には、FAMEとYoungともに1GHzのシングルコア。RAMがFAMEが512MB、Youngが768MB、バッテリーは1300mAhと低く、必要最低限の機能があればいいという方に向けた廉価モデルという位置づけになると思われる。こちらの2機種は日本発売の予定はないとのこと。

▲見た目のほぼ同じFAMEとYOUNG。厚みはややあるものの、女性や子供でも端末のディスプレイに指が回るサイズのため、片手での操作が楽に行える。

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