【LINEホームランバトル バースト】第3回:大ヒットアプリの裏側に迫る! 開発プロデューサーにインタビューを敢行

2013-02-08 13:20 投稿

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●開発プロデューサーを直撃!

今や飛ぶ鳥を落す勢いの『LINE』、そしてCom2uSを代表する世界的大ヒットアプリ『ホームランバトル』シリーズ。このふたつが力強く交錯して生まれた『LINEホームランバトル バースト』。連載3回目の今回は、滑り出しも順調な本アプリについてCom2uS本社のSeongプロデューサーにインタビューを敢行! ぜひ注目してください!

▲『LINEホームランバトル バースト』のプロデューサーJonghyun Seong氏。
▲Com2uS本社にて。『LINEホームランバトル バースト』開発チームの面々。一番左側からDongwoo Kimさん, Jiyeon Jeongさん, Wooyong Yangさん, Yunseop Leeさん, Jonghyun Seongさん, Jaebum Anさん, Ilkwon Jungさん, Byeongyeol Jeonさん。

――『ホームランバトル』シリーズの企画から配信までの経緯をお聞かせください。

Seongプロデューサー(以下Seong) 『ホームランバトル』シリーズは、App Storeの登場以降、初のスマートフォンゲームとしての興行を目標に開発しました。フィーチャーフォン時代に人気のあった弊社の『ホームラン王』というタイトルをモチーフに、スマートフォンの長所をできるだけ活用したのです。7ヵ月の開発期間を経て初めてApp Storeに登場したのですが、継続的なアップデートを通じてたくさんのユーザーへと広がっていき、後にApp Storeの殿堂入りを果たすことができました。

――通常の野球ではなく、ホームラン競争に特化させた特別な理由がありましたらお聞かせください。

Seong 野球ゲームをしていて、いちばん気持ちのいい瞬間っていつだと思いますか? 僕はホームランを出したときだったんです。野球ゲームをプレイするときって、誰でもホームランを期待すると思うんです。 そこで僕たちは、この要素を強調させようと決めました。フルタイムの野球ゲームをプレイするのももちろん楽しいと思いますが、スマートフォンなら短時間で手に汗を握る対決を繰り広げたい。そういった意図からホームラン競争というゲームを企画することになったんです。『LINE ホームランバトル バースト』はそういった意図をもう一回爆発させたゲームですね。

――『タイニーファーム』のユーザー分布は韓国が中心だと伺いましたが、『ホームランバトル』シリーズについてはいかがでしょうか。そのなかで、日本はどのくらいのユーザー数がいるのでしょうか。

Seong 野球文化がある国でより集中的な現象が見られますが、ユーザー分布はさまざまでまさに全世界といった感じですね。アメリカ、日本、韓国、台湾が他国に比べてとくにユーザーが多く、日本は3番目に多い国です。この記事を読んで下さっているユーザーのみなさまに、この場を借りてお礼を言わせていただきたいです。ありがとうございます!

――今作の『LINE ホームランバトル バースト』は、どのようなコンセプトで制作されたのでしょうか。これまでの2作品と明確に異なる部分はありますか。

Seong 『ホームランバトル2』と、『ホームランバトル3D』で惜しいと思った点のひとつが、“スポーツ”に分類され、野球に興味のない多くのゲーマーにプレイされないということでした。とくに女性ユーザーは非常に少なかったんです。そこで、今回の『LINE ホームランバトル バースト』は、“老若男女、誰でもタッチだけでシビれるホームランを味わえる”という目標を持って開発を始めました。“ホームラン”という要素を強調させるために、ホームランを打った時の手応えと気持ちよさをさらに強調させ、複雑な構造やゲーム方法などをすべて排除したんです。だれでも直感でプレイできるようにしたので、本作にはヘルプがないんです。

――確かにヘルプがなくても困ったことはないですね! 気軽に始められて、気楽にプレイできるといった印象です。

Seong これまでの『ホームランバトル』シリーズは、ピッチャーが投げるボールをジャイロセンサーで微細に合わせることでカッコ良くホームランを打つことができ、成績を残すためにいろいろな装備を組み合わるせて研究する必要がありました。しかし、『LINEホームランバトル バースト』はそういった部分を省いたんです。これは、ゲーム性そのものに影響を与えてしまう要素のため、非常に難しい選択でしたが、僕たちは爽快さとリズム感を重視したんです。ピッチャーが投げるボールを見て、正確なタイミングだけを狙えばホームランとともに日常生活で溜まったストレスを吹き飛ばせる。そして、すぐにつぎのボールが現れる……ホームランも日常生活もこんな風にとんとん拍子にいけばいいだろうなあ、と(笑)。

――現実ではホームランなんてそう簡単に打てませんしね(笑)。

Seong そうですね(笑)。さらに、こうして獲得したスコアでランキング競争をする相手が、自分のことも知らないこの世界のどこかに住んでいる人じゃなくて“身近な友だち”という点が、最も現実味のある競争を繰り広げられる要素になると思うんです。簡単かつ直感的、そして友だちといっしょに競う公平な競争が、ほかのシリーズと最も異なる点だと思います。

――先の質問にも関連しますが、今作ではボールを打つ際、

・タイミングよくタップするだけでよく、端末を傾けてミートポイントを合わせる必要がない
・BADでない限りは必ずホームランになる

といった点は大変思い切った作りだと感じました。そのようにされた(敷居を下げた)理由をお聞かせください。

Seong 先ほどもお話しましたが、これは非常に難しい決断でした。判定に対するルールさえもすべて変えなければならなかったし、すべての計算方式を変更する必要があったからです。じつは、最初はこの部分を排除してゲームの味が活かされず後悔したこともあったのですが、くり返される計算とテストを経て、また違うおもしろさを作り出すことができたと感じました。もうひとつこの選択をした大きな理由として、“より簡単により気軽に楽しめるように作る”という目的がありましたね。ジャイロセンサーを使用した操作は、バスや電車では操作しにくいですし、女性やゲームをあまりやらないユーザーには難しく感じられてしまいますから……。“タッチだけ”というシンプルさにこだわったんです。

――『ホームランバトル2』では、女性キャラクターの登場が印象的でした。本作でも彼女が引き続き登場しますが、モデルとして考えたキャラクターや人物がありますか?

Seong “野球ゲームに女性を出現させる”これは思ったよりも簡単ではありませんでした。さまざまな体型と外見を選択できるぶん悩みましたし、試行錯誤をくり返しましたね。たくさんの方たちにフィードバックをもらいながら、でき上がった想像の中のモデルです。デザイナーの理想の女性かもしれませんね(笑)。

――プロデューサーさんならではのおすすめの遊びかた、育成方針などがありましたらお聞かせください。

Seong このゲームはプレイする人によっていろいろなプレイ方法があるんです。僕の場合は身体能力値を“POWER”から上げます。最大能力値まで上げた以降は分かりませんが、“POWER”は重要だと思いますね。そのつぎは“ACCURACY”かな……? お気に入りのアイテムは“ICEBALL”です。

――なるほど。ちなみに、プロデューサーさんの『LINE ホームラン バトル』最高更新スコアは何点ですか?(笑)

Seong 僕のスコアですか? んー……秘密です(笑)。ちなみに開発チームのスコアは130コンボ、130万点を余裕で超えています。挑戦してみてください!

――今作の状況や反響は、過去作に比べていかがでしょうか。また、その結果について思うところがありましたらお聞かせください。

Seong 『ホームランバトル』シリーズは、人気を得ながら長い間配信しているタイトルなので、新しいシリーズを作るとなるとものすごいプレッシャーを感じるんです。とくに今回は、リアルタイム対戦ではなく1試合ずつ進行する形なので、同時接続者数も不安要素でした。でも爆発力だけはシリーズ中最高だったと思います。これからもっと気勢をあげて、より豊富なコンテンツでみなさんの愛に応えることができれば、今後もさらなる記録を更新できると信じてます。これからもよろしくお願いします。

――今後のシリーズ展開につきまして、考えている方向性がありましたらお聞かせください。

Seong サービス開始から3ヵ月ほどになりました。これからはさらに楽しい競争になれるように、いろいろな準備をしています。新しく追加する要素としては、もっとスコアを出せるようになるアイテムや、上位ランキングを獲得した者だけが手にできる報酬を用意していますよ。そして、もっと純粋におもしろく楽しめるようブラッシュアップしていきます。つねに新しいものをご提供できるように頑張りますので、ご期待ください!

――楽しみにしています! では、最後に日本の『LINE ホームランバトル バースト』ファン、およびCom2uSファンに向けて、一言メッセージをお願いします。

Seong 『LINE ホームランバトル バースト』を愛してくださるたくさんのユーザーの皆様、ありがとうございます! このような形でご挨拶ができて光栄です。リリース当時、いろいろな問題で失望させてしまったにもかかわらず、こんなにたくさんの方に興味を持っていただき、とても感謝しています。常にユーザーの皆様の言葉に耳を傾け、さらにおもしろく、本作をプレイしていただいたユーザーのみなさまの大切な時間にお応えできるように、もっともっと頑張っていきます。日常で溜まったストレスを吹っ飛ばせ! これからも、みなさんといっしょに『LINEホームランバトルバースト』を作っていきたいと思います!

Seongプロデューサーの熱いインタビューはいかがでしたでしょうか!? 次回はいよいよ、『LINE ホームランバトル バースト』短期連載最終回! 直近のイベントなどを紹介したいと思います。インタビュー中にもありましたが、本作はホームランの爽快感に特化した作りになっていますので、野球のルールを知らなくても、老若男女が楽しめる痛快なアクションゲームです。本日のアップデートでiOS 5.0にも対応しましたので、未体験の人はさっそく始めて、ホームランを量産する気持ちよさを味わってみてくださいね! ではまた来週~♪

LINE ホームランバトル バースト

メーカー
NAVER
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iOS 4.0以降/Android 2.2以上

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