【注目アプリレビュー】従来のゾンビものには飽き飽きだ!!　時代は『Caribbean Zombie（カリビアンゾンビ）』

●ゾンビ嫌いもハマるゾンビぶった切りアクション

筆者はゾンビものと言えば、ショッピングモールに籠城してゾンビを倒していく映画『ドーン・オブ・ザ・デッド』の世界観を想像してしまう。数々のゾンビを題材としたゲームをプレイしたが、そういう世界観が多いのは事実。今回紹介する『Caribbean Zombie』は押し寄せてくる海賊姿のゾンビを画面をスワイプしながら倒していくという異色のゾンビゲーム。襲いかかってくるゾンビたちはグロテスクなものではなく、若干かわいらしいので「ゾンビは嫌い!!」という人でも親しみやすくできている。

●シンプルなゲームシステムで遊びやすい

本作の操作方法は、ゲーム画面をスワイプして敵を倒していくだけの非常に簡単な作りだ。HPが0になった瞬間にゲームオーバーなので、近づいてくるゾンビたちに攻撃をさせないために次々と撃退していく。敵を斬るためにはアクションゲージを消費することになり、自由に切り続けることはできないので、ゲージがなくならないように戦うことが重要だ。ゾンビたちを倒すとコインを入手できるため、それを使ってライフの最大値を上げたり、武器をアップグレードしていくことになる。

▲3つのワールドに各10ステージが用意されている。全ステージをクリアーすると、難度がアップしたHELLモードを遊ぶことができる。

▲敵を倒すことで画面右にあるゲージが溜まったらスキルを発動できる。ゲージは3段階で溜まるようになっており、それぞれに時間を遅くするClock、相手の動きを止めるIce、まとめて敵を倒せるElectricityが使えるのだ。ただし、IceとElectricityは店で購入しないと使えない。

▲宝箱を持っている敵を倒すことでコインや戦闘に役立つアイテムが入手できる。アイテムは効果時間が短く、入手した時点で発動する。

●連続で斬れるようにSLASHをアップグレードしよう

ワールド2から急激に敵の量が増えて難度が上がるため、ワールド1でコインを稼いでアップグレードをすることが重要。攻撃力を上げてもいいが、連続で斬れるようにSLASHを先に上げておくのがオススメ。ライフは敵からの攻撃を受けない自信があるのなら最後まであげなくても問題ない。斬るためのアクションゲージがなくなってしまった場合には、スキルのClockを発動して敵を攻撃せずに回復をするか、敵をギリギリまで引きつけてゲージの回復を待ってから攻撃をしたほうがいい。

いちばん簡単に敵をまとめて倒す方法は、自分がダメージを受ける直前だ。ゾンビたちはプレイヤーの目の前にこないとダメージを与えられないため、必ず近づいてきて横一線に並ぶことになる。 その瞬間を狙って斬るとまとめて倒すことが可能。アクションゲージも節約できるので、後半ステージの必須のテクニックといってもいいだろう。ただし、近距離ばかりを意識しすぎると、遠距離攻撃をしかけくる敵に気づかない場合があるので要注意。遠距離攻撃を行う敵は、一匹ずつ確実に倒していこう。空を飛ぶ虫のような敵はゾンビたちを運んでくることもあるが、縦に斬ればまとめて倒せる。また、もしSLASHを強化してアクションゲージの最大値を上げているなら、画面をひらすらスワイプし続けるのも手。意外とコンボが繋ぎやすく、難関ステージをすんなりクリアーできることもある。ただし、誤って人間を斬ってしまう危険性が高いので、過信は禁物。
▲ステージの最後のボス戦では大きくスワイプするとダメージを受ける可能性が高いため、細かく青いマークだけを斬っていこう。

▲STOREに行けばアドオン購入でステージを全てオープンにするものや、便利なアイテムを入手できる。

▲ゾンビのほかにも遠距離から攻撃をしてくる敵も存在する。遠距離から攻撃をしてくる敵は気づきずらくやっかいなので、ゾンビよりも優先して倒していこう。

▲魔術師のような敵はシールドを張っているときには攻撃をしても倒すことはできない。敵が攻撃をする瞬間にシールドを解除するのでその瞬間を狙って攻撃しよう。また、ゾンビが大量に発生すると魔術師の姿を見失いやすい。そんなときは魔術師がいた辺り斬りまくってほかのゾンビといっしょに倒してしまう。

●異色のゾンビゲームで気分爽快！

敵の動きに緩急があり、飽きさせない構造をしている。ただ、ステージの数は少なく、背景もまったく同じものが使い回されているのが非常に残念。ワールドセレクトの最後にCOMING SOONと言う表示が出てくるため、これからステージ数が増える可能性があるので期待してもいいだろう。本作は操作が簡単で敵をザクザク倒せるのでストレス発散に最適！　ゾンビゲームが好きな人だけでなく、ストレスを発散させたい人にもオススメしたいタイトルだ。（ロコモコ大山）