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【大塚角満の熱血パズドラ部!】第29回『残酷な洗礼』

2012-06-06 15:54 投稿

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●残酷な洗礼

パズドラ部の第一部が終了し、すっかり燃え尽き症候群に包まれてしまい、指がまったく動かなくなりました。キーボードが打てません。よってキリもいいことですし、惜しまれつつも当パズドラ部コラムは終了と言うことで……

「大塚さん! すげえスペシャルダンジョンがきましたよ!!」

何日も会社に泊まり込んで仕事をしている俺のところに、中目黒目黒がすっ飛んできてそう告げた。ここのところiPhoneをいじる時間すらないほど仕事に追われていたので、『パズドラ』もほとんどプレイできていない。なので俺は疲れた声で「えー……。いまの俺に、島龍を超えるダンジョンは想像すらできないんだけど……」と言い、だらしなく椅子に沈み込んだ。しかし目黒はめげずに「いいから見てくださいよ!」と強く主張し、iPhoneの画面を俺の眼前に突き付けてきたのである。俺は仕方なく、寝不足で充血しまくった目玉をそちらに動かし、画面に表示された文字を読んだ。

樹の天空龍(回復無し)

「こ、これは……?」

震える声で目黒に言うとヤツはとたんにニヤケ顔を作り、勝ち誇った顔でこう言ったのだ。

「新たな木属性のドラゴンが待ち構えるダンジョンっすよ! タマゴも落ちるみたいですよ~」

俺は、いまにも沈み込みそうなくらい深く腰掛けていた椅子から飛び上がり、目の充血すら吹き飛ばして、張りのある声でわめきまくった。

「いいいいくぞ!!! いますぐこのダンジョンに潜るぞ!! こうしちゃいられねえ!! パズドラ部第2章の始まりだっ!!!!

それを見た目黒はウヒヒと笑い、下卑た声でこうささやいた。「原稿、お待ちしていますwww」

樹の天空龍(回復無し)”は、先日まで配信されていた“炎の天空龍(回復無し)”の木属性バージョンのようだ。難度は下から中級、上級、超級の3つがあり、バトル数はどれも10となっている。

さて、どのダンジョンに潜ろうか。木属性ダンジョンということは、相性のいい火属性モンスターのパーティーで臨むのがセオリーであろう。しかし、先日の“伝説の島龍”に挑んだときにも書いたが、俺のもとにいる火属性モンスターはロクデナシばかりなので、火のパワーでゴリ押しすることは不可能に近い。となれば、ここは“守りの戦略”発動で“木属性ダメージ半減”のリーダースキルを持つグラビトンアースドラゴンをトップに据えて臨むのがいいに違いない。ていうかそれだったら、いきなり上級に挑んでもイケる気がする。……ていうか、いけるに決まってるじゃんwww だって俺、もう下界は後にして天上界に上ってきたんだからwww これからは上級で生きていくんだからなwww

「なーんだww 余裕じゃんwww」

思考の中で「上級チョロい」と決着をつけ、俺は意気揚々と樹の天空龍の上級に潜って行った。完全に、ボスとして現れるという“天空龍・ホウライ”の首を獲ったつもりにすらなっている。その結果……。

ダンジョン3階で轟沈…………………。

選抜メンバーは、リーダーにグラビトンアースドラゴン、サブに爆炎龍ティラノス、炎の番人、アルラウネ、マシンゴーレムMk-II。そして助っ人には、レベルの高い爆炎龍ティラノスを選んで火属性の攻撃力の底上げを図った。しかしこのメンツは、回復ドロップがひとつも出てこない“回復無しダンジョン”とは相性が悪く、ザコにジリジリと体力を削られて、じきに、そして確実に息の根を止められてしまうのである。毎回1ターン目で敵を一掃できるならいいのだが、敵の体力が多い上級では、この力技は通用しなかった。

「やっぱりいまの俺のパーティーでは、上級は荷が重かったか……」

しかたなく、俺は戦いの舞台を中級に変えた。ここならば前述の力技も十分に通用し、天空龍・ホウライも危なげなく屠り去ることができる。確率はかなり低いようだが、ホウライは中級でもタマゴを落とすらしいので、俺は根気よくここに通い詰めて、ホウライのタマゴを手に入れることを心に誓った。

「まあ、いまの大塚さんのメンバーだったらそのほうがいいでしょうね」

いっしょに昼飯を食っていた目黒が、トンコツ醤油ラーメンをすすりながらほざいた。この男は「木属性のモンスターは1匹たりともいらないんですけど、せっかくなので俺も付き合いますよ」と言い、さっきから樹の天空龍の上級に潜っている。パーティー構成は、回復無しという特殊条件に対抗するために、“毎ターンHPが大回復”のリーダースキルを持つ“天空の使徒・エンジェル”をリーダーに据えた“守り”のメンツで。そして箸を片手に持った、非常にやる気の感じられないポーズで……。

それでも目黒は、「火力が弱いので、1回クリアーするのに数十分かかるんですよね……」とブツクサ言いながらも、上級のホウライを討伐寸前まで追い込んでいた。

(やっぱり金にモノを言わせたパーティーは違う……)

そんなことを思っていると、目黒は突然「お! つぎの一撃でいけますよ!」と言い、iPhoneの画面を俺のほうに向けた。そして「いきまっせ~!」と気合を入れてからパズル面を操作し、4連鎖ほどの攻撃をホウライに叩き付ける。するとコレが見事にトドメとなり、上級のホウライは俺たちの前から消え失せた。

ヘンな金色の物体をボトンと落として………………。

「あれ?」と目黒。

「え?」と俺。

おっさんふたりは顔を見合わせ、「ま、まさかねぇ^^;;;;;;」と言いながらリザルト画面を食い入るように見つめた。そしたら…………。

「よっしゃあああああ!!!w ホウライゲット!!!www」

目黒はガッツポーズをしながら立ち上がり、「っしゃ! っしゃ!!」と箸を振り回した。まわりで飯を食っていた会社の人たちが、ナニゴトが起こったのかと俺たちのほうをチラチラと見ている。

でも、そんなことはどうでもよかった。

なぜ神は、かくも残酷な仕打ちを善良なパズドラーである俺にぶちかましてくるのだ……。よりによって目の前で……。よりによってこんな男に……!!! 興奮から醒めた目黒は「はぁはぁ」と息を切らせながら椅子に座り、俺が思っていた通りのセリフをニコニコしながらぶっ放した。

「いやあ、大塚さんの目の前でゲットできたのが何よりもうれしいwww 俺、いらないのにwwwww

「があああああああああああッッッ!!!!! やっぱ俺も上級やるッッ!!!!」

ヤケになった俺は戦略もクソもないまま、またまた上級に潜った。しかし当然の返り討ちにあってスタミナだけを消費し、ダークサイドに堕ちそうになる。

「お、俺はいったい、どうすりゃいいんだ……><」

この話、次回に続きます。

大塚角満(おおつか・かどまん)……週刊ファミ通、ファミ通コンテンツ企画部副編集長。編集業務のかたわら、執筆活動を精力的にこなしており、多数の連載記事を持つ。著書に、『モンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズが2作品ある。現在、ファミ通.com上でブログ“大塚角満のゲームを読む”、“『ドラゴンズドグマ』で暮らす”、アメーバブログで“大塚角満のブログ”などを連載中
※ゲームを“読む!”はこちら
※大塚角満のブログ (Ameba)

 

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