【大塚角満の熱血パズドラ部！】第23回『金に目がくらんだ男の末路』

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●金に目がくらんだ男の末路

我が『パズドラ』プレイ日記のライバル、ハイネ鳥居作の『パズドラ』攻略記事が、スペシャルダンジョン“炎の天空龍（回復無し）”に言及した。このプレイ日記の読者の方々だったらご存知かと思うが、俺も昨日、このスペシャルダンジョンに関する非常にタメになる記事を書いている。そこにきての、この攻略記事だ。

　これは明らかな挑発行為であろう。

見れば鳥居の攻略記事は、このトリッキーなスペシャルダンジョンを乗り切るために有効なスキルやパーティー構成が、じつにこと細かく書かれている。それに反応した読者のツイートも、“良記事”、“参考になる”という賛辞の嵐だ。

しかし、この記事は片手落ちと言わざるを得ない。だって、パズドラーがもっとも勘違いするところである、

“回復無しとは、ボスに与えたダメージが回復しないで蓄積される……のではなく、単純に回復ドロップが1個も出てこないこと”

ということが書かれていないから！！

じつに惜しい。もう少しで、俺に肉薄できたのにな。

｢惜しい惜しい（涙）｣

と、ナゼか泣きながら『パズドラ』の画面を見ていると、恐ろしいことに朝っぱらからメタドラダンジョンが発生しているではないか！！　しかも、発生からかなりの時間が経っており、残り時間は30分ほどしかない。

｢ひぃぃぃぃ！！　やらなきゃやらなきゃ！！　メタドラやらなきゃ！！！｣

俺はたまっている仕事をほっぽり出して、iPhoneの画面にかじり付いた。そして素早くテキトーなパーティーを編成し、メタドラダンジョンに潜ってゆく……。

1回、2回……。

しかし、目当てのキングメタルドラゴンはナゼか1匹も出てくれず、俺はとたんに顔面蒼白。

｢た、頼む！！　1匹でいいから出てください！！　お願いしますぅぅぅぅうう！！！｣

俺は、十字を切ったり、二礼二拍一礼したりしてから、3回目のダンジョン潜行を開始した。ところが、前日までは順調に捕獲できていたキングメタドラは1匹も現れてくれず、俺はほとんど何の成果もあげられぬままダンジョンから戻ってくるハメになった。

｢あーあ……。オケラか……｣

オケラというのは、釣り用語で言うところの“釣果ナシ”。悪鬼の如く勢いでダンジョンを駆け抜けたが、得るものはまるでなかった。でも、こんなことは『パズドラ』をプレイしていれば日常茶飯事な出来事だ。ここはパッと切り替えて、別のダンジョンで素材集めでもしよう。

｢そうだ。俺は火曜ダンジョンにも用があったんだ。番人だ番人だ。番人を集めよう♪｣

俺はウキウキとつぶやいて、火曜ダンジョンの“火の番人”に入ろうとした。しかし。

｢あ……。スタミナがひとつもない……｣

そうなのだ。メタドラダンジョンに夢中になって深く考えていなかったのだが、俺はここにスタミナをすべて突っ込んでしまい、いまやどんなダンジョンにも入れないカラダになっていたのである！　しかも間が悪いことにランクアップしたばかりだったので、しばらくはランクアップ→スタミナ回復というコンボも使えない。運営から魔法石が3個プレゼントされたばかりだったので、やろうと思えばスタミナを回復することもできるが、レアガチャを回したいので魔法石を浪費するのは絶対的なタブーである。つまり、どうしようもないのだ。まだ1日が始まったばかりだと言うのに、俺はダンジョンの入り口で完全なる足止めをくらってしまったのであった。

｢大塚さん、今日は番人の日ですよ。いくつか欲しがってましたよね？｣

中目黒目黒からそう言われても答えようがなかった。俺は血走った目でダンジョンの入り口を睨みながら、呪いの言葉を吐くようにブツブツとつぶやいた。

｢ご、ご利用は計画的に………………｣

俺は今日1日、何をしてりゃいいんだ……（仕事しろ）。

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パズル＆ドラゴンズ

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ジャンル	RPG／パズル
メーカー	ガンホー・オンライン・エンターテイメント
公式サイト	https://pad.gungho.jp/
公式Twitter	https://twitter.com/pad_sexy
配信日	配信中
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