お江戸で探偵!? 略して『えどたん』!

2012-02-05 16:00 投稿

●江戸時代で科学捜査!

『えどたん』 は、江戸時代にタイムスリップしてしまった高校生・天道未来(てんどうみらい)が、事件を解決していく推理アドベンチャーです。この未来くん、タイムス リップして早々に殺人事件に巻き込まれ、容疑をかけられてしまいます。疑いを晴らすため、犯人ではないという証拠を挙げて難を逃れるのですが、これがきっ かけで犯人探しを手伝うことに。

ミステリーファンである未来くんは、推理小説で覚えた探偵の心得や、現代では当たり前となっている科学捜査の知識を活かして捜査を進めていきます。

しかし、江戸時代に指紋採取キットなどあるはずもなく……。代用品を探すことから始まるので、お手軽逮捕とはいきません。でも、「昔ならどうするかなぁ、何を使うかな?」と想像を膨らませながら推理していくのって、けっこう楽しいもんです。

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●ストーリーとキャラクターが魅力的

未来くんと行動をともにするのが、事件を担当する同心(警察の役割を担う役人)の天道今一(てんどういまいち)。苗字がいっしょだし、考える仕草 が未来くんと似ているなと怪しんでいたら、やはり未来くんのご先祖さまだと発覚。私は最初それほどだ思わなかったのですが、顔もそっくりだというのも納得 です。

ものすごい偶然ですが、この設定が物語だけでなく捜査にも絡んできたりして、なかなか巧妙なのです。今一は推理となるとからっきしなのですが、人柄や腕っぷしはよく、威勢のいい啖呵を切るところなんかはカッコイイですね。

ほかにも、今一の母で着物マニアの”おかこ”さん、器用すぎる岡っ引きの平七、同心マニアっ娘の”おとき”ちゃんなど、濃いメンバーが脇を賑々しく固めています。捜査線上に浮かぶ人物も皆どこか怪しく、容疑者が二転三転とする展開も飽きさせません。

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●知的好奇心を満たす、江戸の豆知識!

江戸の町は、上下水道完備だったってご存知でしたか? 私は本作で初めて知ったので、すっごい衝撃を受けました。ウチの田舎では、私が小さいころにようやく下水道が通ったっていうのに! 「江戸、すげー」と、本気で思いました。

このように、本作にはそこかしこに江戸の豆知識が散りばめられています。”調べる”画面でタップしたモノにさりげなく解説があったりと、その数もかなりのもの。新しいエリアに移動するたび、この豆知識探しが楽しくてしかたがなくって。

推理アドベンチャーは数あれど、同時に”知る楽しみ”も味わえる作品って、なかなかないと思います。テンポやセンスのよさなど、同じメーカー作品である『逆転裁判』シリーズに通じるところはありますが、やはりそういった点で違った、独自の味わいがあるアドベンチャーです。

本作は全五話で、第一話と第二話はタダなので、ぜひ気軽にプレイしていただきたいと思います。一話ごとのボリュームもあり、お試し分とは思えないほどですが、その先をきっと知りたくなるはず……。(本間ウララ)

【えどたん】
メーカー:カプコン
対応機種:iPhone/iPod touch/iPad
価格:無料 ※第三話から第五話は600円[税込]

(C)CAPCOM 2011

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