担当:東響希
それぞれの「アイドルワールド」を拡張した“アイマスエキスポ”
今回のイベントでは、2日間を通して『学園アイドルマスター』(以下、『学マス』)を除く4ブランドから、アイドルたちがピックアップされステージを彩る。これまでの経験を生かしたハイクオリティなCG技術により、ダンスやMC中のリアクションなどアイドルの実在感がさらに増しており、あまりに単純でひねりがない感想になってしまうが、どれも可愛い&カッコいいアイドルたちに魅了されるステージだった。
中でもとくに話題となったのが、2日目の『アイドルマスター ミリオンライブ!』のステージである。ライブ後半、メドレー形式ではあるがさまざまなブランドをカバーするセットリストとなっており、いつか行われればと願うつぎの“M@STERS OF IDOL WORLD”を先取りしたかのような内容にSNSも大いに沸き上がっていた。個人的にも何度も見返したいので、“LIVE SHOWCASE AREA”についてはBlu-rayなどのメディアパッケージで販売して欲しいところではある。
⋱#アイマスエキスポ⋰
— アイドルマスター公式 (@imas_official) December 16, 2024
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💛アイドルマスター
ミリオンライブ!💛
「LIVE SHOWCASE AREA」のアーカイブは1/14(火)までご視聴可能です!
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会場外の“OUTDOOR AREA”では、物販と“プロデューサー”たちが痛車や痛単車を展示する“DECOR@TION CAR MEETING”を設置。“DECOR@TION CAR MEETING”はいわゆる一般参加による展示エリアだが、広々とした駐車場にズラっと並べられた作品たちは圧巻である。
デザインもアイドルの色を出しつつカッコよさを追求したものから、自身のアイドルの可愛らしさを前面に押し出したコンセプトカーまで多種多様。いわゆるファミリータイプの一般車から、スポーツカーなどのハイクラスの車種も多数あり、いろいろな意味で圧倒されるエリアだ。
“EXPO AREA”は、さらに“エキスポステージ”、“企業ブースエリア”、“サークルエリア”と分かれており、隣接した屋外にはコラボ飲食が販売されるエリアも展開される。まず、“エキスポステージ”では開会式や閉会式といった式典から、キャスト陣やスタッフ陣も登場するトークコーナーのミニライブなど、ステージが目白押しだった。『学マス』を除いて、観覧エリアの出入りは自由なうえ、『学マス』のステージも含めて観覧エリア外からでも通行を妨げなければ観ることが可能だったようで、比較的緩い雰囲気である。
このオープンな場所でのステージで功を奏したのは、間違いなく『ヴイアライヴ』だろう。合同イベントは初参戦なうえ、プロジェクトを応援している“プロデューサー”向けのファンミーティングはあったものの、自分たちを知らない“プロデューサー”もいる中での歌唱は願ってもないアピールチャンスだ。また、それを考えていたのは、“プロデューサー”たちも同じだったようで、ステージに注目してもらえるよう精一杯の応援をしていたように感じられる。その成果もあってか、ステージごとに徐々に観覧する“プロデューサー”が増えていった印象だった。
そして、前述したように“サークルエリア”では“プロデューサー”同士が談笑している様子が多々見られ、交流しやすい空気感も作られているように感じた。普段のライブやイベントでは、ライブ前後の時間で交流を持つ“プロデューサー”はいるかもしれないが、公演時間が来れば基本的にライブに集中することになる。しかし、今回はたっぷりと時間がある中で、それぞれのペースでコンテンツを楽しみながら自由に交流することができるという、いわば公式が用意した大々的なオフ会だったとも言い換えられるだろう。
さらに言えば、“プロデューサー”同士だけではなく、スタッフ陣が会場を回っていたり、キャスト陣もこっそりイベントに参加していた様子をSNSに上げていたり、『アイドルマスター』に関わる全ての人が繋がったイベントとも言える。今回だけで終わらずにぜひ2回目、3回目と続けて欲しいイベントだと個人的には思った次第である。