待ちに待った初の有観客イベント!アイドルたちを支える熱き“プロデューサー”たちが集結
今回は初めての有観客イベントで、6月に“876プロダクション”のアイドルとしてデビューした3人を改めて祝いつつ今後の活動に向けた決起会となっている。ただし、歌唱をメインとしたライブイベントではなく、バラエティコーナーやライブコーナーなど、さまざまな企画が盛り込まれたファンイベントである。
【出演者】
灯里愛夏、上水流宇宙、サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワ
アイドルと“プロデューサー”がいっしょに楽しみながら絆を深める機会となったイベントの模様をリポートする。
バラエティコーナーでは勝股Pも大活躍!ライブコーナーでは3人の熱いパフォーマンスで盛り上がる!
そんな笑いを取ったところからイベントが始まると、全体曲の“リローディング”を3人がかっこよく、そして力強く披露。これまで何度も歌われた曲だが、初となる有観客かつライブ衣装での生歌に“プロデューサー”がいつも以上の力強いコールで応援。オープニングから凄まじい盛り上がりとなった。
第4位:リアルタイム性、ライブ感
第3位:三人の関係性、集まったときの雰囲気
第2位:成長を感じられるところ
第1位:応援したくなる、本気の姿勢・挑む姿
第5位と第4位については、共通している部分としてやはり配信でのコメントやSNSを通して、双方向でやり取りできるライバーアイドルの特性に言及している意見が多かった。3位の“三人の関係性”については、ただの友達ではなく共に戦い抜いてきた戦友のような感覚があると3人もコメント。合同配信などを見ればわかるが、それぞれのポジショニングが自然と確立されており、軽快に交わされるトークは大きな魅力と言えるだろう。第2位と第1位も関係性は深く、本気で挑むからこそ3人の成長が感じられ、その姿に「頑張れ!」と思わず応援したくなる。アイドルたちもその声に応えるべく、さらに自己研鑽に励むという熱い絆も語られる。さらに、努力する姿に影響を受けて新しい挑戦を始めた“プロデューサー”も多くいるとのことで、3人の影響力の大きさも感じさせてくれる。
ここでは、せっかくの有観客ということで、任意で挙手した会場の“プロデューサー”ひとりを選んでインタビューをするという企画も行われる。こういったアットホームな感覚があるのも、『ヴイアライヴ』の魅力と言えるだろう。
続いては“ヴイア“ラウド”バトル”と題して、3人が豪華なケータリングを手に入れるために競い合う企画が行われる。こちらは、お題に沿ってアイドルたちがさまざまなアクションを行って、どのメンバーがいちばん上手くできていたかを、拍手と歓声で決めるという内容だ。なんと、デシベル計を使って正確に計測するということで、なんとなくの雰囲気ではなくしっかりと数字で結果がわかる状況だ。
続いてのビジュアルでは、清楚なポーズで表現力を見せつけるという内容。自信満々でポーズを決める宇宙さんに続いて、どうしたらいいかわからないと頭を捻った結果、レトラさんは学校で先輩の声をかけるというシチュエーション込みの表現で切り抜ける。愛夏さんもシチュエーション込みでのチャレンジだったが、なんとハンバーグを作ってきたという内容である。愛夏さんの料理は、少々壊滅的な見た目のものが出来上がることは“プロデューサー”の中では周知の事実となっており、会場からは「えぇ…」というリアクションや笑いが漏れていた。こちらも判定結果は引き分けとなる
最後のダンスは、曲に合わせてカッコイイ決めポーズをするという内容だ。冒頭では、お題の内容を聞いた瞬間、ダンスに少々苦手意識のあるレトラさんはがっくりと肩を落とし、ふたりが必死で慰めるといった場面もあり、3人の関係性に心が温まる瞬間だった。愛夏さんはバレエの動きを生かした優雅な動きを見せ、トップクラスのダンス力を持つ宇宙さんもカッコイイポーズで見事に決める。絶望的な様子を見せるレトラさんは、宇宙さんからアドバイスをもらって何とかチャレンジしたが上手くいかなかったようでかなり落ち込み気味。最後の判定は愛夏さんが勝利で、見事に豪華ケータリングを獲得。しかし、愛夏さんが判定中“プロデューサー”といっしょに声を上げてしまったという少々疑惑の結果となってしまったので、ケータリングは3人で分けると語っていた。
続いては、いよいよオリジナルソロ曲のパートへと移る。今回のイベントに至るまで、それぞれが自身のチャンネル枠での配信にてソロ曲を披露してきたが、有観客かつライブ衣装を着用してのステージは初となる。トップバッターを飾ったのは愛夏さんの“ともすれば、(中略)アイドル”。ゆったりしたイントロから、終始ノリノリのコール&レスポンスに、台詞パートも盛り込まれるハイカロリーな1曲。終盤に向けてどんどんスピードアップしていき爆発オチで終わるパフォーマンスに会場のボルテージは一気に最高潮に。
2分程度でステージが復旧し、続いては宇宙さんの“公転周期”。リズミカルで心地いいEDMサウンドに宇宙さんの落ち着いた歌声がミックスされる。クールなダンスパフォーマンスにも魅了される1曲で、聞いているだけで体がリズムを刻みたくなるドライビングミュージックだ。
つぎはいよいよラストナンバーということで、3人から最後の挨拶が行われる。宇宙さんは、スタンディングイベントということで、疲れている“プロデューサー”を気づかって、まずはいっしょに屈伸をしてリラックス。そして、初めての有観客単独イベントということで、目の前の“プロデューサー”は本当に自分たちを見るためだけに来てくれた、そのありがたさを改めて実感したとのこと。レトラさんは、自分のソロ曲にはコール&レスポンスがないので、いつもの挨拶である「レットラGO!」の掛け声でコール&レスポンスを行い満足げな様子。愛夏さんは会場と配信で観ている“プロデューサー”への感謝を述べつつ、応援してくれる皆のためにもっと上を目指すという熱い決意を語り、会場は大きな歓声に包まれた。
最後に披露されたのは『アイドルマスター ディアリースターズ』から、“ハッピース”。ポップで可愛らしいナンバーは、3人の絆を表現しつつ、“プロデューサー”に向かって、これからの未来をいっしょに歩んでいこうという願いも込められているような、ラストにピッタリのナンバーで昼公演が終了する。
伝説はここから…1stライブも発表され、さらなる飛躍を感じられたイベント
3問目の大晦日配信に関する話題については何とか正解できたものの、1問正解では豪華打ち上げ獲得には残念ながら届かない。しかし、ここで3人から“泣きの1問”をやって欲しいと頼まれ、最後は勝股氏の身長が何cmなのかという4択問題に挑戦。“プロデューサー”からのヒントもしっかりと参考にしながら無事正解となり、3人には有名焼肉店の金券が送られることとなった。
続いては、ライブコーナーへと移り、昼公演に続いて“プロデューサー”からのリクエストによるカバー曲コーナー。トップバッターは、『アイドルマスター ミリオンライブ!』から愛夏さんがカバーする“きまぐれユモレスク”だ。ゆったりとした曲調と切ないウィスパーボイスに、可愛らしいダンスもミックスされたキュートな雰囲気のミドルバラード。昼公演と曲調は違うものの、雰囲気の似た曲が選ばれており、愛夏さんの表現力をもっと見たいという“プロデューサー”の思いが感じられる選曲だ。
昼公演に続いて、それぞれのソロ曲も披露され、今回はトラブルもなく無事に3曲続けて歌われる。イベントも終盤ということで、昼公演以上に熱くパフォーマンスする3人に“プロデューサー”からも大きな声援と拍手が送られる。
続いて最後の挨拶も行われ、宇宙さんは、ここまで決して順調ではなかったと語りつつ、自身が誕生日に語った“雲外蒼天”の言葉通り、努力した先に楽しいことがあると実感できたと満ち足りた笑顔を見せる。レトラさんはバンド活動を離れ、それでも歌いたいという思いを抱え続ける中で『ヴイアライヴ』と出会った自身の過去を回想。この一面に広がるペンライトを過去の自分に見せたらどう思うだろうと感極まった様子。しかし、まだまだ満足していないので泣きたくないと語り、活動を通じて“プロデューサー”との絆も増やして、大きなものにしていきたいと熱く語った。愛夏さんは、誰一人欠けることなく皆で勝ち取ったこの衣装を身に着け、“プロデューサー”の前で大切な曲が歌えたことが嬉しかったと震える声で語る。そして、これから先、楽しいことばかりではないと思うけど、3人と“プロデューサー”がいれば乗り越えられると力強くアピールし、これからもいっしょに走り続けて欲しいと呼びかけると、大きな声援がこれに応えた。
ラストナンバーは、昼公演と同じく“ハッピース”が披露され、タイトル通りに幸福感に満たされたエンディングを迎える。3人が退場した後には、所属事務所である“876プロ”の社長・“石川実”が映像で登場し、今後の活動に関する情報を発表。2025年3月にはいよいよ1stライブが開催されることも発表し、興奮冷めやらないイベントが幕を閉じた。
今回のライブ会場があった新木場は、同じ場所ではないものの、『アイドルマスター』の最初のライブが行われた地でもあり、アイマス史においても重要な場所だ。先輩たちの活躍に続くように、これから飛躍していくであろうアイドルたちの伝説の始まりを目撃したような、熱い思いがこみ上げるイベントだった。
こちらのライブは有料生配信も行われており、現在、アーカイブが公開中。こちらもぜひチェックしていただきたい。
⇒配信情報はこちら
【昼公演セットリスト】
1.リローディング:灯里愛夏、上水流宇宙、レトラ
2.焼ケ鮭:レトラ
3.スペードのQ:灯里愛夏
4.Next Life:上水流宇宙
5.ともすれば、(中略)アイドル:灯里愛夏
6.公転周期:上水流宇宙
7.群青イニシエーション:レトラ
8.ハッピース:灯里愛夏、上水流宇宙、レトラ
【夜公演セットリスト】
1.リローディング:灯里愛夏、上水流宇宙、レトラ
2.きまぐれユモレスク:灯里愛夏
3.無重力シャトル:上水流宇宙
4.流星群:レトラ
5.ともすれば、(中略)アイドル:灯里愛夏
6.公転周期:上水流宇宙
7.群青イニシエーション:レトラ
8.ハッピース:灯里愛夏、上水流宇宙、レトラ