今回扱うのは、人狼をユニークにアレンジした正体隠匿ゲーム『闇鍋人狼』。
比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。
iOS:無料
Android:無料
スイッチ:500円(税込)
PC(Steam):500円(税込)
『闇鍋人狼』とは
・4人で鍋を作る正体隠匿ゲーム
・スパイが闇鍋を作るのを防ぎながら高得点を目指す
・ソロモードでストーリーも楽しめる
スマホ版と他機種版の違い
・スマホ版は基本無料
・プレミアムパックの一部が購入済みな他機種版のほうが値段はお得
・スイッチ版はオンラインプレイのためにNintendo Switch Onlineの加入が必要
紛れ込んだスパイを探せ!
『闇鍋人狼』は、その名の通り闇鍋と人狼が合体した正体隠匿ゲーム。
タイトルに人狼とは入っているものの、いわゆる人狼とは似て非なるゲーム性をもった作品だ。
本作では4人のプレイヤーが店員とスパイに分かれ、店員たちはダンジョンで集めた食材を使い、より高得点の鍋を作ることを目指していく。
一方でひとりだけ紛れ込んだスパイは、鍋に禁止食材を入れることで闇鍋を完成させ、店員たちが目標得点に到達するのを妨害することが目標だ。
ゲームの流れはシンプルで、まずは食材集めのためにダンジョンへ向かうか、毎回変化する禁止食材を調べるために情報屋のものに向かうかを選択し、食材や情報を手に入れる。
この際、情報屋に行ったプレイヤーはほかのプレイヤーに真実かウソを伝えることができ、ひとりで情報屋に行った場合は、食材を消費して前のラウンドでほかのプレイヤーが鍋に何を入れたか調べることも可能だ。
その後は鍋に食材を入れていくのだが、その前にはBAN投票が行われる。
これは、投票されたプレイヤーがその数だけ鍋に投入できる食材の数が減ってしまうというもの。
上手く投票できれば、スパイが禁止食材を入れるのを防げるというわけだ。
鍋が完成すれば入れた食材などに応じて得点が入り、闇鍋になってしまえば得点は0となる。
これをくり返し、規定ラウンド内に目標値まで点数を伸ばせれば店員側の勝ち、それを防ぐことができればスパイの勝ちだ。
また、鍋作りを成功させると店員側のプレイヤーは鍋の得点や得られる食材などを増加させるお守りを獲得でき、これにより後半ほど高得点を狙えるようになっている。
スパイ側も妨害に役立つアイテムを入手できるほか、終盤には表示された食材を誰が持っているか、といったクイズに正解することで、店員側に対して妨害アイテムを送りつけることも可能だ。
プレイ中に人数が変化しない、いわゆる人狼ゲームで言う占い師の働きを誰でも行えるなど、人狼ゲームとは異なるゲーム性ながらに動きを見て疑い、推理していくおもしろさはまさに『闇鍋人狼』の名の通り。
通常の人狼をやり尽くした人や、逆に人狼がむずかしそう、と思っている人でも楽しめるであろう作品だ。
使用可能キャラに対する課金に違い!
本作はスマホ版が無料、スイッチ版とPC版が有料で配信されている。
ゲーム性については違いがなく、スマホ版でもソロモードを最後までプレイでき、マルチプレイも可能だ。
スマホ版と他機種版で異なるのは、初期状態で使用可能なキャラクターや、食材やお守りなどのセットとなるアーキタイプの数だ。
スマホ版は初期状態だと2キャラクターのみが使用可能で、ほかのキャラを使うには3種類あるプレミアムパックを購入していく必要がある。
一方で他機種版はゲーム本体が有料なこともあってか、発売後にリリースされた追加パックのものを除き、最初から8人のキャラクター、11種のアーキタイプが使用可能となっている。
スマホ版では1種類390円(税込)となっているプレミアムパックのAとBが最初から解放されている状態であり、それを500円(税込)で購入できるので、同じ状態で遊ぶなら他機種版のほうがお得だ。
なお、スマホ版やPC版は無条件で音らにプレイが可能だが、スイッチ版についてはNintendo Switch Onlineに加入している必要がある。
まずは無料でお試しを!
スマホ版と他機種版の最大の違いは、やはり無料でプレイを始められるか否か、だろう。
スマホ版は広告表示などもなしに無料でゲームを体験できるので、まずはスマホ版でプレイしてみて、より多くのキャラを使って遊びたい、となったら他機種版を購入するのもアリだ。
スマホ版は持ち運びがしやすく、友だちと集まって遊びやすいという利点もあるので、スマホ版でプレミアムパックを購入するのもいいだろう。
本作はスマホ版を含めてクロスプレイに対応しているので、自分がどう遊ぶかでデバイスを選ぶといい。