『Ingress』南極に移動したXM-Profilerと再会!! セカンドライフを送る我らAGの愛機を独占リポート

2024-05-09 19:54 投稿

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伊藤園が提供した例の筐体

2016年5月、いまから8年前に位置情報アプリ『Ingress』を支えるスポンサー企業のひとつ、伊藤園がポータルの占有状況を3Dホログラムなどを使って可視化する“XM-Profiler”を開発。

国内4ヵ所に設置され、多くのエージェントがポータルを奪い合った。

本記事では『Ingress』の一時代を築いたのち2022年に撤去された機体がどうなったのか。

ポータルデータが南極に配置されるも、それ以外の情報がなかったXM-Profilerにフリーライター・深津庵が再会。

空白の2年間を補完するエピソードと合わせてリポートしていく。

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XM-Profiler改が稼働再開

エージェント界隈では“飲料が出ない自販機”とも呼ばれ愛されてきた“XM-Profiler”は、1号機が東京・お台場に設置されたのち、2016年に2号機が宮城県仙台市、3号機が大阪府大阪市、そして2017年には4号機が京都府京都市へとその数を増やしていった。

“XM-Profiler”そのものがポータルであり、奪い合う様子がモニターや3Dホログラムに反映される特別な体験は、いまなお多くのエージェントたちの記憶に残っているはずだ。

伊藤園とXM-Profilerの歩み

しかし、2022年3月の1号機撤去をきっかけに全機が回収。

現在はポータル情報のみが南極で現存しているという状況になっている。

■1号機お披露目リポート

■1号機撤去リポート

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おそらく相当な開発費がかかっているこれら“XM-Profiler”はその後どうなったのか。

深津はずーっと気になっていた。

跡形もなく解体されてしまったのか、メンテナンスが終わったらNianticは新しい設置場所を探してくれるのか。

もしかして機体が南極に!?……と、まぁいろいろ夢は広がるばかり。

そして2024年5月、大型連休明けにとある取材のため東京某所にあるNianticを訪問

「内緒で見せたいものがある」

集まるメディア陣のブースから連れ出された深津の前に……

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ただのハリボテじゃない。

設置場所が社屋ということでポータルとしての機能は停止しているがちゃんと電源がはいっている。

聞けばこの機体、当時屋内に設置され状態がとてもよかった大阪の3号機で、Niantic, Inc. CEOであるジョン・ハンケ氏のサインが書かれていた1号機のメンテナンス口を移植したニコイチ機体だという。

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この1号機+3号機のニコイチ機体、置き場のなかった伊藤園からNianticが引き取り、大型連休の前後からセカンドライフを送り始めたばかり。

そこにタイミングよく伺うことができたというわけだ。

■当日の匂わせポスト

Nianticが今回引き取った理由は“いろいろな思い出のある機体”だからとのこと。

先述した通り、このニコイチ機体がポータルとして再稼働するのは難しいだろう。

それでもこうして再び動いている姿を、もっとも安心できる場所で確認できたことは本当にうれしい。

これまで大切に保管してくれていた伊藤園さんにありがとう。

そして引き取ってくれたNianticのみなさん、これからも“XM-Profiler”をよろしくお願いします!!

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P.N.深津庵
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