MMORPG『HIT : The World』初のオフラインイベントが5都市で開催決定
2024-04-26 20:51
2024-03-12 18:00 投稿
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HIT : The World
2024年2月21日、ネクソンより配信予定の新作スマホ向けMMORPG『HIT : The World』の事前登録受付が開始された。
本作はアクションRPG『HIT』をベースとした新作MMORPG。そんな本作のリリースを間近に控えることもあり、ファミ通Appでは改めてMMORPGの魅力を探求するべく、過去のMMOPRG作品で実績を上げていた歴戦のプレイヤーたちにインタビューを実施。
どっぷりハマってしまい膨大な時間を費やした経緯や、ベテランプレイヤーが今後の新作MMORPGに求めるモノを全3回にわたって深堀りしていく。
今回は『HIT : The World』の前作にあたる『HIT ~Heroes of Incredible Tales~』(以下、『HIT』)や『リネージュ2 レボリューション』(以下、『リネレボ』)などで公式大会優勝の実績を持つryster氏(文中:ryster)にインタビューを敢行。歴戦の猛者たちはMMORPGのどんなところに魅力を感じ、『HIT : The World』には何を求めるのか、彼らの経験談を踏まえて語っていただいた。
※この記事は『HIT : The World』の提供でお届けしています。
インタビューに入る前に、改めて『HIT : The World』を紹介していこう。
『HIT : The World』は、2016年のリリース後に全世界累計2500万DLを達成したアクションRPG『HIT』の世界観を継承し、MMORPGとして新生したマルチプラットフォームのシリーズ最新作だ。
これまでに発表されている情報によれば、オートアタックによるオーソドックスなMOB狩りや豊富なクラスのキャラクターが入り乱れる数百人規模のGvGを体験可能だという。
さらに2024年2月には、ユーザー目線の施策や運営方針の数々を都内某所で開催されたシークレットパーティーにて発表。
新作MMORPG『HIT : The World』は“誰でも”参加可能なエンドコンテンツにサーバールールの多数決による決定などユーザーに寄り添った運営に。熱量が異なるユーザー同士を結び付ける4つの秘策 |
2001年、MMORPG『ラグナロクオンライン』を切っ掛けにMMORPGを体験。以降、20年以上にわたって複数のMMORPGタイトルをプレイ。
その後、『HIT』では公式大会3位入賞。『リネレボ』では公式大会の第1回において優勝。第2回で準優勝、第3回で優勝、第4回で優勝し、2連覇を達成した。
──本日はよろしくお願いいたします。まずはMMORPGをいつからプレイしているのかお聞かせください。
ryster ryster(りすたー)と申します。よろしくお願いします。私は現在30代後半ですが、15歳のころからMMORPGにふれてきたので、年数は20年以上になると思います。 最初にプレイしたのは『ラグナロクオンライン』でしたが、1週間くらいしか続かず、本格的にMMORPGを体験したのはネクソンによって運営されていた『アスガルド』でした。
そして3、4年ほど『アスガルド』をプレイしてMMOのおもしろさを知りました。ネクソンのゲームは『マビノギ』など、ほかにもプレイしたタイトルが多いですね。
──MMORPGをプレイし始めた切っ掛けは覚えていますか?
ryster 子どものころはパソコンをさわるタイプではありませんでした。ところがMMORPGをプレイしていた弟に勧められて遊び始めました。そうしたらMMORPGの影響で人生が大きく変わってしまいましたね(笑)。
──MMORPGで人生の流れが大きく変わったと。
ryster 私ほどMMORPGの影響を受けた人生を歩んでいる人は、あまりいないと思います。初めて就職した会社は、『アスガルド』で知り合った人の会社だったんですよ。その人とはいまでも交流がありますね。
──最初にやり込んだMMORPGのプレイヤーと交流があるどころか、就職に影響するとは驚きです。
ryster その当時はゲーム内ギルドのホームページを作成する文化が根強かったので、MMOで知り合ったシステムエンジニアの人に教えてもらいながら、自分でギルドのWebサイトを作りつつ、プログラミングのおもしろさを知る切っ掛けにもなりました。
──ギルドにおける活動が仕事につながったわけですね。『HIT : The World』の前作にあたる『HIT』でも濃密な経験をされたとか。
ryster ネットゲームにおいて、ほかのプレイヤーに認知してもらう機会が増えたのは『HIT』からです。公式大会で3位入賞した以外にも、自分で大会を開催しました。その結果2000人くらいプレイヤーが集まってくれて、公式大会よりも人数が多くなってしまったんですよ。
──個人が主催した大会で2000人とは、とんでもない規模ですね。そのときrysterさんは出場されましたか?
ryster もちろん出場して、結果は準優勝でした。優勝できれば完璧だったのですが、『HIT』はプレイヤースキルが絶対的なゲームなので、よりうまいプレイヤーに負けてしまいました。
──その後、ほかに熱中したMMORPGを教えてください。
ryster 『リネレボ』は公式大会※1で優勝するほどやり込みました。とくに記憶に残っているのは、第1回から4回目までのあいだですね。第1回で優勝して2回目は準優勝でした。
※1:“LRT 血盟王者決定戦 2018”30人のプレイヤーで構成されたチーム同士が拠点をめぐって戦う大規模マルチバトル
じつは2回目の大会で優勝してゲームをやめようとチームメンバーとは話し合っていたのですが、準優勝になってしまい第3回も参加することになりました。
──2回目の大会も勝てる算段があったということですね。
ryster そうですね。第2回の大会後はオフラインで集まって祝勝会をする予定だったのですが、実際には負けてしまったので、このインタビュー企画に参加しているPANCHさんも含め、チームメンバーたちと大の大人なのに泣きながら悔しがっていました。
しかも何千万とか何億とか課金しているチームメンバーが大勢いたので、余計に準優勝で大会を終えることができなかったんですよね。
──そこから第3回に向けて猛練習に励んだと。
ryster どれくらいの熱量で練習に取り組んでいたかというと、チームメンバー全員が練習マッチのときに録画をして、軍師と呼ばれるメンバーに録画を見てもらうんですよ。
1試合が30分か20分くらなのですが、全員の録画データを軍師に送って、軍師にはそのすべてを事細かく見てもらう。それから30人がひとりずつ戦いかたを軍師の指南を受けるということをくり返してましたね。
──ひとり30分だとして軍師の人は15時間以上も録画データ見ていたと。さらに指南や練習の時間も含めた場合は、想像を絶する時間を第3回の大会に向けて費やしていたわけですね。
ryster そのかいもあって3回目の大会は優勝できました(笑)。
──当時それほどまでに熱中していたということですね。どういった理由でそこまでひとつのMMORPGをやり込むことになったのでしょうか。
ryster チームメンバーとの共闘や対戦相手との逆転劇がアツいゲームだったので、自然と濃い人間関係が構築されていくんですよ。そしてMMORPGというジャンル自体にそういった傾向があるので、23年間もMMORPGにふれているのだと思います。
──MMORPGならではの文化やコミュニティというものも多いですよね。
ryster 確かに人間関係の構築はもちろんですが、コミュニティが出来上がっていくところも魅力だと思います。
『リネレボ』をやめてから6、7年ほど経っていますが、いまだに同じチームメンバーとご飯を食べたり、飲みに行ったりしています。ちなみに今日の夜もその面々と出掛ける予定があるんですよ。
──『アスガルド』での経験と同様に、そのときの出会いがいまに活きているわけですね。
ryster しかも最近は、当時ライバルだったチームのメンバーとも飲みに行ったりしています(笑)。
──関係が薄くなっていくどころか益々濃くなっているんですね。『アスガルド』での出会いのような私生活への影響はありましたか?
ryster 『アスガルド』以降も『リネレボ』をはじめとしたMMORPGで知り合ったことで、ありがたいことに仕事を頂くことも多いです。 私は現在、システム開発の会社を経営しているのですが、結構な数の案件をゲームの繋がりで仕事をもらっています。
──かなりの割合を占めていますね。
ryster もともとはフリーランスのような形でシステム開発をやっていたのですが、結婚を機に会社を立ち上げることになりました。しかも結婚相手は当時『リネレボ』で同じチームのメンバーだった女性なんですよ。
──就職から結婚までMMORPGが影響しているとは……。結婚したときに当時のチームメンバーからの反応はありましたか?
ryster そこまで公言していたわけではありませんが、みんな知っていたかのようなリアクションでしたね。結婚式にはMMORPGの知り合いしか呼ばなかったので、ハンドルネームで全員の招待状を書きました(笑)。
──そもそもほかのチームメンバーに結婚を祝ってもらっていたんですね、しかもハンドルネームで(笑)。
──『HIT』や『リネレボ』の公式大会で結果を出すほどやり込んだのは、どういった理由からなのでしょうか。
ryster 私の周囲のプレイヤーにとって『リネレボ』がリリースされたころは、スマホ向けMMORPGの最盛期だったのだと思います。そしてスマホ向けMMORPGで、いくつものタイトルが一挙に登場している時期でもありました。
リアルではまず会いたいと思って会える人ではない人ともリネレボで出会うことも少なくなく、本人が『リネレボ』プレイヤーだと公言している人でいえば、ある有名な個人投資家の方もプレイをともにしていましたね。 彼も当時から億単位で課金していたようです(笑)。
──時間的なやり込みだけではなく、金銭的にも別次元ですね。
ryster MMORPGは作品の世界観としてだけではなく、現実的な意味での別次元あるいは異世界でもあるんですよ。いま考えてみると、ほかのゲームジャンルで知り合いのプレイヤーから、こういった話はほとんど聞きませんから。
──それだけのお金をかけられるような業種の人や日常では接しない人と、同じ世界のプレイヤーとして交流できることもMMORPGの魅力と言えそうですね。
ryster そういう意味では、ゲームを起動するだけで体験できる異世界転生みたいなものですね(笑)。
──MMORPGにおけるゲーム的な魅力についてはいかがでしょうか。
ryster 『リネレボ』にハマっていたときのことを思い返すと、味方との連携が重要なシステム、もしくは連携が対人戦の肝を握るタイトルに魅力を感じますね。たとえば全体的な作戦の構築だったり、チーム全員による連携がどれだけ洗練されているかとか。
ギリギリの戦いというものがおもしろいですよね。課金額で殴り合うような戦いではなくて、プレイヤースキル次第でいくらでも逆転劇が起きる、課金額の少ないプレイヤーが多いプレイヤーに下剋上できる戦いが見ていてもおもしろいと思います。
──rysterさんが出場した『リネレボ』公式大会における変遷からは、実際にそういったギリギリの戦いがくり広げられていた印象を受けます。
ryster 基本的に大会が終わった後は、各チームによる有力プレイヤーのスカウト合戦が始まるんですよ。 けれど、そのときの『リネレボ』では、上位プレイヤーたちの中で1つのチームにあまりに戦力が偏ることのないような意識があった気がします。
──スポーツマンのようなフェアプレー精神をどの出場者も持っていたと。MMORPGのコミュニティにおける文化的な成熟が感じられますね。
──ここまでのお話を聞く限り、当時の『リネレボ』がスマホ向けMMORPGの黄金期だったというrysterさんが抱く印象もうなずけます。
ryster そのころの知り合いと当時について語ることはいまでも多いのですが、基本的に「ゲームシステム的に死ぬほどやり込んで、課金もどんどん必要になるMMOはしばらくやらなくてもいいよね」という話になります。
いまとなってはいい思い出ですが、大会に臨んでいる最中は苦しみも多かったんですよ。だけど良くも悪くも人間関係ができてしまっていた。そこで出会った仲間たちのためにも、大会優勝を目指す中で投げ出すことはできませんでした。
──濃密な人間関係は魅力であると同時に、ゲームにプレイヤーを縛り付ける要素にもなり得るということですね。rysterさんがプレイされてきたスマホ向けMMORPGでは、課金も非常に重要な要素とのことですが、『HIT : The World』にはどのようなバランスを期待しますか?
ryster 『HIT』は最終的に課金額よりもプレイヤースキルがものを言うゲームだったので、課金額が高いプレイヤーが優遇されなくてもいいと思います。
むしろ私の場合は、課金額次第で本当に無敵になってしまうよりも、課金額が少ないプレイヤーが人数差や技量など、プラスアルファの要素で対抗できるゲームのほうがうれしいですね。
対応機種 | iOS/Android |
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価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | MMORPG |
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メーカー | ネクソン |
公式サイト | https://hittheworld.nexon.com/ |
公式Twitter | https://twitter.com/htw_nxj |
配信日 | 配信中 |
コピーライト | (c)NEXON Korea Corp. & NEXON GAMES Corp. All Rights Reserved. |
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