MMORPGってなんでそんなにハマっちゃうの？歴戦の猛者が語るMMOの魅力と新作に求めるモノ〜ハイビス編〜【『HIT : The World』リリース直前企画】

歴戦のMMOプレイヤーが新作MMORPGに求める要素を徹底解剖！ 2024年2月21日、ネクソンより配信予定の新作スマホ向けMMORPG『HIT : The World』の事前登録受付が開始された。 本作はアクションRPG『HIT』をベースとした新作MMORPG。そんな本作のリリースを間近に控えることもあり、ファミ通Appでは改めてその魅力を探求するべく、過去のMMOPRG作品で実績を上げていた歴戦のプレイヤーたちにインタビューを実施。 どっぷりハマってしまい膨大な時間を費やした経緯や、ベテランプレイヤーが今後の新作MMORPGに求めるモノを全3回にわたって深堀りしていく。 今回は『HIT : The World』と同様にスマホでプレイできるMMORPGの『リネージュ2 レボリューション』（以下、『リネレボ』）の公式大会でも活躍した現役ストリーマーのハイビス氏（文中：ハイビス）にインタビューを敢行。歴戦の猛者たちはMMORPGのどんなところに魅力を感じ、『HIT : The World』には何を求めるのか、彼らの経験談を踏まえ語っていただいた。 ※この記事は『HIT : The World』の提供でお届けしています。 『HIT : The World』とは？ インタビューに入る前に、改めて『HIT : The World』を紹介していこう。 『HIT : The World』は、2016年のリリース後に全世界累計2500万DLを達成したアクションRPG『HIT』の世界観を継承し、MMORPGとして新生したマルチプラットフォームのシリーズ最新作だ。 これまでに発表されている情報によれば、オートアタックによるオーソドックスなMOB狩りや豊富なクラスのキャラクターが入り乱れる数百人規模のGvGを体験できるという。 さらに2024年2月には、ユーザー目線の施策や運営方針の数々を都内某所で開催されたシークレットパーティーにて発表。 現在は公式Webサイトや各アプリストアでの事前登録を受付中。最大20万人までの登録で、さまざまなゲーム内アイテムのプレゼントが予定されている。 【『HIT : The World』事前登録はこちら】 人物紹介 出張先のネットカフェで『リネージュII』と出会って以来、いくつものMMORPGをプレイ。その後、ニコニコ生放送やYouTubeでストリーマーとして活動する中、MMORPGの公式生放送にも数多く出演。 現在はおもにYouTubeで、スマホ向けMMORPGをはじめとしたさまざまなゲームを題材に精力的な活動を続けている。 ⇛YouTube ⇛X 現役ストリーマーが語るMMORPGが人生に与えた影響とは ──本日はよろしくお願いいたします。まずMMORPGと出会った経緯についてお聞かせください。 ハイビス ストリーマーとしてYouTubeで活動しているハイビスと申します。20数年前に初めて出張先のネットカフェで『リネージュII』（以下、『リネII』）にふれて以来、さまざまなMMORPGをプレイしてきました。現在、YouTube Liveでのゲーム配信もMMORPGを主題としていることが多いですね。 ──MMORPGのプレイスタイルを教えてください。 ハイビス ギルドで役割を持ってGvGコンテンツを楽しむよりも、ひたすら自分のレベルを上げたり、ステータスを伸ばしたりすることが、昔から性に合っていたので、とにかく人よりも時間を使って強くなることに集中していました。 あまり積極的にゲーム内コミュニティで指揮を取ることはなかったのですが、自キャラ育成には力を入れていたので、ほかのプレイヤーから頼られることは多かったですね。 ──ストリーマー活動を始める前の交流で、現在も続いている関係などはありますか？ ハイビス 『リネII』をプレイしていた当時、GvGコンテンツへの参加自体はしていたのですが、そこで指揮を取っていた先輩プレイヤーが、いまの取引先の社長を務めていたり、私が現在経営している会社の従業員も『リネII』で知り合ったりと、いろいろな意味で切っても切れない間柄となった相手は多いです。 当時、私はバッファーを使っていたので、その方に夜な夜なパーティープレイを強制されていました（笑）。いまとなってはできそうにない勢いでMMOにのめり込んでいたのですが、当時はいくらやっても苦ではありませんでしたね。 ──MMORPGでの出会いが、その後の人生に大きく影響を及ぼしているわけですね。 ハイビス MMORPG黎明期での出会いだけでなく、ストリーマー活動を始める前後の出会いも、よくも悪くも私の人生に影響しています（笑）。 そこへいたるまでの経緯を説明すると、『リネII』の後に『タワー オブ アイオン』をやり込んでいたのですが、ゲームに時間を注ぎ込みすぎていたので「これはまずい」と感じまして、MMORPGを止めることにしました。 ──1度はMMOというジャンルから離れてしまったと。 ハイビス ところがその後にスマホゲームのブームが到来し、『パズル＆ドラゴンズ』をプレイし始めてしまいました。 そして今回の『HIT : The World』連載企画で“ゲーム総合情報サイト Gamer”のインタビューを受けたオロナインと、その当時なんとなく見ていたニコニコ生放送の配信で知り合ってしまったんですよ。 ▶オロナインさんのインタビュー記事はこちら ──オロナインさんとはストリーマー活動のみならず、私生活でも親交が深いとお聞きしています。 ハイビス 出会ってから2ヵ月足らずで親友と呼び合うほど仲良くなってしまい、あっという間に11年が経過し、いまに至っています。とはいえ最初のときは1度だけ喧嘩をすることがありまして、飲みに行ったあるとき「たまには飲み代を出してやろう」と思い、77万円の費用を私が払ったんですよ。 そうしたらオロナインが2軒目へ行くことをいきなり決定し、会計を無理やり1軒目よりも高い90万円まで伸ばして自分で全額を払ってから「‪いえーい、勝った！」とか言い始めて……。 ──エピソード自体もそうですが、喧嘩の理由もハチャメチャですね（笑）。 ハイビス いえそれは喧嘩の原因ではなくて、2軒目の後にオロナインが酔っ払って「お前すごいよ！」と言い始めるんですね。それに対して私は「いや張り合うためだけに90万円も払うお前のほうがすごい」と返答するのですが、お互いに譲ることなく「すごい、すごい」の言い合いで喧嘩になってしまったんです。 ──そんな経緯で喧嘩をした人は、まずほかにいなさそうですね（笑）。 ハイビス オロナインと出会った後は、やめていたMMORPGをいっしょにプレイすることになり、『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』が始まるまで、いろいろなMMORPGをその場しのぎでプレイしていました。 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』のリリース後は、相当な時間を注ぎ込みましたが、ストリーマーとして話せるエピソードは、その後に登場する『リネレボ』での出来事が多いですね。 “リネージュ”タイトルには、『リネII』時代からの思い入れがあったので、すべてを投げ捨てる勢いで没頭しました。 ──そこでもオロナインさんとプレイしていたわけですよね。 ハイビス いえオロナインとは別のサーバーでプレイしていました（笑）。オロナインはストリーマーとして、よくも悪くも影響力があるので、彼の配信の視聴者たちと必然的に交流が生まれてしまうんですよ。 そういったものは抜きで思い出に浸りながらプレイしたかったので、『リネレボ』はオロナインと別のサーバーで遊んでいましたね。 ──現在はおふたりともYouTubeを主軸とされていますが、ニコニコ生放送で配信していた当時のエピソードで印象に残っているものはありますか？ ハイビス 昔もいまも私は大阪に住んでいるのですが、当時の“東京ゲームショウ”に公式で呼ばれまして、出演するために新幹線に乗って東京まで向かいました。一方、オロナインは東京に住んでいたこともあり、現地でピンクのスーツとピンクのハットという奇抜な出で立ちをしてきたんですよ。 もちろん私は新幹線に乗ってきたので、そんな服装をしているはずもなかったのですが、合流して早々オロナインが「なんでふつうの服装なの？」と言われ、ドン・キホーテまで連れて行かれて、バナナの着ぐるみを買って“東京ゲームショウ”の公式配信に出演することになってしまいました。 ──「ハイビスさんといえばバナナ」といったイメージは、そこから定着したということですか……。 ハイビス そうですね。『リネレボ』の公式大会に出場したときのチームは“バナナと友の会”という名前でした（笑）。“バナナと友の会”を運営していた当時の話をすると、とにかくチームメンバーがPKをしまくるんですよ。 そのせいでサーバー内では私まで危険なプレイヤーだと思われてしまい、たまにチーム外のプレイヤーと会話をすると「ハイビスさんって意外と話ができる方なんですね」と言われることも多々ありました。 ──有力チームがPKをくり返していたとなると、当時のサーバー内は大荒れだったのではありませんか？ ハイビス 私もチームメンバーも『リネレボ』をかなりやり込んでいたので、次第にサーバー内で対抗できる相手がいなくなり、結果的にそのサーバーはめちゃくちゃ平和になりました。 ただ『リネレボ』は課金要素が強いゲームだったので、ずっとその状況を保つのはきびしい面もあり、もっとも戦力が高くチーム内も盛り上がっていたときに、いい雰囲気のまま“バナナと友の会”を解散させました。 そして自分のチームを解散した後は、敵対チームとリアルで飲みに行くこともあり、「お前じつはいいやつじゃん！」と言い合うようなこともありましたね。 ちなみにチームを運営していたときやチーム解散後も、私が飲み代を全額受け持っていたので、『リネレボ』関連で払ったリアルマネーはゲーム内課金を含めて相当な額になっていたと思います。 ──MMOというジャンルの黎明期からプレイを始め、スマホ向けMMORPGが隆盛した後も第一線でご活躍されてきた一方で、長年のストリーマー活動もあるわけですよね。 ハイビス 『リネII』で知り合っていっしょに働くことになったプレイヤーもいるのですが、私の配信を見ていたことが切っ掛けとなり、私の会社に就職した人もいます。 私の会社では、PCを使えない従業員も多かったのですが、その人が入社してからはPCを全体に導入するような流れができて、結果的に非常にいい出会いだったと思います。 ──ファンとの交流どころか、視聴者の就職先が決まってしまうとは……。 ハイビス もっと一般的なところでいえば、ニコニコ生放送時代にオロナインの配信を見ていた視聴者と話す機会が最近ありまして、相手は現在、大学生だと語っていたんですよ。それはつまり、オロナインの配信を見ていた当時は小学生だったということなので、過ぎ去る時間の速さに度肝を抜かれました。 ──ストリーマーを長く続けていると、視聴者との交流がある種、子どもの成長を見届けているような体験にもなるわけですね。 『HIT : The World』には現役ストリーマーも期待大！ ──長年さまざまな側面からMMOにふれてきたハイビスさんにとって、新たなMMORPGである『HIT : The World』にはどのような印象を受けていますか？ ハイビス オロナインが『HIT : The World』の公式生放送に出演した影響もあってか、私の周囲でも「1度はプレイしてみよう」といった話が出ていまして、「『HIT : The World』に備えようかな」と言っている人もいます。 ▲事前にシークレットパーティーで発表された情報では、“エンドコンテンツ”、“対人バランス”、“ギルドコンテンツ”、“課金バランス”といった要素の充実が掲げられている。 ──ハイビスさんが『HIT : The World』に期待する要素がありましたらお聞かせください。 ハイビス スマホ向けMMORPGは、社会人がかなりリアルマネ－をかけてプレイすることが多いので、現実の労働以上に仕事みたいなものですよね。だから秘書がスケジュールを調整してくれるように、自動でゲーム内の予定を認識してくれる機能が付いたオートモードがほしいです（笑）。 たとえば、回数がその日ごとにリセットされる日課のダンジョンに行きそびれる日が出てしまったときなんかは気持ちがかなり萎えてしまうので。 ──最後に『HIT : The World』のリリースへ向けたメッセージをお願いします。 ハイビス オロナインが公式生放送に出演していたので、私が『HIT : The World』について語るのであれば、実際にプレイした後、公式生放送で語りあいたいですね。 ──本日はありがとうございました。 【『HIT : The World』事前登録はこちら】

対応機種	iOS／Android
価格	無料（アプリ内課金あり）

ジャンル	MMORPG
メーカー	ネクソン
公式サイト	https://hittheworld.nexon.com/
公式Twitter	https://twitter.com/htw_nxj
配信日	配信中
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