ファミ通App編集者が選ぶ“2023年もっともハマったゲーム”【その3】『Tingus Goose』

2023-12-28 20:00 投稿

今年1年、編集者が遊びまくったゲームを大告白!

【本日の担当:ヒゲメガネ長谷部】
hasebe

早いもので、もう2023年が終わろうとしていますね。

今年は『モンスターストライク』が10周年を迎え、『モンスターハンター Now』や『ポケモンスリープ』、『崩壊:スターレイル』などを始めとしたヒット作が新たに登場するという動きの多い年だったと感じます。

ただ個人の趣味というのはおもしろいもので、こうしたビッグタイトルを差し置いてハマってしまうゲームというものも存在しました。今回紹介するのはそんなタイトル『Tingus Goose』です。

ここからそのゲームの紹介をしていくのですが、ちょっと狂気に満ちたゲームになっているので、以降は閲覧注意です。

理解できない世界観がクセになる放置ゲーム

『Tingus Goose』はSNS上でちょっとだけ話題になったこともあったので、この画像を見たら「あー、あのゲームか!」となる人もいるかも!?

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ゲーム内容は放置ゲームなので、ほんの少し触って「ゲームをプレイした感じ」を得るにはピッタリ!

とはいえゲーム性よりもまず気になるのは、絵面からも伝わるこの世界観だろう。

本作では、名状しがたいアヒルのようなナニカの口から赤ちゃんが産まれ、それをブタの貯金箱に収めることで、アヒルのようなナニカを成長させるリソースを獲得するという、狂気にも似た世界観が構築されたゲームになっている。

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じつはこの作品は、2023年の秋にSNS上で話題になったGIFアニメ制作者の作品。これもまたインパクトがある内容であるため、具体的にどのような作品であったかは伏せておくが、これもまた狂気を覚えるもの。一見すると可愛らしいビジュアルなのだが、その発想は通常ではなかった。

ただ見ようによっては『Plug and Play』のような、ある種の芸術性を見ることもできるので単純に「わけのわからないもの」と切り捨てることもできない。私はそんな不思議な魅力に沼ってしまったのだ。

ではゲームシステムはと言うと、こちらはシンプルな放置ゲーム。アヒルの口から生まれた赤ちゃんをタップするとリソースが手に入るというクリック(タップ)ゲームの要素もあるが、本質は放置。

本作ではいろいろな手段で手に入るリソースを消費してアヒルの首を伸ばしていき、一定の高さまで伸ばしきることができれば、つぎのステージに進めるというステージ制の放置ゲームとなっている。またアヒルの首は伸びると、その伸びたところにタマゴのようなオブジェクトができることがある。これがガチャのような要素になっており、タマゴのようなオブジェクトからランダムでギミックが生成される。

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このギミックは位置が重複しなければ自由に移動でき、またギミックに赤ちゃんが触れると追加リソースが獲得できるようになっている。なので、これを利用して赤ちゃんが落下してくる軌道を読んでコンボをつなげるように再配置していくのが効率を求めていくうえでのポイント。

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ただ放置するのではなく、効率を求めた放置をするために戦略を練る必要があり、それもギミックがあるためワンパターンのコンボでゴリ押しできないようになっているので、実際にはかなり奥深くなっているのだ。

そのほかにもちょっとした育成要素などもあり、この『Tingus Goose』は見た目からは想像できないほどしっかりとしたゲーム性を持った作品になっている。

この世界観、ビジュアルが苦手でない人には、ぜひとは言わないまでも一度手にとってもらいたい。

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