移動しなくても遊べる斬新な位置情報ゲーム!『キングダム ハーツ ミッシングリンク(KHML)』CBTで明らかになったゲームシステム【CBTリポート】

2023-12-14 16:28 投稿

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キングダム ハーツ ミッシングリンク

スマホならではの遊び方で『KH』の新たな物語が始まる

スクウェア・エニックスの、人気アクションRPGシリーズ『キングダム ハーツ』(KH)の新作スマートフォン向けゲーム『キングダム ハーツ ミッシングリンク』(以下、KHML)のクローズドβテストが12月8日まで開催された。

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スマホ向け『KH』といえば、シリーズの始まりの物語を描いた『キングダム ハーツ ユニオン クロス』(KHUX)、シリーズのヴィランであるゼアノートの、若き日の旅立ちの物語を描いた『キングダム ハーツ ユニオン クロス ダークロード』(KHDR)があるが、今回はまた一味違った“位置ゲーム”という切り口で表現された作品だ。

『KH』シリーズは、どのプラットフォームの作品もナンバリング作品につながる重要な物語を描いているため、『KH』の世界をより深く知るためには、本作も見逃せない作品となりそうだ。

そんな『KH』シリーズのスマホ最新作のCBTにて明らかとなったゲームシステムや世界の雰囲気などを紹介していこう。

『KHML』確認できたシステムまとめ
・縦持ち、横持ちどちらも対応
・歩かなくても遊べる新しい形の位置情報ゲーム
・バトルは爽快なアクション
・強化レコード、キーブレードなど4つの育成要素
・カスタム性の高いキャラメイク

縦持ち、横持ちどちらも対応!

『KHUX』や『KHDR』はデフォルメされた可愛らしい2Dの世界でキャラクターたちが活躍する作品であったが、本作はコンソール版に近い印象で、とくにムービーシーンは、見応えのある作品に仕上がっている。

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キャラクターもデフォルメキャラクターではなく、コンソール版に近い等身のキャラクターを自由に動かせるようになっており、これまでのスマホ作品とはまったく違った内容となっているのも特筆すべきポイントだ。

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また本作は縦持ち、横持ちのどちらでも可能なのだが、ムービーシーンに入るとスマホの横サイズに合わせで上下に黒枠が入るため、イベントを進める際などは横画面での視聴がおすすめ。

通常プレイは縦持ちでできるのが便利だ。

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CBTは、主にシステムを中心に遊ぶことができて、メインストーリーはほぼ実装されていなかったのだが、導入ストーリーは確認できた。

プレイヤーは記憶のない状態である世界の海辺で目覚める。そこで“歪み”を調査しにやってきた“レムス”という人物に出会うところから物語が始まる。

レムスが言うには、この世界の“歪み”からはハートレス(『KH』の世界におけるモンスター)と“漂着者”がやってくるそうだ。

 
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そこに突然ハートレスのダークサイドが現れ、戦いを余儀なくされる。

 
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この戦いで、キーブレード使いでないと使えないはずのキーブレードをプレイヤーは持つことができた。レムスとともにハートレスと戦い、退けることに成功する。

その後、記憶も行き場もないプレイヤーは、レムスが所属する“結社”に身を寄せることに。向かった先は“スカラ・アド・カエルム”。

 
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結社のナビゲーターである“フレイヤ”に導かれ、この世界に発現する“歪み”を食い止めるミッションに赴くのであった。

というのがおおまかな本作の流れ。ここからどのような壮大な物語が描かれていくのかは、本リリースまでの楽しみにしておこう。

『KH』ファンであれば気になったであろう“スカラ・アド・カエルム”の文字。『KH3』ではボス戦の舞台ともなった場所だ。本作では、この“スカラ・アド・カエルム”がプレイヤーの本拠地となり、街を自由に歩けるというのもファン必見の要素。

『KH3』で登場する“スカラ・アド・カエルム”とまったく同じ場所……というわけではないようだが、本拠地としての機能をもつ“スカラ・アド・カエルム”を思う存分満喫してみてはいかがだろうか。

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▲美しい街並みを眺めるだけで楽しい!

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▲お助けキャラのガイドモーグリやNPC、他プレイヤー(非同期)などと街中で出会うことができる。

歩かなくても遊べる新しい形の位置情報ゲーム

続いては、本作のゲームシステムについてご紹介していく。

本作は『KHUX』や『KHDR』と違い、位置情報ゲームだ。地図情報を使った世界を本作では“アストラル界”と呼んでおり、本作ではこの世界での行動がメインとなっていく。

位置情報ゲームというと、現実世界を歩くことで、モンスターとのバトルやイベントを発生させることができるというのが主流だと思うが、本作では歩かずとも、通常のゲームを遊ぶのと同じように、キャラクターを現実の地図上で自由に動かして移動させることができる“パッド移動”モードが用意されているというのが驚き。

 
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このモードにすると、実際に自分が動かなくても全国どこへでもキャラクターを移動させることができてしまうというわけだ。

これはあまり外に出ない、出たくないという方にはありがたいシステムだ。

便利な一面がある一方、パッド移動モードでは、アストラル界でおこなうバトルや回復といったあらゆるアクションを行う際に“AP”というものを消費しなくてはならない。

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自分の動きに連動してキャラクターも移動してくれる通常の“GPSモード”で遊ぶと、この“AP”を稼ぐことができる。

各モードならではのメリット・デメリットを理解して都度切り替えて遊んでいこう。

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ではこのアストラル界で何ができるのかを簡単に紹介しよう。

<バトルと回復>

アストラル界にはハートレスが溢れているので、タップして戦いを挑むことが可能だ。タップしなければ無視することができるので、無理をして挑む必要はない。

パッド移動モードでは、バトルに“AP”を消費してしまうので、“GPSモード”との切り替えも活用していこう。

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各地に点在する緑色のスポットは回復スポットとなっている。戦いが終わっても全回復はしてくれないので、回復スポットで回復するか、放置して時間経過による自動回復を待つか、アイテムやアビリティを使って回復しよう。

なお、“GPSモード”中、“ハンズフリーモード”をONにすることでスマホを見ていなくても自動でバトルや回復などを行ってくれる。

スマホを見ながら歩くのは危険なのでこちらも活用しよう。

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▲ハンズフリーモードにして外出すれば放置しているだけでバトルをしたり回復したりしてくれる。

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▲さらに画面ロックをしておくとゲームを立ち上げっぱなしにしていても消費電力を抑えることができる。画面ロック中は車や電車で高速移動しているときであっても、バトルも行ってくれるし、各スポットへアクセスもしてくれる。

<ピース・宝箱集め>

フィールド上のキャラクターアイコンをタップすると後述する“ピース”と呼ばれるものを獲得できるバトルに挑戦できる。ピースは『KH』ではおなじみのディズニーキャラクターたちの姿をしている。

ピースはランダムに配置されているので、お好みのピースを探し出してたくさんゲットしてみよう。

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また同じように宝箱を見つけられることもある。

宝箱を手に入れると、時間経過やアイテムを使って開けることができ、中にはピースが入っている。

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▲手に入れた宝箱はすぐに開けられるというわけではない。なにが入ってるかは開けてからのお楽しみ。

<テレポでの移動>

本作では“テレポ”システムがあり、任意の場所に一気に移動することもできる。

この機能を使えば、東京から北海道へと一瞬でキャラクターを移動させ、そこのマップで遊ぶことも可能だ。

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▲地図から場所を選んで瞬時にテレポが可能。欲しいピースの場所まで歩いていくのは面倒!なんて時に活用するといいかもしれない

もちろん“テレポ”は無限に使えるわけではない。ここでも“AP”が必要になる。

“テレポ”は、移動距離に応じてこの消費APが高くなるので、一気に遠くにいくと、その後なにもできなくなる可能性も。“AP”は計画的に使うことをおすすめする。

バトルは爽快なアクション

『KHUX』や『KHDR』は、各作品で特色の違うターン性バトルが楽しめたが、本作は原作に近いアクションバトルが楽しめるというのも魅力のひとつ。

スマホならではのタップだけの簡単操作で、キーブレードによる攻撃を繰り出すことが可能だ。

さらにフリックによる回避、長押しでのチャージ攻撃といったアクション性にもこだわっており、アクションを楽しみたい方も満足できる内容ではないだろうか。もちろんオート機能もついているので、アクションが苦手な方はこちらを活用してもいい。

また、本作では前述した“ピース”によるアビリティを使った戦略的な戦いかたもできる。

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ピースにはそれぞれ、多彩なアクションアビリティが付与されており、MPを消費して使うことが可能。

敵の特色や弱点属性に合わせて、ピースやキーブレードを組み替えてバトルを楽しもう。

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バトルコンテンツについては、マルチプレイも可能で、友だちや、他プレイヤーと協力してレイドボスに挑むといったものも用意されている。

『KHUX』でもマルチプレイコンテンツはかなり盛り上がっていた印象なので、ぜひ仲間をつくって遊んでみてはいかがだろうか。

強化レコード、キーブレードなど4つの育成要素

主人公のレベルを上げる以外でメインとなる育成要素についても紹介しておく。

今回確認できた強化要素は以下の4つ。そこまで要素は多くなく、わかりやすい内容となっているので、ひとつずつ強化して、強さの底上げを図っていってもらいたい。

<強化レコード>

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特定のクエストをクリアしたり、ピースやキーブレードのレベルを上げたり、敵を倒したりといったさまざまなミッションをクリアーしていくことで項目を埋めていくコンテンツ。

項目を達成することでパッシブアビリティが解放され、プレイヤーをさらに強くすることができるというメインの育成システムとなっている。

強化レコードは複数個あり、どの強化レコードを適用するかは任意で決められる。出現する敵やドロップする素材も変わるので、内容をチェックして一番効果的なレコードを選択したいところ。

<キーブレード>

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プレイヤーの主な武器となる装備品。物理攻撃タイプと、魔法攻撃タイプが用意されており、物理は直接ハートレスを叩きにいき、魔法は少し離れたところからの攻撃となる。

キーブレードは、バトルで手に入る“薬草の葉っぱ”や“残り火”といったアイテムでレベルを上げることができ、レベルを上げることで攻撃力や守備力、魔法攻撃力、魔法防御力が上がる。

キーブレードによって上がるステータスが変わってくるので、自分のプレイスタイルに合ったキーブレードを選ぶことが重要だ。

<ピース>

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これまでの『KH』シリーズのお馴染みのキャラクターやディズニーキャラクターなどがフィギュアのようになって登場する装備品。レベルを上げることで、各種ステータスが上がっていく。

アストラル界でピースバトルに勝利するほか、ドロー(ガチャ)でも手に入れることができる。重複して手に入れると、ボーナスがつくのでどんどん手に入れて強化していきたいところ。

ピースのレベル強化には“ピースフラグ”が必要となるほか、アビリティ強化にも特殊なアイテムが必要となる。

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ピースごとに上がるステータスとアビリティが異なり、各ピースは攻撃を行ったり回復をしてくれるアクションアビリティと、装備するだけでステータスがあがるなどのパッシブアビリティを所持。

<アクセサリー>

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装備することで、ステータスがアップする。

今後さまざまな効力のあるアクセサリーの登場に期待したいところ。

カスタム性の高いキャラメイクで自分の分身を作り出そう

主人公はプレイヤーの分身となることから、キャラカスタマイズ要素も豊富に用意されている。

最初はチュートリアル時点でキャラメイクすることになるが、あとからもすぐに変更可能なので、じっくり作りたいという方は、のちのちの楽しみにとっておいてもいい。

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キャラカスタマイズは、輪郭・ヘアスタイル・眉・目・鼻・口・メイク・ボイスの8種類を自由に組み合わせることができる。

CBT時点ではボイスの実装はなかったので、正式リリースまでのお楽しみといったところ。

アバターのモデルはAとBの2つのタイプがあるが、男女の括りはない。髪型やメイクなどの組み合わせ次第でどちらのキャラも作れるし、あえて性別を意識して作らなくてもよさそうだ。気分で都度変更していくのもいいかもしれない。

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また、ゲームを進めていくとコスチュームも購入することができたので、『KHUX』のようにさまざまな『KH』、『FF』キャラクターのコスチュームやディズニーキャラクターのコスチュームなどの追加に期待したい。

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また、コスチュームの色もパーツごとにカスタマイズできるというのも注目ポイント。同じコスチュームでも自分なりの色にカスタマイズしていくことで、ほかのプレイヤーとの差別化ができそうだ。

キャラメイク要素は時間泥棒であるが、納得いくまでこだわることでキャラクターへの愛着度が違ってくるので、ぜひ心ゆくまでキャラメイクを楽しんで欲しい。

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自分の住む現実世界が、『キングダム ハーツ』への世界へと変貌する『キングダム ハーツ ミッシングリンク』。

これまでのシリーズにはない遊び方、そして正式版ではかなりボリュームのあるシナリオで新たな『KH』シリーズのストーリーが描かれるということで、これまでのシリーズを遊んできたプレイヤーは見逃せない作品となりそうだ。今回参加できなかった方も、続報を楽しみに待とう。

なおAndroid版のクローズドβテストは2024年1月の実施を予定している。既に募集は終了してしまったが、参加される方は楽しみに待ってほしい。

キングダム ハーツ ミッシングリンク

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンル位置情報
メーカースクウェア・エニックス
公式サイトhttps://www.jp.square-enix.com/kingdom/ml/
配信日2024年
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