『アイドルマスター』3Dで表現されたアイドルが見せる技術革新と声優陣の技術の結晶【アイマス日記第275回】

2023-10-05 09:00 投稿

画面の中のアイドルたちがどんどんリアルに近づいてくる感動

バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる『アイマス日記』をお届け。

担当:東響希

3

少し前の話題になるが、先日行われた東京ゲームショウ2023(以下、TGS2023)では、バンダイナムコエンターテインメントのオンライン配信を盛り上げるべく、『アイドルマスター シャイニーカラーズ』(以下、『シャニマス』)の“大崎甜花”、“小宮果穂”、“浅倉透”の3名がアンバサダーに就任。公式チャンネルで行われる配信番組や企画でMCを担当し、しっかりと配信を盛り上げてくれた。とくに『ヴイアライヴ』の候補生の面々のゲームチャレンジでは、リアクションや応援などで参加し、楽しいやり取りも見せた。

改めて言うまでもないが、これらのオンライン配信については事前に収録されたものではなく、実際にVtuber的な3Dモデルのアイドル3人が登場し生配信されていたものだ。つまり、配信中のリアクションについては、リアルタイムな反応ということになる。メタ的な発言になってしまうが、配信の状況やMC、ゲストからのフリに対し、声優陣がアイドルを演じながら返答しているわけだ。

こういったリアルタイムでのアイドルたちのやりとりは、神奈川県横浜市に存在したDMM VR THEATERでの『THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪GROOVE☆』(以下、『MR ST@GE!!』)の1st、2ndシーズンが大きく影響をしているだろう。歌唱だけでなく、MCでは来場した“プロデューサー”たちに向けてリアルタイムに質問を投げ、会場の様子にリアクションするといった形で楽しませてくれるライブだった。


その後、『アイドルマスター』ブランドでは、“星井美希”の生配信ライブや“天海春香”をはじめとした“765プロオールスターズ”をゲストに迎えたインタビュー動画、『315プロダクションプレゼンツ 315パッションアワー!!!』などの3Dモデルを利用した企画も行われ、アイドルの実在感を感じさせてくれるコンテンツが増えてきた。そして、『シャニマス』については“大崎甜花”がゲーム実況番組『てーにんぐるーむ』を生配信し、本当にアイドルが実況しているような生配信を成立させる。

さらに、今回のTGS2023では『ヴイアライヴ』の候補生に、タレントの百花繚乱さんやウェブディレクター・メディア編集者のひげおやじさんなど、外部から招聘されたMCとのやり取りも行われた。長時間に渡る配信の中でどのようなフリがあるかわからない状況でも、3人のアイドルは見事にアンバサダーの仕事を完遂。とくに“大崎甜花”は、MCからのフリを受けて反応することが多かった“小宮果穂”、“浅倉透”よりも難易度が高いであろうひとりでの司会進行を行い、ゲストへのフリやリアクションも行うアクティブな姿を見せた。

そして、TGS2023の翌日には『ヴイアライヴ』の公式配信が行われ、“天海春香”がゲスト出演し特別審査員として参加。呼び込みからの登場に自己紹介、そして候補生3人に対するアドバイスや講評などをこなす。これまでもさまざまな3Dアイドルの姿を見てはいたが、“天海春香”に関して言えば他のアイドルとは別格に実在感があり、本当にそこにいるかようようなクオリティだった。技術の進歩と、15年以上(おそらく、企画開始から考えれば20年は超えるだろう)の長期に渡り、“天海春香”といっしょに歩んできた中村繪里子さんの演技が光る総合芸術だ。

今後もさらなる技術革新とキャスト陣とアイドルの親和性が深まっていけば、もっとバラエティに富んだイベントも開催できるのではないだろうか。直近では、『アイドルマスター ミリオンライブ!』や『アイドルマスター SideM』によるMRライブが好評を博したが、いつか『ヴイアライヴ』も含めた全ブランドの合同ライブが行われないかと期待せずにはいられない。

©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

【アイドルマスター関連商品をAmazon.co.jpで検索する】

Amazon人気商品ランキング 一覧を見る

最新記事

この記事と同じカテゴリの最新記事一覧