【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#70】メニュー選択はタッチ操作がスムーズ!2Dサバイバルアクション『Forager』

2023-06-04 13:00 投稿

ゆるめのサバイバル、してみる?

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第70回。

今回扱うのは、かわいらしい2Dグラフィックで土地を買い世界を広げていくサバイバルアクション『Forager』。

比較に使用したのはiOS版とプレイステーション4版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。

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【価格】
iOS:1200円(税込)
Android:820円(税込)
ニンテンドースイッチ:1980円(税込)
プレイステーション4:2016円(税込)
Xbox:2350円(税込)
PC(Steam):2050円(税込)
※Xbox版はGAME PASS対応

『Forager』とは
・空腹度の概念を持った、ゆるめの2Dサバイバルアクション
・コインを集めて土地を購入することで世界を拡大
・採集や戦闘を通してレベルを上げ、スキル習得で作成可能なアイテムが増加

スマホ版と他機種版の違い
・値段はスマホ版のほうが安価
・移動操作はコントローラのほうが正確だが、メニュー画面はタッチ操作のほうがスムーズ
・未解放のプレイモードは他機種版では名称が伏せられている

壊して集めて土地を買う

『Forager』は、マップ内の資材を集めてさまざまな装置やアイテムを作り、稼いだお金で土地を購入して世界を広げていくサバイバルアクション。

いわゆる空腹度にあたる概念はあるものの、食べ物となる資源もそれなりに湧いてくるうえに食べ物が時間経過で腐ったり装備が壊れたりといったこともないので、プレイ難度はそこまで高くない。

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▲画面中央の白い人物(?)が主人公。マップ上に湧き出るオブジェクトを破壊すれば資材と経験値が手に入る。

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▲資材を集めてクラフト用の装置を作っていけば、制作可能なアイテムの幅も広がっていく。

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▲採集やクラフト、戦闘を通してレベルアップするとスキルポイントを獲得し、作成、発見可能なアイテムを増やすなどして探索を効率化できる。スキルを取得すると隣接するマスのスキルが取得可能になっていく。

序盤は小さな島で湧き出る石や木を破壊して資材を回収するだけだが、少しプレイを進めると金の鉱石から金のインゴット、そしてコインを作れるようになり、集めたコインで隣接する土地を購入できるようになる。

土地を購入することで探索可能な範囲が増え、採集のペースも上がるほか、進行状況に応じて敵も出現するようになる。

新たな土地では暗闇を照らすランタンなども手に入るようになり、プレイを進めれば進めるほどプレイの幅も広がっていく。

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▲土地を購入するとイベントの起点となる人物や建物、宝箱などが出現。島と島をつなぐ橋は木を伐採していれば簡単に作れる。

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▲カテゴリごとにアイテムを納品していくミュージアムや特定のアイテムを要求してくるドルイド、あるいは新たなエリアで立ちふさがるボスなど、さまざまなものが登場。

敵との戦闘も基本的には採集と同じ要領で行うことができる。回避アクションもあるものの、攻撃の回避自体は通常の移動でも難なく行えるので、戦闘難度はそこまで高くない。

とは言えボスとの戦いではサクッとやられることもあり、強敵と戦う前には回復アイテムなどの用意が重要になる。

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▲クラフトによって強い武器を作るなど戦力アップも可能。しかし初期HPは3と低いので油断すればバッサリだ。

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▲パワーアップアイテムを使えばHPやエネルギー、攻撃力などを強化できる。

本作のサバイバル要素として用意されているのが、エネルギーの概念。

エネルギーは時間経過などで減少していき、エネルギーが尽きた状態でさらに時間が経過するとHPをひとつ消費してわずかに回復する。

マップ上で取れる果実などを食べることでエネルギーは回復できるが、採取したものを直に食べても回復量は少なく、魚を焼き魚にするなど、加工することで効率よく回復ができる。

油断していると餓死、というほどにシビアではないが食料確保を無視してプレイできるほど緩くもなく、ほどよくサバイバルの要素が味わえるバランスとなっている。

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▲序盤は空腹に焦らされるが、少し進めれば安定的に焼き魚などを確保できるようになるので、そこまでプレイが縛られることもない。

資材が無限に湧き出てくるうえに資材集めを進めていればレベルも上がっていくので、食料さえ安定して確保できるようになればプレイ自体はまったりと進められる。

序盤はコツコツと集めるしかないコインも、コイン自体の価値が上昇するアイテムなどを手にすることで稼ぐペースが上がっていき、高額な土地にも手が出せるようになっていく。

操作はシンプルながら作成できる装置やアイテムの種類も多く、ボスなど強敵との戦いもあるほか、購入した土地では謎解きが用意されていることもあるなど、しっかりと遊びこめる本作。

2Dアクションでまったり遊びたい人にはオススメしたいタイトルだ。

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▲実績の要素もあり、実績を集めることで開発者からのメッセージを含めたエクストラコンテンツ、ゲーム内で使用できる衣装などが解放されていく。

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▲シンプルな装いから珍妙なものまで、衣装の幅も広い。

メニュー操作の手軽さでスマホ版に軍配!

本作はどのデバイスでもゲーム内容は共通となっており、差が出るのは値段設定と操作性の部分。

値段面ではスマホ版のほうが低く設定されており、とくにAndroid版は820円(税込)とiOSを含めたほかのデバイスに比べて安めの価格だ。

本作はビジュアルもシンプルなうえに操作面でもそこまで複雑な動きは要求されないため、画面の小ささやバーチャルパッドを使った操作もとくに気になることはない。

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▲セリフなどの文字もスマホの画面で問題なく読める。

他機種版はコントローラ操作なので移動に関してはより正確に行えるが、タッチ操作でもとくに動かしにくいといったことはなく、ほぼ誤差と言える範囲だ。

タッチ操作とコントローラ操作の両方を試して感じるのは、むしろアイテム選択やクラフトにおけるメニュー操作での差。

アイテムにしてもクラフトにしても、多数ある項目から選択していくことになるため、カーソルを動かしていくコントローラ操作ではむしろ(若干だが)選択に時間がかかる。

カーソルの概念がなく選びたいものをタップすればいいタッチ操作のほうがスムーズにプレイできる印象だ。

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▲コントローラ操作でも問題なくプレイできるが、タッチ操作はパパパッと選択できる。1回あたりの差は小さなものだが、プレイ全編を通して何度も行う操作なので積み重ねで考えると大きい。

本作には4つのゲームモードが存在するが、最初は通常プレイにあたるクラシックモードのみが選択できる状態となっている。

非常に小さな違いではあるが、スマホ版では残り3つのモードも選択できない段階から名称が明らかになっているのに対し、他機種版では解放するまで名称が伏せられている。

アンロックするまでは名前がわかってもわからなくても違いはないので、ここは誤差と言える範囲だろう。

値段、操作性の面でスマホ版がオススメ!

『Forager』はグラフィックやアクションの操作性でスマホ版と他機種版に大きな差がなく、値段やメニュー画面の操作性ではスマホ版に軍配が上がる。

大きな画面で遊びたいといったこだわりがない限りは、スマホ版でプレイするのがオススメだ。

もちろんコントローラ操作でも問題なくプレイできるので、タッチ操作によるアクションが苦手な人などは他機種版でプレイするのもいいだろう。

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