【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#68】スマホ版はタッチ操作でスムーズ進行!コロシアイ学園生活系ADV『ダンガンロンパ』

2023-05-21 13:00 投稿

トガりまくりの推理ADV!

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第68回。

今回扱うのは、学園に閉じ込められた高校生たちがコロシアイを強制されるなかで真実を解き明かすべく捜査に挑む『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』(以下、『ダンガンロンパ』)。

比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。

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【価格】
iOS:2600円(税込)
Android:1960円(税込)
ニンテンドースイッチ:1960円(税込)
プレイステーション4:4180円(税込)※
Xbox:1960円(税込)
PC(Steam):2138円(税込)
※PS版は『ダンガンロンパ2』とのセット販売

『ダンガンロンパ』とは
・閉ざされた学園のなかで超高校級の生徒たちがくり広げるコロシアイ&推理ADV
・キャラと交流する(非)日常と事件捜査の非日常、事件の真相に迫る学級裁判の3パートで進行
・キャラクターが個性の塊だらけでテキストだけでなくビジュアルも楽しめる

スマホ版と他機種版の違い
・iOS版は他機種版に比べてやや高値
・スマホ版はカーソルを使わないので操作がスムーズ
・スマホ版は移動シーンで常時ダッシュになっているのも楽

コロシアイ学園生活で推理&論破!

『ダンガンロンパ』は、未来の希望を育て上げるべく設立された“私立希望ヶ峰学園”を舞台に、超高校生級の才能を持つ高校生たちがデスゲームを行わされるADVゲーム。

学園長を自称する謎の存在・モノクマから、仲間を殺さなければ学園を卒業することはできないと告げられた生徒たちは、コロシアイ学園生活のなかで真実にたどり着くべく捜査を進めていく。

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▲アイドル、野球選手、ギャル、暴走族とさまざまな才能を持った生徒たちが集まる。

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▲主人公の苗木誠はいたってふつうの高校生だが、学園により“超高校級の幸運”の持ち主として選ばれ入学することになる。

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▲主人公たちを学園に閉じ込める謎の存在・モノクマ。緊張感のない見た目をしているが容赦のないオシオキで主人公たちに絶望を突き付ける。

ゲームは学園内の探索や各キャラとの会話を通して進めることになり、誰かが殺害された後は現場などを調べてその死の真相に迫るための情報を得ていく。

事件が起きる前にも自由時間があり、ここでは好きなキャラクターと時間を過ごして好感度を上げていくことも可能だ。

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▲3Dと2Dを組み合わせた学園内を歩き回り、特定の場所を調べることで情報が得られる。観察を行うことで調べられる場所がわかるので、しらみつぶしに捜査する必要はない。

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▲学園内を歩き回るなかでキャラと交流することも可能。重要な情報が手に入ることもあれば、他愛のない会話になることもある。

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▲会話のなかで相手の発言に反応するRe:アクションを使えば、新たな情報が得られる。

基本的に、事件発生前の(非)日常パートでの交流、事件発生後の捜査、そして犯人を暴くべく行われる学級裁判で相手を論破しての真犯人の特定、といった流れでゲームは進行。

捜査シーンなどはADVらしくテキストやポイントクリック中心で進むが、学級裁判パートは流れていく発言内容に捜査で入手した情報をぶつけていく、シューティングゲームに近い内容となっている。

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▲捜査中に獲得した特定の情報は言弾(コトダマ)となり、これを学級裁判中に相手の発言にぶつけて論破していく。

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▲精神を集中させて時間の流れをゆっくりにするといった要素もあるほか、キャラクターとの交流によってやり取りを有利に進めるためのスキルも獲得できる。

一般的な推理ゲームのように提示された疑問に対応する証拠を選択するシーンもあるが、純粋にテキストを読んで選択肢を選ぶだけでなく、動的に操作する場面もあるのが本作の特徴と言える。

システム的な部分だけでなく、強烈な個性を放つキャラクターたちもいわゆる推理ADVの作品とは一線を画している本作。

すでに名作として名高いが、まだプレイしたことがないという人にはぜひとも最後まで遊んでほしい一本だ。

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▲場面ごとに挿入されるアートも魅力的。視覚的にも楽しめる作品だ。

おもな違いは操作性!

スマホ版と他機種版とを比べてみると、iOSは2600円(税込)と、Android版やスイッチ版の1960円(税込)に対してやや高価になっている。

また、PS版に関しては単体での販売がされておらず、続編である『ダンガンロンパ2』とセットになった『ダンガンロンパ1・2 Reload』として配信されている。

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スマホやスイッチで配信されている『ダンガンロンパ』はAnniversary Editionとなっており、『ダンガンロンパ1・2 Reload』から高画質化されているうえに、おまけモードの“スクールモード”が追加されるなど、要素は増している。

いまからプレイするのであれば、PS版以外を選ぶのがいいだろう。

スマホ版とスイッチ版を比べてみると、おもな違いとして感じられるのは操作性の部分だ。

何かを調べたりキャラに話しかけたりする際、カーソルを動かすスイッチ版に対しスマホ版は直接タッチで調べられるので、操作の手間がやや少なくなっている。

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▲画像はスイッチ版。スイッチ版はタッチ操作に対応しておらず、ゲーム全編を通してカーソルを使った操作となる。カーソルの移動速度はオプションで変更できるので、そこまでわずらわしくはない。

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▲スマホ版は長押しすることで特定の場所にある選択対象を強調表示できる。重なっている対象を選ぶ際には便利な機能だ。

また、学園内を歩き回る際にスイッチ版はBボタンを押すことでダッシュ移動となるが、スマホ版はデフォルトでダッシュ移動を行う。

基本的にゆっくり歩く必要はないので、特別な操作をせずともダッシュしてくれるスマホ版のほうがわずかにではあるが操作は楽だ。

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▲左側スワイプで移動、右側スワイプでカメラ操作と動きはおなじみのもの。

テキスト面でも若干の違いがあり、スマホ版とスイッチ版とではRe:アクションを行う際の表示が異なる。

スマホ版では反応できるキーワードが画面右に並べられるのに対し、スイッチ版ではXボタンを押すとメッセージウィンドー内にカーソルが出現し、カーソルを動かして選択することになる。

ここも若干だがスマホ版のほうが手早く選択可能だ。

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▲1枚目がスマホ版、2枚目がスイッチ版。細かな違いだが文字のサイズや揃え位置も異なる。

操作性に関してはスマホ版がオススメ!

さまざまなデバイスで遊べる『ダンガンロンパ』だが、PS版以外は内容に差がなく、iOS版を除けば値段も同程度だ。

操作性に関しても極端に差があるわけではないが、カーソルを動かす手間を省けるという点ではスマホ版に軍配が上がる。

値段もスイッチ版などと変わらず、スマホ版の利点を生かせるAndroidを所持していればこれで遊ぶのがオススメだ。

『ダンガンロンパ2』以降のシリーズ作品についても各種デバイスで遊べる(Anniversary Editionに関してはPS以外のハード)ので、自分が遊びやすいものを選ぶのがいいだろう。

シリーズ作品を複数遊ぶ場合は値段の差が積み重なってくるので、安く遊べるデバイスを選ぶのもアリだ。

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