【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#65】スマホ版は価格がお得!運と構築で戦うローグライト『モン娘ぐらでぃえーた』

2023-04-30 13:00 投稿

カワイイは強い!

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第65回。

今回扱うのは、カードを使って擬人化されたモンスターを育成する『モン娘ぐらでぃえーた』(以下、『モンぐら』)。

比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。

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【価格】
iOS:800円(税込)
Android:500円(税込)
ニンテンドースイッチ:880円(税込)
PC(Steam):520円(税込)

『モンぐら』とは
・擬人化モンスターをカードで育成
・約1時間で遊べる&ランダム要素たくさんのローグライト
・戦闘には『モンスターファーム』の影響が見える

スマホ版と他機種版の違い
・スマホ版は画面の縦幅がやや狭くテキストが隠れることもある
・スイッチ版は育成開始前に持たせるアーティファクトの性能が確認できる
・バトルのオートや倍速の切り換えはスイッチ版のほうが若干スムーズ

カードで手軽にモンスターっ娘を育成!

『モンぐら』は、カードを使ってモンスターを育成し、闘技場での戦いを勝ち抜いていく育成ゲームだ。

ランダムにドローするカードを使っての育成、育成中に獲得するアーティファクトの取捨選択、そして1時間程度でサクッと遊んでくり返しプレイする手軽さなど、ローグライト的な要素も持っている。

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ゲームをスタートすると、まずは育成するモンスターを選択。最初は2種類しか選べないが、プレイを通して獲得できるマジックストーンでパックを購入することで、育成可能なモンスターは増えていく。

育成開始時にはモンスターごとに異なる2種類のアーティファクトをひとつ選択可能。アーティファクトは特定の能力が伸びやすくなったり、一部の技が強化されたりといった補助効果を持つアイテムだ。

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モンスターを決めて名前をつけたら育成のスタート。育成に使うカードはデッキからランダムにドローされ、手札にあるカードを使って各種能力を成長させていく。

育成は各30日(30マス)あるランク1~3の期間で進めることになり、各種カードを使うとカードに記載されているだけマスを進むことになる。

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止まるマスによってHPの増減やランダムイベントの発生、ショップの訪問や闘技場でのバトルが発生するため、マスの進みかたを見てカードを切るのも重要だ。

一部のマスは進むマスの数に関係なく強制停止となるため、強力な効果を持つ代わりにマスの数が大きいカードをその手前で使えればそのぶんお得になる。

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▲イベントは選択肢によって結果が変化。一度選んだものは結果が表示されるようになるので、くり返し遊ぶほど効率よく育成できる。

闘技場に止まると敵とのバトルが発生。バトル中は時間経過で溜まるAPを使い、技を発動させていく。

初期状態では使える技も少ないが、育成を進めるなかで技の数も増えていき、より広い戦いかたが可能となる。

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▲本作は影響を受けた作品のひとつに『モンスターファーム』を挙げており、バトル画面もそれを彷彿とさせる。ただし同作と異なり距離の概念はなく、命中率は技にのみ依存とかなりシンプルだ。

選択している難度や育てかたにもよるが、バトルはオートに任せても進められるシンプルなものとなっている。

ただし、バトルに敗北すればその時点で育成終了となるため油断は禁物。育成カードにはHPを消費するものも多いので、バトル前はHPを確認しておくのも大事だ。

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ランク3の最終マスでのバトルに勝利すればクリアーとなり、育成状況などに応じたスコアとマジックストーンが獲得できる。

マジックストーンでパックを購入すれば新たなモンスターやアーティファクトなどが解放されていくので、それらを使ってより高い難度に挑戦、あるいは新たなモンスターの育成を進める、というのが基本的な流れだ。

バトルを行う頻度などにもよるが、1回の育成には1時間かかるかどうか程度なので、サクッと遊べるのも魅力だ。

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▲生存日数や戦闘回数、戦闘内容などに応じてスコアが獲得できる。

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▲プレイを重ねてさまざまな要素を解放していく。

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▲育てたモンスターの履歴も記録されていく。

画面の見やすさと操作性にわずかな違い

スマホ版とスイッチ版を比べた際にまず目立ったのは、画面の見やすさだ。

アスペクト比や画面サイズの違いもあり、スマホ版は縦幅がやや狭く、一部の説明文などが隠れてしまうことがある。

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▲説明文を表示しているマスは強制停止なのだが、それを示す説明文がカードで隠れてしまう(マスを右に寄せれば全文を見ることも可能)。

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▲スイッチ版ではカードのある位置で説明を開いても文章が隠れることはない。

また、育成開始時にアーティファクトを選択する際、スマホ版ではその性能を確認することができない。

育成を開始すれば性能は確認できるので、すぐにやり直すこともできるが、事前に能力を確認をできるスイッチ版のほうがこのあたりはスムーズだ。

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▲画像はスイッチ版。アーティファクトによっては育成カードの効果に大きく影響するため、事前に確認できるのは大きい。

そのほか、一部の効果説明を見る際の表示が小さいこともあり、タップ中にのみ説明が表示されるスマホ版では指がジャマになって見えないこともあるなど、UI面は全体的にスイッチ版に軍配が上がる。

操作性については大きな差がなく、スマホ版でも問題なくプレイが可能。

細かい点を言えば、スマホ版は育成カードに触れているとカードが拡大表示されてテキストを確認しやすくなるのだが、指を離すとすぐにカードを使ってしまうため、慣れるまではやや操作ミスが起きやすい。

また、バトル中のオート操作と倍速設定はバトルに入るたびに設定する必要があり、ボタンが画面中央にあることもあってタップ操作の場合は若干手間がかかる。

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▲スイッチ版はバトルのオートと倍速をL、Rボタンで切り換えられるので指を動かす手間も少ない。

機能面は他機種版がオススメ!

『モンぐら』はゲーム内容にこそスマホ版と他機種版とで差がないものの、前述のようにUIやバトルの操作などに関してはスマホ版よりも他機種版がオススメだ。

ただし一部テキストの小ささを除けば画面の大きさは気にならない作品なので、スマホ版でのプレイでとくにストレスを感じることはない。

サクッと遊べるという意味でもスマホ向きの作品ではあるので、移動中や隙間時間に遊ぶのであればスマホ版を選ぶのもアリだろう。

値段はデバイスごとにまちまちだが、腰を据えて遊ぶのであればSteam版が520円(税込)と大手ごろ価格になっているので、こちらを購入するのがオススメだ。

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