『アイドルマスター』坂上総合P勇退へ…これまでの感謝とともにコンテンツのさらなる発展を願う【アイマス日記第222回】

2023-03-22 20:24 投稿

コンテンツを支え続けた功労者が退任へ

バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる『アイマス日記』をお届け。

担当:東響希

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『アイドルマスター』の公式ポータルサイトにて、コンテンツの総合プロデューサーを務めていた坂上陽三氏が、2023年3月末を持ってその職務を辞することが発表された。『アイドルマスター』を初期から支えてきた功労者が20周年を前に退任することとなった。

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坂上氏が『アイドルマスター』と関わり始めたのはXbox360版『アイドルマスター』からで、以降“総合プロデューサー”としてさまざまな媒体で『アイドルマスター』の情報を発信する顔役となった。ときにはライブやイベントで“プロデューサー”たちの前にも登場し、キャスト陣との軽妙な掛け合いで楽しませることもあった。公式グッズとして発売されたオレンジのポロシャツがトレードマークで、人当たりの良さそうな物腰と明るい関西弁で愛されたアイコン的な存在だ。

もちろん、総合プロデューサーという責任ある立場なので、アプリのサービス終了など重い決断をしたときも矢面に立って、さまざまな意見を受け止めてきた苦労人でもある。

 
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有名なエピソードではあるが、坂上氏が登壇する際に“プロデューサー”が「へんたい!」と一斉にコールするという、お決まりのやり取りがある。そもそもの発端は『アイドルマスター』のDLCで幼稚園児服を導入したことが要因だ。本人はアイドルたちの園児姿を観たかったというより、“ザ・ドリフターズ”の幼稚園児コントをイメージしたつもりだったという話があり、誤解から生まれたエピソードである。しかし、その後は「へんたい!」とコールされると、坂上氏が笑いながらも「訴えるぞ!」と返すという恒例の儀式になった。思えば、コロナ過になってからは“プロデューサー”のコールが禁止になっており、しばらくそのやり取りも聞けていない。現状、3月末までに行われるイベント関連では坂上氏の登壇の機会がなさそうなので、このやり取りがもう観られないかと思うと少々寂しくもある。

今回の退任にあたっては、本来15周年を節目に考えていたもののコロナ過の影響が収まるまで延長していたとのこと。2023年に入り情勢が落ち着いてきたということで、このタイミングになったという。また、765プロダクション・ゼネラルマネージャーという肩書でアイマスコンテンツを統括している波多野公士氏によれば、当面は総合プロデューサーを立てることはないとのことで、最初にして最後の総合プロデューサーの勇退となったわけだ。

個人的に同氏の言葉で印象的なのは、10周年や15周年などコンテンツが節目を迎えても通過点に過ぎないと語っていることだ。周年を迎えるたびに“プロデューサー”への感謝を語りつつも、1年また1年と全力で取り組んできたことが積み重なった結果だと言及している。今後もそれを続けていくという趣旨の発言を聞くたび、まだまだ『アイマス』は止まらないと安心させてくれた。

今後のアイマスについてどう考えているのかという一端は、著書である「主人公思考」で観ることができる。「後を継ぐ人には、自分と同じやり方をして欲しいわけではないし、それでは面白くない」と語っており、ユーザー視点でのコンテンツ作りという本質を意識し、あとは自分の考えでやって欲しいとの言葉を残している。坂上氏によって鍛えられてきたスタッフ陣がどのように舵取りをしていくのか、いち“プロデューサー”としてワクワクしながら見守っていきたい。

 
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▲著書である『主人公思考』は2021年10月に発売。もし、予定通り2020年に退任していたら、その内容もまた変わっていたかもしれない。

©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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