『北斗の拳 LEGENDS ReVIVE(北斗リバイブ)』育成する?しない?リンレイ使ってみたよ【世紀末コラム#6】

2022-12-18 18:00 投稿

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北斗の拳 LEGENDS ReVIVE

 外伝イベント拳士の実力は?

『北斗の拳 LEGENDS ReVIVE』(以下、『北斗リバイブ』)を愛してやまないライターが、ひたすらに『北斗リバイブ』を楽しんでその想いを綴る世紀末コラム。

第6回となる今回は、蒼黒の餓狼 北斗の拳 レイ外伝イベント第2弾で登場した拳士 リンレイを使ってみた所感をお届けしよう。

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リンレイレビュー

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レイ外伝イベント第2弾ふたり目の拳士として登場したリンレイ。すでに登場が予告されているロフウの妻であり、その夫にごにょごにょされてしまった哀しみを背負う女拳士だ。
今回この記事とは関係なく対戦してみたいなと思ったところ、フレンドに編成している人が見当たらず……そうか、そうなのか……ならば自身で取って確かめるのみということで、実際に育成してみた。

いいところもダメなところも忖度なしで解説していこうと思う。恐らくかなりレアなリンレイのレビューになると思われるので、「取ったはいいもののどこまでリソース投入して育成しよう?」、「自分は果たして使いこなせるんだろうか?」というようなリバイバーは必見だ。

ここからのレビューはあくまでも筆者のレベル帯、主観、現時点での環境によるものとなっており、つぎの拳士が出た瞬間にまるで違うものになる可能性があるという点はご了承いただきたい。
育成深度は★5覚醒必殺解放。

リンレイのイマイチなところ

まず最初にイマイチな点を話しておこうと思う。
もっとも厳しいと感じたのは単体攻撃である点。現在は南斗環境真っただ中、つまり不死身環境ということになる。
そこへ単体攻撃では、例えば前列に不死身の拳士ひとりだけになってしまうと、すべてが無意味な行動に。奥義の連発が売りにも関わらず、これを活かせない場面がわりと多いというのがつらいところだ。

もしリンレイを入れる場合、そのほかに強力な全体攻撃の拳士が必要になってくるので、慶次が退場に追い込まれた現在、ジュウザ(黒王号)がほぼ必須と言っていいだろう。これがないと火力不足になり、リンレイのいい部分を相殺したうえでマイナスになりかねないというくらい。

ただ、これはリンレイのイマイチな点というよりも、単体攻撃すべてに当てはまることで、とにかく現在は全体攻撃or範囲攻撃が優位に立っている状況。
南斗環境ど真ん中に南斗拳士として登場して、その環境に押しつぶされてしまうという原作通り悲運の女拳士になってしまうあたりはまさに原作追体験。

もうひとつのイマイチな点は、緑文字のバフが体感できないという部分。ダメージ軽減アップ、追加ダメージ軽減アップが付くといえど、結局のところユリア高潔なる眼差しにがっつり削られてしまうので、防御系のバフはとくに体感しにくいというのが現状だ。
ハン享楽たる死闘が、被ダメ12回で防御力があがり実際にカチカチになるのを皆さんも知っていると思う。あのとき上がっている防御力は1000%。

1000%だ。

もちろんダメージ軽減、追加ダメージ軽減と防御力では計算式が違うだろうし、一概にはいえないだろうが、HP100万に対して10億ダメージが普通に飛んでくる環境なので、防御系のバフに関しては桁違いの倍率がない限り体感できないというのが、体タイプを厚めに取ってガッツリ育成してきた筆者の結論。これは今後新拳士のスキルを読む際にも参考になると思うので、頭の片隅に入れておくといいかもしれないね。

そして最後に登場時に不死身が付かない点。レイ天駆ける水鳥にはある性能だが、残念ながらリンレイはこれを持っておらず、後述するリンレイの美点、優れた継戦能力やそのほかの性能を活かしきれない。リンレイは序盤火力が出しにくいので、編成する場合、壁役も兼任させて編成枠を圧縮したいわけだが、前列において後攻スタートだと即死してしまうのだ。

これはほんっっっっとうに残念!たったあの1行の性能が付いてるだけで、まったく違う、別物の拳士になっていただけに悔やまれるところだ。
この性質はケンシロウ無想転生に似ているが、あちらは2年前の拳士。リンレイは最新拳士なので、後攻スタートのバトルをすべて捨てるというのもつらいところ。

リンレイのいいところ

前述の通り、リンレイの継戦能力は非常に高い。(防御力、耐久というと語弊があるので、あくまでも何ターンまで生き残るかの継戦能力とする。)

高倍率のシールドを計7回、登場時の障壁と5回の踏みとどまり、奥義で最大8回踏みとどまりを追加し、さらに回避も搭載。レイ天駆ける水鳥がいればここにフィールド効果(以下、レイフィールド)の不死身が乗ってくるのだからもう大変だ。
公式のバトル動画をみると、それがよくわかる。

ジュウザ(黒王号)も継戦能力の非常に高い拳士なので、互いに前列が壊滅するほど疲弊した頃合いにふたりで大暴れして勝負を決めるフィニッシャーというとわかりやすいかもしれない。
前述した通り、あらゆる面でジュウザ(黒王号)との相性は抜群となっている。
踏みとどまりの数が多いので、レイフィールドなしでもそこそこ戦えることには戦えるが、やはり踏みとどまりと不死身のつるべ打ちでこそ活きる性能となっている。

リンレイは状態異常に強い点もポイントだ。氷結、必殺封印、麻痺、鬼雷縛、挑発、HP無効化、魔氷結は無効。登場時1ターンの間気絶、沈黙が無効。この気絶と沈黙は必殺を撃つことで再度1ターン無効化することが可能だ。さらに柔の極致状態では状態異常を解除、味方に南斗六聖拳がいると永続で状態異常回避率が30%上昇する。

12月13日のデータ更新でジュウザ(黒王号)の超覚醒が実装。30個性能に自身と自身の前後の拳士の状態異常回避率が2ターンの間100%上昇するという性能が追加された。
恐らく今後はジュウザの前後どちらかにフドウを置く環境になると思われるので、このふたりは2ターンの間蹌踉を回避、その2ターンでフドウの追撃を消化させ、リンレイは永続で状態異常にかかりにくいという体制を構築することが可能だ。

蹌踉をもらってしまっても、リンレイの奥義による追撃は、追加攻撃回数としてストックして放出するというシステムなので、行動不能になってもこれを次ターンに持ち越せるというのが強み。総じて蹌踉に対しては強い性能となっている。

リンレイのダメージのメインソースとなるのが大出血だ。直接的な打撃ダメージよりも、このスリップダメージの蓄積が徐々に大きくなっていく。決して最新の状態異常ではないが『北斗リバイブ』でも最強の攻撃型状態異常。
レイ蒼黒の餓狼でも猛威を振るい、凶王をさんざん窮地に追い込んだ大出血は20個までストックし、解除は1段階ずつしかできない。さらに被回復量も大きく減少、これを奥義の連発で大量に付与していくことになる。

この大出血の強みは不覚に強い点と不死身が切れたあとにとどめを刺してくれる点だ。イマイチな点で単体攻撃を上げているが、この強烈な大出血付与が付いているので、きちんと全体ダメージソースを用意できる場合は、デメリット以上に確固たる役割を果たしてくれそうだ。
たとえば単体に3000万ダメージ(だいたい後半のダメージ相場がこのくらい)を入れたとして、額面上はここの数値しか目にみえないが、大出血は余裕で相手のHP1本を削るので×2。その後ほぼ回復できずに×3、きちんと編成を整えてリンレイのあとに全体攻撃を置けばそこで踏みとどまりを削りさらに回復できず×4と、打撃の総ダメージとして表示されるダメージの何倍もダメージ貢献しているので、徹頭徹尾フィニッシャーに特化した性能だなという印象だ。

歴史はくり返す

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状態異常環境で大切な格納庫強化。賞金稼ぎの重機はもっとも重要なのでレベル上限が解放されたら即マックスにする癖をつけておきたい。
「0.1%くらい放置でいいでしょ?」と思うかもしれないが、確率を持たない状態異常の場合、自身と相手の状態異常回避率、付与率の差が0.1あれば確定で入ってしまうという仕様だ。この場合、0.1%=100%となってしまうので、つねにこの賞金稼ぎの重機は強化し相手と同数値に保つのが重要。

このキャップを上げるのがユーザーレベルなので、日々のミッションをこなし、極力そのサーバーの最先端レベルにしておきたい。過去には実際このたったレベル1の差で状態異常回避率100%持ちの拳士の性能が環境を席巻している状態異常に対して発揮されないということがあったのだ。

そう、ベガのサイコブレイズ。偶然にもフドウの蹌踉をばらまく後押しとして今再び起用しているユーザーも表れていて、当時状態異常回避率100%でこれに対抗できたのが鬼神フドウだったのだ。しかしユーザーレベルの低いと相手の状態異常付与率がこの賞金稼ぎの重機によりわずか数%上回ってしまいサイコブレイズを防げなかったわけだね。歴史をくり返しながらも、今度はフドウが状態異常をばらまく側になっているのがおもしろい。

最近はどんどんユーザーレベル上限が解放される傾向にあり、このユーザーレベルは急にあげられない。毎日コツコツミッションを!(※蹌踉は確率を持ってます。)

編成を見極めて使いたい拳士

今回はリンレイの性能をみてきたが、ここまでみてもらうとわかる通り、真価を発揮させるにはかなり編成を選ぶ拳士だ。レイとジュウザ、これはマスト。ここに夫であるロフウが入ってくるかは不明であるが、シナジーがあるならかなり楽しみ。

序盤はほとんど火力が出ず、大出血の付与数も控えめなので、とにかく終盤まで生き残って、ここまで来ると奥義自体のダメージも出るようになっていると思うので、残った敵を一騎当千の働きで一掃するというのがおもな戦い方。

このための編成をイメージできる場合は、(おもに南斗パになるが)育成の価値あり。カイオウやジュウケイ、ヒョウを軸とした琉拳寄りの編成になっている場合はちょっと活かしづらいので、リソースを温存しつつほどほどの育成にとどめておくといいかもしれないというのが今回の結論だ。

もっともおすすめなのは拳速の高いユーザー。リンレイはHP割合が低いほど火力があがり、回避すると追加攻撃回数を獲得。踏みとどまりが多くレイフィールドの不死身と現時点ではもっとも相性がいい。さらに状態異常に強いということで、前列に置くことでわかりやすく活躍させやすい。
しかし前列で使うには拳速が必要になるので……という感じ。

登場時、1ターンの間、自身に[不死身]を付与する。

たったこの1行があれば万人におすすめできる拳士になったとは思うが、現状性能を活かしきるには若干ユーザーを選ぶ尖った性能となっている。

北斗の拳 LEGENDS ReVIVE

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルRPG
メーカーセガ
公式サイトhttps://hokuto-revive.sega.com/
公式Twitterhttps://twitter.com/hokuto_revive
配信日配信中
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