【今月のおすすめ新作ゲームアプリレビュー】『エタクロニクル』『メメントモリ』『ユアマジェスティ』など5本

ビジュアルやサウンドなど個性が光る部分もいろいろ

本稿では、2022年10月に配信された新作アプリ5本をまとめて紹介する。

今回紹介するのは、美少女たちがロボに乗り込み戦う『エタクロニクル』と、美麗イラスト＆キャラクターごとに用意された楽曲が印象的な『メメントモリ』など5本。

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10月14日配信：『エタクロニクル』

エタクロニクルは、美少女がメカを身にまとって戦う3D美少女陸海空メカRPG。

キャラクターとしては美少女がメインだが、戦闘画面はメカメカしいビジュアルになっており、メカ好きなら要チェックだ。

戦闘では兵装を選択することで敵を攻撃できる。照準を合わせたりする必要はないので、シンプルな操作でスピーディーな戦いを楽しめる。

攻撃を行うとコンボゲージがチャージされ、コンボゲージがなくなる前につぎの攻撃を行うことでダメージが上昇。

ゲージがなくなる直前はパーフェクトタイムと呼ばれ、このタイミングで攻撃を行うとさらにダメージが増加する。

攻撃には時間で回復するエネルギーを消費するため、コンボをつないでいくとエネルギーが枯渇してコンボが途切れてしまう。

しかし、一定量攻撃を行うことで使用可能になるアルティメットスキルを使えば、エネルギーがない状況でもコンボをつなげられる。

通常攻撃とアルティメットスキルを駆使してコンボをつなげ、より効率よくダメージを与えていくのが本作の基本だ。

巨大なボスとの戦いでは画面左のバーチャルパッドを使って範囲攻撃を回避する、といった操作もあるが、戦闘はそこまで忙しくはない。

陸海空とさまざまなシチュエーションが登場し、機体を改造して空や海への適性を追加するといった要素もある本作。

カメラアングルはもちろん色味や背景なども調整できるフォトモードも搭載されているので、メカデザインやキャラクターが気になったなら触ってみるといいだろう。

© bilibili

10月18日配信：『メメントモリ』

『メメントモリ』は、美少女たちでパーティーを組んで戦う放置型RPG。

水彩画のような淡く美しいビジュアルが印象的だが、本作最大の特徴と言えるのは楽曲部分だ。

なんとキャラクターひとりひとりに対してオリジナルのイメージソングが用意されており、それぞれに印象の異なる楽曲が楽しめる。

基本的にはクエスト画面からボスバトルに挑み、バトルをクリアーしていくほど放置した時間あたりにもらえる経験値アイテムなどが増加していく。

戦闘はオートも進むうえに、少し進めると倍速モードやタップした瞬間に戦闘が終了するスキップボタンが使用可能になり、戦闘中にプレイヤーが何かをするといったことはない。

戦闘画面はシンプルだが、花びらのようなエフェクトが舞ったりスキルを使用したキャラのカットインが入ったりと、本作らしく儚げな美しさのある画面となっている。

戦闘中は操作がないぶん、戦いの明暗を分けるのはキャラクターの育成と編成だ。

いわゆる属性相性も存在するが、本作ではパーティー編成による属性ボーナスの概念もあり、こちらを意識したキャラクター選びも重要になってくる。

パーティーには最大5名のキャラクターを編成でき、同じ属性のキャラクターを組み合わせることでHPや攻撃力にボーナスが発生する。

序盤から属性ボーナスを意識して育成するメンバーを選んでいけば、よりスムーズに進めることができるだろう。

通常のクエストに加え、本作では試練と呼ばれるさまざまなクエストが存在。

PvPや段階的に報酬が得られるバトルがあるほか、ローグライト作品のようなモードが遊べる“時空の洞窟”などもプレイできる。

時空の洞窟では攻略していくルートを選択し、敵との戦闘やバフ、味方の獲得、HPの回復などを行うことができ、誰を戦わせて誰のHPを温存するかなど、よりゲーム性のあるプレイが楽しめる。

ベースとなる部分はプレイ負荷がかなり軽いので、ほかのタイトルと並行して遊びやすい本作。ビジュアルなどに惹かれたら試しにプレイしてみよう。

© Bank of Innovation, Inc.

10月20日配信：『Echocalypse -緋紅の神約-』

『Echocalypse -緋紅の神約-』は、バトルでも挿入されるアニメーションが印象的なRPG。

動物と融合した“進化体”なる存在が物語の鍵を握っており、いわゆるケモ耳キャラが多いのも特徴的だ。

また、肌の露出こそしていないものの眼福度の高い衣装をまとったキャラも多く、目の保養を求めている人にもオススメと言える。

戦闘はオートで進むが、バトルの進行に応じて貯まるゲージを消費して“古物”と呼ばれるアイテムを使った追加攻撃が可能だ（オート操作に任せることもできる）。

本作も一部の戦闘はスキップボタンで即座に終了させられるため、戦闘に割く時間は少なく済ませられる。

バトル画面ではデフォルメされたキャラクターたちがかわいらしく動くが、スキル発動時には各キャラクターの専用アニメーションが展開。

アニメーション再生のオンオフが切り換えられるようになるまでがやや長い印象だが、そのクオリティは必見だ。

本作ではキャラクターの強化につながる要素が多数用意されており、メインのクエストを進めたりプレイヤーレベルを上げたりすることで、それらが順次解放されていく。

単にレベルを上げるだけでは終わらないので、キャラクターの育成を楽しみたいならプレイしてみるといい。

本作では基地にさまざまなインテリアを配置し、デフォルメされたキャラを入居させるハウジング要素も存在しており、育成要素の多さもあって長期的に楽しめるだろう。

© Bank of Innovation, Inc.

10月20日配信：『ドルフィンウェーブ』

『ドルフィンウェーブ』は、水上ジェットを駆る美少女たちがエネルギー銃を撃ち合うスポーツ“ジェットバトル”を題材にした、ターン制バトルのRPGだ。

水上で戦いをくり広げる美少女たちのビジュアルがとにかく印象的だが、コマンドバトルの部分もしっかりと楽しめる作品になっている。

バトルではふたりひと組のジェット2隻、計4キャラクターで出撃し、相手チームと交互に攻撃を行い、相手のHPを先に0にすれば勝ちとなる。

攻撃に使用するスキルはカードのように示され、1ターンの攻撃で3つのスキルを使用できる。

スキルを使用するとそのぶんカードがランダムに補充され、同一スキルを引いた場合にはスキルが合体し、レベルが上昇する。

スキルのレベルは同じマシンに乗ったキャラのスキルを組み合わせることでも上昇するため、どのスキルをどこで使うかがひとつのポイントとなる。

敵味方にはそれぞれシールド値があり、これを削りきれば追加ターンを獲得し、相手に与えるダメージもアップする。

敵の弱点となるスキルでシールドを削り、獲得した追加ターンでレベルの高くなったスキルや、強力なSPスキルなどを放つことでより効率よくダメージを与えることが可能だ。

スキル自体にもダメージ重視のものからバフ、デバフを発生させるものなどさまざまな効果があるので、強敵との戦いになるほどコマンドバトルらしい戦いが楽しめる。

バトルをくり広げるキャラクターたちのビジュアル大きなポイントとなる本作では、キャラクターの服装や髪型などをカスタマイズして好きな見た目にすることもできる。

カスタマイズしたキャラクターたちでバトルができるのはもちろん、ジオラマでの写真撮影などもできるので、ビジュアル面が気になったなら触ってみて損はないはずだ。

© 2022 HONEY PARADE GAMES Inc.

10月21日配信：『ユアマジェスティ』

『ユアマジェスティ』は、正義と狂気の2面性をテーマにしたRPG作品。

主人公は24人の王たちと協力して世界の危機に立ち向かうことになるが、2面性がテーマなだけにこの王たちが個性極まるクセ者ばかりだ。

戦闘は基本的にオートで進行し、ゲージが貯まると任意のタイミングでマジェスティスキルと呼ばれる大技を発動できる。

マジェスティスキルは強力な効果を持つだけでなく、使用したキャラクターのキャラクターソングが流れるというのが本作の大きな特徴だ。

パーティー編成でキャラクターにセットする肖像画の種類によっては、発動時に効果を2種類から選択することができ、効果によってキャラクターソングまでが変化する。

王たちは戦闘中のテンションによって能力が上下するのも本作のポイントだ。

本作では主人公が文字通り盾役となり、敵からの攻撃を一手に引き受けるのだが、敵の攻撃タイミングなどによっては王に攻撃が向かってしまうこともあり、攻撃を受けた王はテンションが下がってしまう。

また、それぞれの王に設定された条件を満たすとテンションがカオス状態となり、戦況に大きく影響するメリットとデメリットが同時に発生する。

気分屋な王たちのゴキゲンを取りつつ、カオス状態を上手く使いこなして戦うのが戦闘の鍵だ。

特定の王を組み合わせて編成することでスキルに追加効果が発生するなどの要素もあり、編成で戦闘を優位に運ぶこともできる。

オート周回時にキャラクターソングのプレイリストを作って流すことができるなど、とにかく音楽面に力が入っている本作。

公式サイトで一部楽曲のMVも公開されているので、まずはそちらで本作の音楽性をチェックしてみるといいだろう。

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