【今月のおすすめ新作ゲームアプリレビュー】『クァンタムマキ』『遊戯王クロスデュエル』『モリノファンタジー:世界樹の伝説』など4本
2022-10-10 21:00 投稿
シューティング、カード、オートRPG、アドベンチャーの4本!
本稿では、2022年8月、9月に配信された新作アプリのうち数本をまとめて紹介していく。
今回紹介するのは、美少女×メカ×シューティングの『クァンタムマキ』、カードゲームバトルロイヤルとも言える『遊戯王クロスデュエル』、ほぼフルオートで手軽に楽しめる『モリノファンタジー:世界樹の伝説』、ノスタルジックな空気を味わえる『あの日をもういちど。』の4本。
8月22日配信:『クァンタムマキ』
『クァンタムマキ』は、美少女たち(男性パイロットも登場)が巨大なロボットに乗り込んで戦う見下ろし型の弾幕シューティングだ。
弾幕シューティング、とは言っても難度はそこまでシビアではなく、メカメカしいロボの動きとともに弾幕の張り合いを楽しめる。
ステージ内では大量に湧いてくるザコとの戦いや、巨大なボスとの戦いが展開。
自機の攻撃も的の弾幕も派手に展開し、グラフィックのクオリティも高いのでプレイ画面はなかなかに賑やかだ。
通常射撃にも弾数があり、リロード中にタイミングよくタップを行うと奥義発動に必要なゲージを稼げるため、ひたすらに弾を撃つシューティングとはまた違った操作感が楽しめる。
自機は3体まで編成でき、戦闘中は自由に機体を切り換えることが可能。
機体によって武装が異なり通常射撃の速度や弾数も変わるほか、機体のタイプによって得意とするシチュエーションも異なるため、3機の編成もひとつのポイントとなる。
奥義発動時の演出でも各機体が大きく映し出されるため、戦闘中もメカ感を存分に味わえる。
シャープなデザインからマッシブなプロポーションの機体までロボットのデザイン幅が広く、また戦闘中には搭乗者たちのボイスも楽しめ、ロボットが好きでもキャラクターが好きでも楽しめる作品となっている。
記憶を失った司令官という立場の主人公を取り巻くストーリーも展開する本作。シューティングとしても触りやすい一本になっているので、興味があればぜひ触ってみてほしい。
© EFUN COMPANY LIMITED
9月6日配信:『遊戯王クロスデュエル』
『遊戯王クロスデュエル』は、4人対戦で展開する新たな『遊戯王』のカードゲーム。
既存の『遊戯王』から大幅にルールが変わっており、まったくの別物と言ってもいいものになっている。
本作では4人のプレイヤーが向き合い、左右と正面に伸びるレーンからモンスターを送り込み、お互いにダメージを与えていくというルールになっている。
各モンスターは基本的に2ターンかけてレーンを移動し、同じレーン上でお互いのモンスターがぶつかるとモンスター同士のバトルが発生する。
従来の『遊戯王』であれば攻撃表示同士のモンスターがバトルした場合、攻撃力の低いモンスターが一方的に撃破されるだけだったが、本作ではそのルールも異なる。
攻撃力2700のモンスターと2000のモンスターがバトルを行うと、2000のモンスターが死亡するのは同じだが、2700のモンスターも2000のダメージを受け、攻撃力が700に低下する。
このシステムがあるため、攻撃力の高いモンスターでも複数の戦闘によって撃破されてしまうことも珍しくなく、モンスターを配置する順番などによって戦況が変化していく。
モンスターが敵陣に到達して攻撃を行うことで、相手プレイヤーのライフポイントが減少し、攻撃を行ったプレイヤーのライフポイントはそのぶん増加する。
ターン終了時にライフが0になったプレイヤーがいるか、規定ターン経過後にデュエル(バトル)は終了し、その時点でのライフポイントによって順位が決定。
4人それぞれのライフポイントが順位に関係してくるため、敵同士の戦いに魔法カードなどを使って片方を強化し、自分以外のプレイヤーのライフポイントを調整するといった戦いかたもアリだ。
ライフポイントのランキングは毎ターン表示されるため、序盤は敢えて低順位についてターゲットにされるのを防ぐ、といった立ち回りもあり、従来の『遊戯王』とプレイ感はかなり異なる。
また、モンスターカードはスキルを習得させることで召喚時の攻撃力アップや召喚時のモンスター破壊など、追加で能力を持たせることもできる。
スキル習得に可能な素材はプレイを進めていけば手に入るので、好きなモンスターを強化して自由にデッキを組めるのも魅力だ。
本作はデッキ枚数が20枚、デッキ内でのカード重複はなしとなっているため、従来の『遊戯王』と比べてシンプルに遊べるのもポイント。
いわゆるコンボなどを把握していなくても立ち回り次第でどうにかなることもあるので、『遊戯王』ファンだけでなく、カードを使ったバトルロイヤル的なゲームに興味があればプレイしてみるといいだろう。
全体的にゲームのテンポやスピード感が気になりはするものの、3Dで表現されるモンスターたちなど、『遊戯王』らしい雰囲気もたっぷり味わえる作品だ。
© 2022 Konami Digital Entertainment
9月15日配信:『モリノファンタジー:世界樹の伝説』
『モリノファンタジー:世界樹の伝説』(以下、『モリデン』)は、ほぼフルオートで遊べるRPG作品。
基本は縦画面でのプレイになるが、ボス戦では横画面に切り換えることもできるユニークなタイトルだ。
キャラクターを作成し、ゲーム内に降り立ったら画面内の表示に従って任務をこなしてキャラクターを強化していくのが基本的な流れ。
プレイヤーキャラクターは5種類あるジョブから選んで作成でき、髪型や顔、さらには身長までも設定可能だ。
ゲームを始めると、任務の表示をタップすれば移動や戦闘は自動で行われる。
基本的にセリフ送りやメニューの開閉といった操作以外はオートで進めてくれるため、ほとんど操作することなく進行する。
自分で細かく操作する必要がないので、別の何かと並行して楽しみたいのであればうってつけだろう。
プレイヤーキャラクターのレベルや装備といった要素はもちろん移動用のペットや戦闘をサポートしてくれる仲間の“星モン”など、育成要素は豊富に用意されている。
ひたすらお手軽にプレイできるので、プレイスキルに自信がなくても問題なく楽しめる作品だ。
本作のファンタジー風味ある世界に興味があれば手を伸ばしてみよう。
© SPOTLIGHT NETWORK LIMITED
9月16日配信:『あの日をもういちど。』
『あの日をもういちど。』は、ボクセルによるレトロ感溢れる表現が印象的なアドベンチャーゲーム。
主人公が依頼人の話を聞いて過去の世界に飛び、依頼に沿って過去を改変するというストーリーだ。
ストーリーは全40話のオムニバス形式になっており、1話あたりは数分で楽しめる手軽なボリュームとなっている。
依頼をこなすためにはちょっとした謎解きやおつかい要素があるが、こちらも非常にシンプルになっており、謎を解くというよりはストーリーを読み進めるタイプの作品と言える。
過去を変えても依頼人がいる現在に変化はない、と言われても過去改変を望む依頼者たちの、過去に抱える後悔がどのように解消されていくのか、その心温まる物語が本作の魅力だ。
過去に飛んだ後はレトロな町のなかを歩きまわり、依頼を達成するためにアイテムを探したり特定の人物に話しかけたり、といったタスクをこなしていく。
町並みはドット風のブロック、いわゆるボクセルで構成されており、昭和の香りが漂うなかを歩きまわるだけでもノスタルジーが味わえる。
各話にはストーリーに関連しないコレクション要素としてフォトスポットも用意されており、場所に応じた写真を手に入れることもできる。
こちらもノスタルジックなものが多くなっているので、この懐かしい雰囲気を味わいたい人であればかなり楽しめる作品だろう。
依頼をこなした後のストーリーを見る際など、ところどころ動画広告の再生は必要になるが、本作は課金の必要がない。
無料のまま全40話をプレイできるので、ノスタルジックな雰囲気に浸りたい気分になったらダウンロードしてみるといいだろう。
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