【配信開始】新システムを搭載して学級裁判がパワーアップ!スマホ版『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』登場
2022-04-12 14:08
2022-05-18 16:00 投稿
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ニューダンガンロンパV3みんなのコロシアイ新学期Anniversary Edition
スパイク・チュンソフトより、4月12日よりスマートフォンアプリ『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期 Anniversary Edition』が配信されている。通常価格は1960円[税込]。
本作は、特殊な才能を持った“超高校級”の肩書を持つ少年少女たちが、殺人事件の犯人を暴いていくハイスピード推理アクション『ダンガンロンパ』シリーズの最新作だ。過去作から舞台やキャラクターを一新し、“サイコクール”をテーマにより強化されたビジュアル・演出が、新たな学園で展開する新たな物語を盛り上げる。
本作から追加された要素として、裁判を有利に進めるための嘘や、議論が紛糾して複数の証言が交錯するパニック議論、対立する陣営同士の団体戦である議論スクラムなど、より推理を白熱させる要素も満載だ。
本記事では、そんなスマホ版『ダンガンロンパV3』の魅力をお届けしていこう。
ゲームの見どころ
・サイコクールな世界観で展開される本格ミステリー
・超高校級の生徒たちと交流しながら物証を集める捜査パート
・嘘や証拠を撃ち出して犯人を探し出す推理アクション
本作のストーリーは、超高校級のピアニスト“赤松楓”が見知らぬ教室で目を覚ますところから始まる。
有刺鉄線の張り巡らされた教室、草木の生い茂った学園と不気味な環境の中、プレイヤーは赤松楓を操作して状況を探っていく。
ちなみに、本作における“超高校級”とは何らかの肩書や異名を持ち、特定の分野や職種で類まれなる才能や成果を発揮した人間のことを指す。“超高校級の探偵”や“超高校級のピアニスト”など、秀でた才能を持った人物がメインキャラクターとして登場する。
目を覚ました赤松楓たちは、モノクマとその子どもであるモノクマーズというかわいらしく、どこか不気味なマスコットたちから自分たちが“才囚学園”に捕らわれていることを明かされる。
全部で16人集められた超高校級の人間たちが強いられるのは、“コロシアイ”。集められた人間たちのあいだで殺人を起こし、学級裁判で犯人探しをすることを求めてくる。
コロシアイでは、殺人を起こしたクロを当てることができればシロのメンバーは生存し、クロは“おしおき”という名の処刑をされてしまう。対してクロが犯人として特定されなかった場合は、クロ以外の全員が処刑される。
人狼ゲームに近い内容で、最後のふたりになるまでコロシアイを続けるというルールだ。
特殊な才能を持ち、一癖も二癖もある個性的なメンバーと共同生活をしながら、コロシアイというゲームに参加させられる。
そんな不気味な世界観の中で、いつ起こるかわからない殺人に怯え、殺人が起こってしまった場合は犯人探しをするという推理要素が本作の魅力。
ストーリーが進行していくと当然ながらコロシアイは発生するのだが、いきなり殺伐とした雰囲気にならない点は見どころのひとつだ。
プレイヤーが操作する赤松楓は才囚学園からの脱出を提案し、だれも殺さず、全員で生き残ることを希望に行動することになる。登場キャラは協調性に欠けそうな面々ばかりだが、最初から殺すことを考えず、脱出に協力してくれるので全員が善良な人間に最初は見えてしまう。
しかし、対するコロシアイの主催側であるモノクマたちは悪趣味な提案をしてくるのがいい意味で最悪だ。
中々コロシアイが起きないメンバーのため、初回特典として最初に起きた殺人は学級裁判はナシで才囚学園から脱出できるという内容を提示してくるのだ。まっさきにだれかを殺せば、自分だけは確実に抜け出せる。こういった趣味の悪い提案をつぎつぎを仕向けてくる中で、集められたメンバーたちがどのような決断をしていくかもおもしろいポイント。
先の気になるストーリー展開が続くので、一度読み始めると止め時を失ってしまう。
そして、全員で脱出を目指すという願いもむなしく最初の殺人は起きてしまう。
だれが、どのような方法で殺害したのか。犯人探しをする中で、さまざまな事情や真実を知っていく。
内容もおもしろく、序盤からさまざまな伏線も張り巡らされており、読み進めるとどんどん真相に迫っていける。プレイヤーが持っている情報とキャラクターが持っている情報にも差があるため、アレコレ考えながら進めていくのも楽しい。
真相を知ってからもう一度読み直すと意外な伏線やトリックに気づけるので、推理小説などが好きな人はとくにハマるだろう。
ストーリーの途中や、殺人が起こった後は捜査パートになる。
3D空間をスワイプで自由に動き回ったり、タップして気になるオブジェクトなどを調べて物証を集めていくのが基本だ。
また、殺人が起こる前の自由行動時間には、任意のキャラクターと交流してプレゼントを贈ることも可能。いつ死ぬか、敵対するかはわからないが好きなキャラと仲を深めて情報を得ていく。
探索パートではおもに学園内を移動したり、キャラクターに話しかけて証拠やアリバイなどを聞いていくのだが、この探索モードも独特の雰囲気になっている。
3D空間に2Dイラストのキャラやオブジェクトが置かれており、平面的なのに立体感を持つ不思議な描写だ。本棚や黒板など、気になるポイントは画面をタップすればすぐに調べられるので、学園中を探索して証拠を集めていこう。
殺人が起きてしまった後は、だれが犯人かわからないまま生存者全員の調査を進めることになる。
死体を発見したのはだれか、発見時のアリバイなど、後の学級裁判で必要な情報を集めていく。
証拠が十分に集まった後は、いよいよ学級裁判がスタート。
殺人を起こしたクロを見つけ、シロ全員での生存を目指すことになる。
捜査パートが終わると、生存者全員が集まり学級裁判が始まる。
ここでは参加者が自分の持っている情報を提示したり、思い思いの推理で犯人を捜していく。これに対してプレイヤーは、集めた情報を元に相手の発言の矛盾や嘘を見抜いていくのだ。
学級裁判のあいだは、豪華声優陣によるフルボイス演出で進行するため、音量を上げてプレイしよう。
議論が始まるとキャラクターたちがしゃべり出し、画面の左下にはいくつかの証拠が“コトダマ”として表示される。
ここで選んだ“コトダマ”を、しゃべっているキャラクターのセリフに向けてタップして撃つのが基本の操作。画面をスライドすると撃ち出すコトダマをスムーズに変えられる。
この議論はノンストップでつぎつぎとセリフが流れていくが、一回限りではなくタイムが続く限り何度も同じ議論をくり返していく。
これに対してプレイヤーは的確に証拠を突きつけて、相手の証言を真実だと後押ししたり、矛盾を指摘して論破しなくてはならない。コトダマを弾丸のように射出し、キャラクターのセリフを撃ち抜いていくのが議論パートのおもしろいところだ。
最初は慌ただしく議論が進むため焦るのだが、慣れてくると相手のセリフを適切なコトダマで撃ち抜くのが気持ち良くなってくる。
また、本作からの追加要素として、真実だけでなく嘘の証言を突きつけることも可能になった。
証拠はないがだれかを庇いたい、あるいは嘘の情報で犯人を動揺させるなど、ときには嘘の証言が議論を有利に進められることもある。
ただし、当然ながら嘘は諸刃の剣。もし嘘だとバレれば、信用を失い発言力を失ってしまうので注意が必要だ。
どこで嘘をつくのか、見抜かれる心配はないかを考えながら撃ち出すことになるので、議論中は緊張感が漂う。
セリフに対してタイミングよくコトダマを撃つ議論以外にも、状況の変化に応じてさまざまな推理が発生していく。
ときには話し合いの中で出た推理に対して、証拠を自分で選んで提出することも。ここで一度間違った程度ではゲームオーバーにならないが、失敗が続くと信頼を失い評価が落ちていくので、慎重に考えて発言していこう。
そのほかの新要素として、議論が紛糾して複数の証言が交錯するパニック議論や、意見が対立した際に2グループに分かれて意見をぶつけ合う議論スクラムなどがある。
パニック議論は、複数のキャラが同時に話して証言を始める現象。それぞれが自分の話をする中、的確に矛盾を見つけて撃ち抜かないといけないので通常の議論より難しくなっている。
議論スクラムは、集まってきた証拠に対してひとつひとつ論破していく団体戦。
相手が話題としている内容に対して、反論できるキャラを選択してすべての議論に対抗していく。こちらは細かな証拠を提示する必要がなく、ここまで出てきた議題の答え合わせのような内容となっている。
すべての証言に反論をして、全論破をする気持ちのいいモードだ。
議論をくり返し、犯人像がつかめてきたらいよいよクライマックス。
最後に使用されたトリックや道具を暴くアナグラムや、理論武装を固めた犯人を追い込むリズムゲームなどをプレイして議論は決着に向かう。
すべての証拠が出そろった後は、犯行のあらましを整理してオシマイ。
マンガのコマになっている犯人の動向に対して、適切なピースを埋めて殺人が起こった手順を整理していく。ここまで来たら、犯人の動機や殺害トリックなどがすべて明らかになる。
証拠を集める捜査パートではもちろん、推理や議論を重ねても最後まで犯人が予想できないほどよく練られたトリックになっているので、最後にすべてがわかったときにはアッと驚かされるだろう。
見事にクロを言い当てた後は、犯人を処刑する“おしおきタイム”が始まる。これはシリーズ恒例の要素で、犯人が悪趣味で残虐な処刑をされるというもの。
どうすればこんな処刑方法を思いつくんだと言いたくなるような、クレイジーな展開が待ち受けている。各キャラの設定や性格にちなんだバリエーション豊かなおしおきを見るのも、本作の醍醐味だ。
いつ殺人が起きるかわからない閉鎖空間で、犯人を捜す捜査や推理をくり返していく『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期 Anniversary Edition』。殺害方法がよく練られているだけでなく、文章内に潜む叙述トリックなども見どころで、一度プレイした後ももう一度読み直したくなる内容になっている。
時折挟まれるモノクマたちの寸劇、おしおきタイムなど『ダンガンロンパ』シリーズならではの独特の世界観が堪能できるため、推理アドベンチャーなどが好きな人はぜひプレイしてみてほしい。
スマートフォンでの操作も最適化されているため、プレイ中に不満を感じる場面は一切なかった。むしろタップやスワイプで手軽に操作できるぶん、遊びやすくなっている。
スマホ版の追加要素としてキャラクターギャラリーや、過去に登場したグッズイラストなどが見られるアルティメットギャラリーも実装されているので、すでにプレイしたことがある人もあらためてプレイしてみてはいかがだろうか。
対応機種 | iOS/Android |
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価格 | 1960円[税込] |
ジャンル | アクション |
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メーカー | スパイク・チュンソフト |
公式サイト | https://www.danganronpa.com/ |
配信日 | 配信中 |
コピーライト | ©Spike Chunsoft Co., Ltd. All Rights Reserved. |
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