『逆転オセロニア』いちこ(お泊まりスクープ)/世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s 【FILE215】
2024-07-13 19:00
2022-05-07 19:00 投稿
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逆転オセロニア
ドーモ、世界のザキヤマです。
5月1日より2022 2ndシーズンが開幕。これに伴い、新シーズン恒例の超駒3体が追加されました。
いろいろ試してみましたが、実装から日が浅いこともあり、正直なところバーストバリアも含めてしっかり使いこなせている気がしません。新要素を試行錯誤するのもシーズン節目の醍醐味ですねえ……。
ちなみにこれら3体はいずれも武器の名を冠していることが特徴。発表前の意味深な“SWORD OF BURST”というワードはこれを指していたわけですね。
もっともそれぞれの元ネタからすると、フェイルノート=弓、村正=刀、ゲイ・ボルグ=槍なわけで……。“ソード”の部分へのツッコミどころは大いにあるのですが、思い返せばいわゆる“伝説の武器”をモチーフにしたオリジナルキャラって、『オセロニア』にはいなかったハズ。
なので今後はそれこそエクスカリバー、アロンダイト、フラガラッハ、グラム、天叢雲剣といった有名どころの伝説武器キャラがちょくちょく出てくるのでは? と予想しています。
さて、フェイルノート、村正、ゲイ・ボルグの3体の進化・闘化ですが、中でもいちばん使っているのは進化のほうのフェイルノートです。
召喚系のキャラは無条件で好きなのですが、即効性が高い召喚を2体×2ターン継続という時点で明らかに優秀。使いやすいことこのうえナシです。
あとは編成条件が緩いのもうれしいところ。召喚駒のスキルが攻防一体ということもあり、神デッキならばとりあえず積んでおいてソンなし。キンマモン、ヴィーナス、トゥールラと同レベルで優秀な性能と言って差し支えないでしょう。
とはいえ、使うタイミングによっては召喚駒の2ターン雷撃を使い切る前に返されてしまうこともあり、フルダメージを出せない状況もあります。
このあたりは本当に判断力が大事になってくるなあと実感しつつ、強いことは強いものの「置くだけでつねに100%の力を出せるわけではない」という、若干クセがあるところも好みです。
先に述べた通り、汎用性がやたら広いため今後も色々な使いかたが出てきそうですが、現状は進化ヘスティアーデッキへの編成がお気に入りです。
ヘスティアーもクセが強く大好きなのですが、くり返し使えることも含めてかコンボの囁き特殊が1枚700とちょっと控えめだったことがネックでした。ただ、フェイルノートとうまいこと組み合わせると、わりと早めに最大倍率まで持っていけるんですよね。
神の召喚系は、ガブリエルなど「そもそも増やすこと自体を目的」としたものを除けば、時限ナシだと1枚増やすのが基本だったのですが、2枚×2ターンとペースの早さから囁き系と相性がよいうえ、コンボ導線を手軽に作れるのも◎。
なお武器としてのフェイルノートは、さまざまなゲームやマンガにも登場する知名度の高い弓。原典はかの有名な『アーサー王伝説』で、円卓の騎士トリスタンが持つとされています。
フレーバーにも「ある騎士が所有していた」と明言されているので、素直に考えるならばトリスタンという名のキャラが今後出て来そうではあるのですが……。
ただこちらのトリスタン、設定としては騎士ではなくギャンブラー。弓を使うような描写もなく、“呪いの腕輪”なるものにまつわるストーリーが中心となっているので、けっこうな確率でフェイルノートとは関係がない、単純な名称一致と思われます。
ただ、コラボを除けば基本的に同名キャラは出てこないハズなのでどうしてくるのか……。フレーバーやセリフでしかふれられなかったキャラが後から追加されるのも『オセロニア』の楽しみのひとつなので、引き続き期待していきたいですね。
ちょっとセンシティブなネタなので取り上げるか悩んだのですが、フェイルノートを語るうえで、登場1日という超スピードで実施された性能調整を避けるのは難しかったので、思うところを少し書かせてください。
結論から言えば、個人的には大賛成でした。
経緯としては、5月1日に登場⇒反響が大きく5月2日に性能調整(ナーフ)だったわけですが、どう控えめに見たって元の性能は突出しすぎていたんですよね。
召喚駒が露骨に強すぎて、HPが高ければボルトヒールの攻撃部分が破格すぎるし、低ければ回復部分でかなりリーサルをズラせますし……。そもそもナーフした現時点でも十分優秀なので、あのまま放っておいたらたぶん大変なことになっていたと思います。
ちなみにフェイルノートは使い勝手もそうなんですが、キャラデザやCVも含めて自分が好きな要素が爆盛りなんですよ。ただ、キャラパワーが高すぎるとこれに引き摺られディスられる傾向にあり、このせいで本来の魅力が損なわれる状況に陥るとすごく悲しいわけです。
ソーシャルゲームのキャラクターはプレイヤーから見た際、「イラストに声と性能が付いている」という表面的な部分だけを切り取ると記号化が避けられない宿命はあるものの、実際はいろいろな人が携わり、さまざまな工程を経て産まれた「総合的な作品」です。
僕はそうしたバックグラウンドがわりと気になってしまうので、性能だけでキャラそのものがああだこうだ言われマイナス評判を目にしてしまうと、どうにも気分が凹んで仕方がないんですよね。
とはいえ、実際にプレイしていると性能由来のバイアスを完全に無視することが難しい面もあるので……、有り体に言えば「強すぎると推しにくく」なってしまうわけです。もちろん性能調整は対戦環境に配慮した結果ではあるのでしょうが、個人的には「キャラの魅力を守ってくれた」側面もあると思い感謝しています。
さて、僕のお気持ち表明はこの辺に留めまして、大枠から今回の事例を見ていきましょう。じつは『オセロニア』って、対戦ゲームとしては性能調整にメチャクチャ慎重なタイトルなんですよね。
これはインタビューなどでも度々耳にしたのですが、理由としては「その性能を期待して引いてくれたプレイヤーがいる」、という部分をものすごく重要視しているんです。商売という点から見ると極めて誠実と思います。
それゆえ、キャラそのものの性能に手を入れることは極力避けてきたわけで、結果として、クラスマッチなど一部コンテンツのみに適用される“スキルバッジ”などの登場にもつながりました。
だからこそ、今回の即ナーフというのはある意味で過去最高の英断だったと感じています。対戦環境に多大な影響を与えたファヌエル・ベルゼブブ問題(通称ファヌブブ)の時ですら、抜本的なところで手を入れることを徹底的に避けてきたことを考えると、本当に異例なんですよね。
あとは「『天スラ』コラボ第2弾のベニマル(闘化)がS駒としてあまりに弱すぎる」という声が寄せられた結果、性能アップが図られたこともありますが、本当に片手で数えるくらいしかない事例です。まして鳴り物入りで登場したシーズン切り換わりの超駒がすぐに弱体化されるなんて、これまでの『オセロニア』からすると本当にあり得ないことでした。
今回のフェイルノートの性能調整は「非常にスピード感と柔軟性のある好対応だった」と認識しています。また、今後も似たケースで同様の対応が取られる可能性もあるので、「前例を作った」ということ自体が、長い目で『オセロニア』を見た際に重要な転機となるのではないでしょうか。もちろん、こうした状況にならないほうがいいのは言うまでもありませんが……!
ちょっと小難しい話も混じりましたがまとめると「フェイルノートはかわいい! 使っても楽しいし推せる! 生まれてきてくれてありがとう!」といったところでした。それではまた!
【“世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s ”のまとめはこちら】
文/世界のザキヤマ(@zakiyamaofworld)
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